185系は、東海道線で運用されていた153系電車の置き換えを目的に1981年に導入されました。
翌1982年には高崎線などで使用されていた165系電車を置き換えるため、耐寒耐雪装備や横軽対策を施した車両が増備され、1982年までに合計227両が製造されました。
1987年の国鉄民営化前に製造された車両であることから、「国鉄型」と呼ばれています。
東海道線では特急「踊り子」や「湘南ライナー」として、高崎線では新特急「谷川」や「草津」として、東北本線では新特急「なすの」などとして活躍しました。
定期運用としては、東海道線の特急「踊り子」や「湘南ライナー」、「おはようライナー新宿」、「ホームライナー小田原」が最後となり、2021年3月のダイヤ改正まで約40年間走り続けました。
現在は第一線から退き、臨時列車として陰から人々の足を支えています。
更新日: 2024年11月16日
貴重となった185系の座席や車内設備、運転日を徹底解説!
1981年に東海道本線で運用されていた153系電車の置き換えを目的に導入された185系。2021年3月に定期運用を退き、今や臨時列車でしかお目にかかれない、貴重となった「185系」ですが、臨時列車での運行日の確認方法や、車内の様子について写真と共に解説していきます!
国鉄型車両「185系」とは?
落ち着いた配色でひじ掛け付きの「普通車」
登場時の普通車の配色は、軽快な雰囲気とするために明るい暖色系を基本に、天井はチェック模様、側内張りは布目模様、室内妻板はコルクモザイク模様とし、カーテンは緑の横縞模様としていました。
1995年9月から1998年11月にかけて、新前橋電車区の200番台に更新工事が行われました。この工事で普通車の座席を回転式リクライニングシートに変更してより特急形らしい設備とし、化粧板の交換や床の塗り床加工、客室ドアをフットマット式からセンサー式へ交換などが施工されました。
1999年から2002年にかけて、田町電車区の185系もリニューアル工事が行われ、普通車の座席がリクライニングシートに交換されたほか、化粧板の交換などが行われ、普通車の仕切り扉はマットスイッチ式からセンサー式に変更されました。
普通車のシートピッチは910mmです。2つの窓が連続しており、外窓枠が銀色なのが特徴です。
1995年9月から1998年11月にかけて、新前橋電車区の200番台に更新工事が行われました。この工事で普通車の座席を回転式リクライニングシートに変更してより特急形らしい設備とし、化粧板の交換や床の塗り床加工、客室ドアをフットマット式からセンサー式へ交換などが施工されました。
1999年から2002年にかけて、田町電車区の185系もリニューアル工事が行われ、普通車の座席がリクライニングシートに交換されたほか、化粧板の交換などが行われ、普通車の仕切り扉はマットスイッチ式からセンサー式に変更されました。
普通車のシートピッチは910mmです。2つの窓が連続しており、外窓枠が銀色なのが特徴です。
シートピッチが広く足元広々の「グリーン車」
グリーン車は落ち着いた雰囲気とするため、側内張り・室内妻板ともにベージュと茶色の革絞模様、窓枠と内帯はレモンゴールドとし、カーテンはベージュを基調とした金色の波模様としています。
1998年に田町電車区、翌1999年には新前橋電車区のグリーン車の座席がリニューアルされ、バケットタイプに交換が行われています。
側面窓を開閉式にしたことに伴い、従来の特急形車両のように横引カーテンだけでは窓を開けた際に問題が生じるため、普通車・グリーン車とも巻き上げカーテンを併設しています。
グリーン車のシートピッチは1,160mmです。窓配置は独立型で、普通車よりリクライニングが深く倒れ、フットレストが装備されていることが特徴です。
普通車と異なり、ひじ掛けはありません。
なお、185系におけるグリーン車は2023年に形式消滅となっています。
1998年に田町電車区、翌1999年には新前橋電車区のグリーン車の座席がリニューアルされ、バケットタイプに交換が行われています。
側面窓を開閉式にしたことに伴い、従来の特急形車両のように横引カーテンだけでは窓を開けた際に問題が生じるため、普通車・グリーン車とも巻き上げカーテンを併設しています。
グリーン車のシートピッチは1,160mmです。窓配置は独立型で、普通車よりリクライニングが深く倒れ、フットレストが装備されていることが特徴です。
普通車と異なり、ひじ掛けはありません。
なお、185系におけるグリーン車は2023年に形式消滅となっています。
「185系」に乗ってみたい!運転日はいつなの?
2024年現在は定期運用が無く、臨時列車のみで運用されています。
(2024年1月現在、全車両普通車のB6編成およびC1編成の6両編成2本が残っています。)
直近では、以下の列車の運転が予定されています。
(運転日、時刻は下記のリンクからご覧ください。)
■「特急 谷川岳もぐら号」(大宮→越後湯沢)
■「特急 谷川岳ループ号」(越後湯沢→大宮)
季節ごとの臨時列車として今でも運行されることがあるので、こまめにお知らせをチェックしてみると、乗車できるチャンスが訪れるかも!?
そのほか、JR東日本びゅうツーリズム&セールスでは、185系電車にご乗車いただけるプランを発売しています。
詳しくは「JR東日本」および「JR東日本びゅうツーリズム&セールス」の公式ページを見てみてくださいね。
(2024年1月現在、全車両普通車のB6編成およびC1編成の6両編成2本が残っています。)
直近では、以下の列車の運転が予定されています。
(運転日、時刻は下記のリンクからご覧ください。)
■「特急 谷川岳もぐら号」(大宮→越後湯沢)
■「特急 谷川岳ループ号」(越後湯沢→大宮)
季節ごとの臨時列車として今でも運行されることがあるので、こまめにお知らせをチェックしてみると、乗車できるチャンスが訪れるかも!?
そのほか、JR東日本びゅうツーリズム&セールスでは、185系電車にご乗車いただけるプランを発売しています。
詳しくは「JR東日本」および「JR東日本びゅうツーリズム&セールス」の公式ページを見てみてくださいね。
JRE MALLショッピングでは、今でも「185系グッズ」が現役です!
定期運用から退いた後も鉄道ファンから人気の高い「185系」。
JR東日本グループが運営するショッピングモール「JRE MALLショッピング」では、今でも多くの「185系グッズ」を取り揃えています。過去には「JRE MALLオークション」で、185系の座席が販売されたことも!
欲しかったあの品も、「JRE MALLショッピング」では見つかるかも。日々の生活でコツコツ貯めたJRE POINTでお得に「185系グッズ」を手に入れましょう!
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JRE MALLチケットでは「185系を使ったイベント」も開催!
JR東日本のイベントチケットサイト「JRE MALLチケット」では、185系を使用したイベントも不定期で販売しています。
過去には、185系の運転体験や撮影会、回送列車の乗車体験が実施されたことも。
普段とは異なる視点で185系を楽しみたい方は、是非「JRE MALLチケット」で探してみてはいかがでしょうか。
過去には、185系の運転体験や撮影会、回送列車の乗車体験が実施されたことも。
普段とは異なる視点で185系を楽しみたい方は、是非「JRE MALLチケット」で探してみてはいかがでしょうか。
185系の座席を楽しめる!ホテルメトロポリタンの宿泊プランも登場
ホテルメトロポリタンさいたま新都心では、2024年10月14日(月・祝)~2025年3月31日(月)の宿泊限定で、JR 東日本最後の国鉄型特急電車である185系と、ホテル自慢のトレインビューが楽しめる宿泊プランを販売しています。
客室内には、実際に185系で使用されていた「客室座席」や「指定席の表示札」が設置されているほか、デッキに備え付けられていた「くずもの入れ」を再現した再現ダストボックスも設置されています。
客室内には、実際に185系で使用されていた「客室座席」や「指定席の表示札」が設置されているほか、デッキに備え付けられていた「くずもの入れ」を再現した再現ダストボックスも設置されています。
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