更新日: 2024年05月22日

鉄道古物の真岡鉄道C1266形式入りナンバープレート引渡し当日の様子をご紹介!

真岡鐵道(栃木県真岡市)では、「SLもおか号」を牽引する蒸気機関車(SL)「C1266号」が、製造から90年を迎えたことから、復元し同機関車に装着している「製造当時に装着していたナンバープレート(形式入りナンバープレート)を復元したもの」を、JRE MALLにて、オークション形式で販売いたしました。
3月17日(日)の夕方、SLもおか号運行終了後に真岡駅構内のSL検修庫にてナンバープレートを落札者の方に引渡し式を行いました。今回の記事では、引渡し式当日の様子をご紹介いたします。

蒸気機関車C1266とは

C1266
▲ 形式入りナンバープレートを装着しているC1266
真岡鐵道にて運行をしている「SLもおか号」の牽引機であるC1266は、旧国鉄時代に製造されたC12形蒸気機関車の66号機として、1933年に日立製作所(山口県)で製造されました。鹿児島や釜石、弘前、上諏訪などで活躍した後、1972年に廃車となり、福島県川俣町内で静態保存されました。

1991年、SL復活を目指す芳賀地区広域行政事務組合へ譲渡され、1993年に動態復活。静態保存されていた福島県川俣町の町名から『川俣号』と命名され、1994年より真岡鐵道真岡線でSLもおか号を牽引しています。

C1266や今回のオークションの経緯について詳しく知りたい方は下記記事も併せてご覧ください。
▶ 真岡鐡道担当者へのインタビュー記事はこちら

C1266 形式入りナンバープレートをJRE MALLオークションにて販売!

C1266 形式入りナンバープレート
▲ C1266 形式入りナンバープレート
2023年12月から2024年3月まで、実際にC1266に装着されていた形式入りナンバープレートがJRE MALLオークションにて以下の商品が販売されました。
※オークションは現在、終了しております。

・真岡鐵道 C1266 形式入りナンバープレート(機関車正面)
・真岡鐵道 C1266 形式入りナンバープレート(機関士側)
・真岡鐵道 C1266 形式入りナンバープレート(機関助士側)
ナンバープレートが3名の方に落札され、3枚で合計約104万円の落札額となりました。

2024年3月17日(日) ナンバープレートの引渡し式が催行!

運行を終えて、真岡駅に帰ってきたSLもおか号
▲ 運行を終えて真岡駅に帰ってきたSLもおか号
落札されたナンバープレートの引き渡し式は、形式入りナンバープレートの装着最終日である2024年3月17日(日)の夕方に執り行われました。

2024年3月17日(日)16時30分すぎ。運行を終えたSLもおか号が真岡駅に帰ってきました。
早速、入換作業が行われ、C1266がSL検修庫に入ります。

形式入りナンバープレートを目の前で取り外し!

C1266のナンバープレートを取り外す様子
▲ C1266のナンバープレートを取り外す様子
C1266がSL検修庫に入り、引渡し式が始まりました。
ナンバープレートを取り外す真岡鐵道の社員の方を、じっと見守る落札者。
ナンバープレートを取り外す工具の音がカチャカチャと響き、厳かな雰囲気での作業となります。

厳かな雰囲気のSL検修庫は、車両の検査で使用した油等の匂いや石炭の匂いによって、蒸気機関車の車庫を五感で体感できます。
落札したナンバープレートが取り外されている様子を撮影する落札者
▲ 落札したナンバープレートが取り外されている様子を撮影する落札者
順番に、形式入りナンバープレートを真岡鐵道の社員の手により落札者の目の前で取り外していきます。
ナンバープレートが取り外される貴重な瞬間を記録しています。この瞬間でしか見られない貴重な時ですね。
取り外された形式入りC1266のナンバープレート
▲ 取り外された形式入りC1266のナンバープレート
取り外されたナンバープレートが輝く様子を見ると、この装着期間の約3か月を力いっぱい駆け抜けた誇りを感じますね。

今回のオークションでは、落札者の方々に取り外し作業からご自宅に飾っていただくまでを思う存分楽しんでいただきました!

この度は真岡鐵道真岡駅まで足を運んで頂きありがとうございました!

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