更新日: 2024年06月28日

大宮総合車両センターでSL蒸気機関車「D51 498」EF65とのコラボ撮影会イベント開催!

2024年6月20日(木)JR東日本 大宮総合車両センターでSL「D51 498」通称デゴイチとJR貨物(日本貨物株式会社)所有の「EF65 1059」「E65 1065」(オリジナル塗粧)を並べた撮影会イベント「D51・EF65コラボ撮影会」を開催します!
他では見ることのできない並びとなり貴重な撮影会となること間違いなし!
この記事では、6月現在入場中の「D51 498」の修繕風景や6月20日(木)開催の家族向けイベントのおすすめ情報をご紹介します。

鉄道のまち大宮のシンボル、大宮総合車両センター

大宮総合車両センター正門横に展示してる「D51 498」
▲大宮総合車両センター正門横に展示してる「D51 498」
大宮総合車両センターは、埼玉県の中心となっている大宮駅の隣に位置し1894年当時の日本鉄道株式会社 業務部 汽車課として設立されて以来、130年にわたって鉄道車両のメンテンナンスや新造・改造を行っています。

現在、大宮総合車両センターは首都圏を走る通勤車両や特急車両を主に担当しています。また、今回のイベントでも使用され、近年話題になることが多いSLについても、JR東日本管内のSL修繕は、大宮総合車両センターが担当しています。

このように現在も新旧の技術が混在し、鉄道車両の歴史が全て集約されているといっても過言ではない大宮総合車両センター。いまや、「鉄道のまち 大宮」のシンボルとして欠かすことのできない存在となっています。

東日本旅客鉄道株式会社 大宮総合車両センター
〒330‐0853 埼玉県さいたま市大宮区錦町1017
048‐664‐0049

大宮工場創立130周年を記念したヘッドマーク

大宮工場創立130周年記念ヘッドマーク
▲大宮工場創立130周年記念ヘッドマーク
大宮総合車両センターは、1894年当時の大宮工場設立から今年で130周年を迎えます。
この間、SLの新造・復元やカシオペアの新造等、皆さまも知っているような電車に携り、歴史に築いていく一人として日々技術の向上に努め、信頼性の高い快適な車両を提供するべき業務に取り組んできました。

今回、大宮工場創立130周年とイベント開催を記念し、大宮工場創立130周年記念ヘッドマークを作製しました。こちらのヘッドマークは、大宮総合車両センター社員によるデザインとなっています。

デザインは、カシオペア等のシンボルである星をモチーフにデザイン(上)、鉄道の原点であり、大宮工場でも新造していたSLを真ん中にし、煙室扉ハンドル部分を130thの0に見立てたデザイン(中)、桜は大宮区のシンボルフラワーとして制定しており、4月の大宮総合車両センター正門横「D51 498」と桜の並ぶ綺麗な夜景をモチーフにデザイン(下)となっています。

大宮工場創立130周年記念ヘッドマークは、6月開催のSL「D51 498」イベントで使用し、1年を通してこのヘッドマークをシンボルマークとして盛り上げていきます。

大宮総合車両センター入場中「D51 498」の修繕風景

軸箱の溶接・盛金の修繕風景
▲軸箱の溶接・盛金の修繕風景
2024年6月現在大宮総合車両センターでは、群馬県の高崎を起点としSLぐんまでも知られているSL「D51 498」が入場・修繕を行っています。

「D51 498」は、1988年(昭和63年)に動態保存として復活して以来、大宮総合車両センターで修繕を行っています。
大宮総合車両センターでの修繕では、SLの部品を分解するとこから始まり、各部品の修繕・作製等を行い、奥深くまでメンテナンスをしていきます。
そこで、今回入場中に修繕を行った風景をご紹介します。
列車は走行中、上下左右運動を行います。
そのときに部品同士の鉄と鉄が擦れることで摩耗が発生します。上記の写真は、摩耗した部分の溶接・盛金を行い、後にフライス作業やグラインダー作業を行い、元の指定寸法にしているところです。
SL部品の作製風景
▲SL部品の作製風景

SLには数えきれないほどの部品が備わっています。部品によっては受注生産としてできますが、旋盤等の機械を使用し、社員の手で一から作製することが多くあります。
シリンダー内部リング削り作業風景
▲シリンダー内部リング削り作業風景
JR東日本社員の手で一個一個丁寧に手作業で削り、溝を作製していきます。数が多く難しい作業でありますが、匠の技が光ります!
このようにSLの修繕は社員一人ひとりの技術が発揮し、SLが完成していく姿は感動ものです!7月にはすべての作業が完了し出場となりますので、これからより完成に近づくので楽しみです!

2024年6月20日(木)「D51・EF65コラボ撮影会」開催‼

「D51・EF65コラボ撮影会」
▲撮影会イメージ(写真は、別車両のEF65 1139、C57 180)
JR東日本 大宮総合車両センターでは大宮工場創立130周年を迎えます。そこで、大宮工場創立130周年としてSL「D51 498」各種有料イベントを開催します。
ここからは、2024年6月20日(木)に大宮総合車両センターで開催する撮影会イベントをご紹介します。

「D51・EF65コラボ撮影会」
●開催日時
2024年6月20日(木) 13時00分~15時45分

●販売価格
1人100,000円(税込)
※16歳以上が対象となります。

●募集人数
30人

●内容
JR東日本所有「D51 498」とJR貨物(日本貨物鉄道株式会社)所有のEF65形式2両「EF65 1059」「EF65 1065」の機関車3両を並べた撮影会
※SLは有火状態となります。EF65はパンタ上昇・前照灯点灯となります。随時、状態の変更可能。

D51・EF65コラボ撮影会では「D51 498」が1988年当時の姿で復活!

「D51 498」復活した1988年当初の再現内容
▲「D51 498」復活した1988年当初の再現内容

イベントで撮影できる「D51 498」は、上越線の後閑駅前で「静態保存」されていましたが、1988年に大宮総合車両センターにて復元し、「動態保存」の蒸気機関車として復活しました。

復活当時は、現在の状態と大きな変化はありませんが、一部で違いがあります。
上記の写真のように当時はATS‐Pが付いてなく、スノウプラウもありませんでした。結構有る無いで見た目が変わりますね!
他にも銘板の変更やロッドを赤にする等、長年の愛好家から見ると懐かしく感じると思います。

この復活当時の再現を見るのはとても貴重なので、今後見ることができない可能性が高いです!
ぜひお見逃しなく!

EF65形式貨物オリジナル塗粧に復元した「EF65」は、1988年当時の姿を再現

「EF65 1059」と「EF65 1065」
▲「EF65 1059」と「EF65 1065」

大宮総合車両センターに併設されている大宮車両所は、電気機関車を主にメンテナンスを行っております。
今回撮影会で並べる車両は、他のEF65形を使用してEF65形式貨物オリジナル塗粧に復元した機関車を使用。
この2両の機関車は、1987年に貨物オリジナルの塗粧をまとっていた当時を再現しており、「D51 498」も1988年当時の姿を再現しています。
この機関車3両は、1988年当時、実際に走行していた姿であり、昔にタイムスリップした風景を見ることができるとても貴重な撮影会となります。

「D51・EF65コラボ撮影会」ではヘッドマークの着せ替えを行います

掲出予定ヘッドマーク
▲掲出予定ヘッドマーク

「D51・EF65コラボ撮影会」では、D51とEF65にヘッドマークを掲出し、20分ごとに交換を行います。

各機関車ヘッドマーク3種類ずつ、最後は掲出無し、となりますので様々なD51・EF65を撮影していただけます。
※掲出内容は変更になる場合があります。

大宮工場創立130周年記念ヘッドマークコースタープレゼント

参加特典 オリジナルコースター
▲参加特典 オリジナルコースター
イベント参加者全員に嬉しい特典!
大宮工場創立130周年記念ヘッドマークコースターをプレゼント!
コースターへの印字は、大宮総合車両センター社員が作製しました!

今回のコラボ撮影会は、貴重な並びの機関車を見る大チャンス!この機会をお見逃しなく!
ぜひ、カメラに素敵な写真をおさめませんか?

「D51・EF65コラボ撮影会」イベント購入方法

●販売期間
2024年5月24日(金)10時00分~2024年6月17日(月)23:59まで

購入は以下のページからとなります。
「D51・EF65コラボ撮影会」購入はこちら

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