群馬の温泉地7選｜冬の旅行におすすめ！地図＆アクセス情報付き

群馬県は古くから湯治場として親しまれ、日本有数の温泉王国。
草津温泉、伊香保温泉、四万温泉、みなかみ18湯、万座温泉、磯部温泉、老神温泉など、魅力的な温泉地が点在しています。

地域の自然、歴史、文化に寄り添いながら発展してきた温泉地は、それぞれが異なる物語と個性をもっています。
湯もみや石段街、湯治文化、地元食材を味わう料理…。
温泉を中心にした豊かな旅のスタイルが息づいています。

寒さが深まるこの季節、群馬の温泉で日常を離れ、心も体もゆっくりほぐれる時間を過ごしてみませんか。

群馬の温泉地へは、電車とバスで車なしでも楽しめます。
7つの温泉地のうち 草津・四万・伊香保方面へは特急「草津・四万」のご利用が便利。
乗り換えも少なく、首都圏からスムーズにアクセスできます。

群馬県には約100か所の温泉地（環境省 令和4年度温泉利用状況より）が点在しています。

自然豊かな山岳、高原、渓谷など、変化に富んだ景観の中で湧き出す温泉は、その地域の風土に育まれ、ひとつひとつが個性を持っています。

豊富な湯量や多彩な泉質が魅力で、群馬県はまさに日本有数の「温泉王国」。

各温泉地の位置関係を確認しながら、次に紹介する7つの温泉地をチェックして、冬の旅行計画を立ててみませんか？

草津温泉の中心に広がるシンボル「湯畑」では、毎分約32,300Lもの源泉が自然湧出し、湯けむりに包まれた独特の景観が広がります。

草津の伝統として知られる「湯もみ」は、熱い源泉を薄めずに入浴できるよう、木の板で湯をかき回して温度を調整する技法です。江戸時代から続く湯もみは、草津に根付いた温泉文化を象徴するものとして、今も熱乃湯で実演や体験が行われています。

📍アクセス
JR長野原草津口駅から、草津温泉バスターミナルまでバスで約20～25分

伊香保温泉の石段街は、戦国時代につくられた日本初の計画的温泉都市の名残を今に伝える場所です。
当時、療養のために兵士を収容したことをきっかけに温泉街が形成され、約450年の歴史を刻んできました。

石段周辺には昔ながらの旅館や土産店が立ち並び、温泉地としての趣を感じられます。
地元の名物「水沢うどん」や「湯の花まんじゅう」など、食文化も魅力です。

📍アクセス
JR渋川駅から、バスで約25分

四万温泉は、上毛かるたの「よ（世のちり洗う四万温泉）」の札で馴染み深い温泉地です。
その名は「四万の病を治す霊泉を授ける」という神託に由来するとされ、古くから湯治場として親しまれてきました。1954年には国民保養温泉地の第1号に指定されています。

温泉街には趣の異なる旅館が並び、四万川沿いには木造旅館、足湯、飲泉所、カフェなどが点在。
昔ながらの温泉地の佇まいと、穏やかな自然の風景が調和する、静かな滞在が楽しめる場所です。

📍四万温泉までのアクセス
JR中之条から、バスで約31分

「みなかみ18湯」は、利根川上流部一帯に広がる多彩な温泉地の総称です。
「水上温泉郷」「月夜野・上牧温泉郷」「猿ヶ京・三国温泉郷」の3つの温泉郷を有し、群馬県内で最も多くの温泉地を誇ります。それぞれの温泉地は、異なる泉質や風情を楽しむことができます。

全長2,400メートルの谷川岳ロープウェイは、バリアフリー化されたゴンドラで、どなたでも気軽に空中散歩を楽しむことができます。四季折々の景色を眺められるのも嬉しいポイント。
※料金や営業期間・定休日の詳細は、公式サイトでご確認ください

万座温泉は、長野県に接する上信越高原国立公園内の草津白根山山麓、標高約1,800mの大自然の中に広がる高山温泉地です。
一年を通じて訪れることができる温泉地としては日本最高峰を誇ります（冬季には一部のルートが通行止めになるのでご注意ください）。

メインの泉質である「酸性硫黄泉」は、日本一ともいわれる硫黄成分の含有量を誇り、白濁または黄濁した湯が特徴です。（出典：万座温泉公式ホームページ）

冬の万座では、標高1,800mから降り積もる極上パウダースノーを求めて多くのスキーヤーが訪れます。
雪山でたっぷり遊んだ後は、温泉につかって体をやさしく温めるひとときがを楽しめます。

📍万座温泉までのアクセス
JR万座・鹿沢口駅から、バスで約40分

古くから中山道を往来する旅人や湯治客に親しまれ、「温泉マーク」の発祥地としても知られています。
磯部温泉の湯は保湿性に富み、肌をすべすべ、しっとりにすることから「美肌の湯」としても評判です。また、温泉に加えて砂塩風呂も楽しむことができ、リラクゼーション効果も抜群！

磯部温泉の名物「磯部せんべい」は、磯部温泉の温泉水を使用して作られた伝統的なお菓子で、軽い食感が特徴。プレーン味のほか、ゴマや抹茶などのフレーバーもあり、バリエーション豊かに楽しむことができます。

📍アクセス
JR安中駅から、徒歩で約5分

片品川が流れる渓谷沿いに位置する老神温泉には、赤城山の神（大蛇）と二荒山（日光男体山）の神（大ムカデ）との争いによる開湯伝説が残ります。
毎年5月には、この伝説にちなんだ「大蛇まつり」が開催され、地域に伝わる物語が受け継がれています。
老神温泉の湯は、「赤城山の神・大蛇の傷を癒やした」とされ、皮膚病に効果があると言われています。（出典：老神温泉公式サイト）

温泉街はコンパクトにまとまっており、片品川沿いの田園風景や山々の静けさに包まれています。落ち着いた雰囲気の中でゆったりと温泉街を散策できます。静寂の中で湯に浸かり、心も体もあたたまるひとときを過ごせます。

📍アクセス
JR沼田駅から、バスで約40分

首都圏からの草津温泉・四万温泉・伊香保温泉へのおでかけは、特急「草津・四万」でスムーズにアクセス可能です。
群馬の冬の温泉旅を快適な列車旅から始めてみませんか。

日帰りでの旅行や温泉複数訪問を楽しみたい方には、「ぐんまワンデーローカルパス」も便利です。
フリーエリア内の普通列車が1日乗り放題となるため、温泉巡りや観光をたっぷり楽しむことができます。

群馬には心も体もあたたまる温泉がたくさん。
歴史ある街並みを歩き、自然を感じ、湯に浸かるだけで、日常の疲れがふっと軽くなるような時間が流れます。
どの温泉に行こうか迷ったら、こちらの専用ページもチェックしてくださいね。

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