中央・総武各駅停車の主要車両基地である「JR東日本 三鷹車両センター」。
東京都三鷹市に位置し、三鷹駅に隣接する、日々の車両の点検や修理、清掃などを行う車両基地です。
お客さまに高品質な輸送サービスを提供するために日々、車両のメンテナンスを行っていて650両(2023年4月現在)の車両が在籍しており、中央・総武各駅停車の輸送を担っています。
この記事では、首都圏の安全運行を支えるJR東日本三鷹車両センターについてご紹介します!
更新日: 2024年11月20日
中央・総武各駅停車の車両基地「JR東日本 三鷹車両センター」とは?
中央・総武各駅停車の主要車両基地である「JR東日本 三鷹車両センター」。東京都三鷹市に位置し、三鷹駅に隣接する、日々の車両の点検や修理、清掃などを行う車両基地です。お客さまに高品質な輸送サービスを提供するために日々、車両のメンテナンスを行っています。650両(2023年4月現在)の車両が在籍しており、中央・総武各駅停車の輸送を担っています。この記事では、首都圏の安全運行を支えるJR東日本三鷹車両センターについてご紹介します!
三鷹車両センターとは?
現在、三鷹車両センターに所属する車両
①E231系0番代(中央・総武各駅停車)
中央・総武各駅停車のE231系0番代は、それまで主力であった103系・201系・205系を置き換える目的で2000年に投入されました。
209系やE217系に続く標準型車両で、情報技術の大幅な導入により制御システムを一新した車両です。
209系500番代と同様に幅広車体となり、混雑緩和を図っています。
全盛期には46編成が在籍していましたが、2017年からそれまで山手線で運用されていたE231系500番代の中央・総武各駅停車への転入が開始され、それに伴い一部に置き換えが発生。
八高線・川越線や、武蔵野線、常磐快速線に転用されました。2024年8月現在では、6編成が在籍しています。
209系やE217系に続く標準型車両で、情報技術の大幅な導入により制御システムを一新した車両です。
209系500番代と同様に幅広車体となり、混雑緩和を図っています。
全盛期には46編成が在籍していましたが、2017年からそれまで山手線で運用されていたE231系500番代の中央・総武各駅停車への転入が開始され、それに伴い一部に置き換えが発生。
八高線・川越線や、武蔵野線、常磐快速線に転用されました。2024年8月現在では、6編成が在籍しています。
②E231系500番代(中央・総武各駅停車)
中央・総武各駅停車のE231系500番代は、山手線へのE235系導入に合わせて中央・総武各駅停車への転用されました。
拡幅車体という点では、従来の209系500番代やE231系0番代と同様ですが、前面のデザインが大きく異なるほか、ドア上には従来のLED表示器に代わり、広告や停車駅案内が表示される液晶モニターが2基設置されるなど、情報提供の充実化が図られています。
2024年8月現在、52編成が在籍しています。
拡幅車体という点では、従来の209系500番代やE231系0番代と同様ですが、前面のデザインが大きく異なるほか、ドア上には従来のLED表示器に代わり、広告や停車駅案内が表示される液晶モニターが2基設置されるなど、情報提供の充実化が図られています。
2024年8月現在、52編成が在籍しています。
③E231系800番代(中央・総武各駅停車、東京メトロ東西線)
中央・総武各駅停車から東京メトロ東西線に乗り入れるE231系800番代は、従来の103系1000・1200番代および301系を置き換えることを目的に、2003年に導入されました。
中央・総武各駅停車で運用される黄色の車体のE231系と形式は同じながら、地下鉄に乗り入れる仕様のため、ストレート車体になっているほか、前面には非常用の貫通扉が付いているなど、異なる仕様となっているのが特徴です。
2024年8月現在、7編成が在籍しています。
中央・総武各駅停車で運用される黄色の車体のE231系と形式は同じながら、地下鉄に乗り入れる仕様のため、ストレート車体になっているほか、前面には非常用の貫通扉が付いているなど、異なる仕様となっているのが特徴です。
2024年8月現在、7編成が在籍しています。
過去に三鷹車両センターに所属した車両
①103系
103系は中央線快速電車用の車両が1981年まで所属していたほか、地下鉄東西線乗り入れ用の103系1000・1200番代が2003年まで所属していました。なお、中央・総武各駅停車の103系は、千葉支社の習志野電車区(千ラシ)所属でした。
②301系
103系1000番代・1200番代と同じく、地下鉄東西線への乗り入れ用車両として、1966年にデビューしました。以降、E231系800番代に置き換えられる2003年まで所属していました。
③201系
201系は、1979年に中央線快速電車用の900番代の試作車1編成が投入されたほか、1981年には追加の8編成が三鷹車両センターに投入されました。
1986年に中央・総武各駅停車用に転用され、以降209系500番代、E231系0番代に置き換えられる2001年まで在籍していました。
1986年に中央・総武各駅停車用に転用され、以降209系500番代、E231系0番代に置き換えられる2001年まで在籍していました。
④205系
中央・総武各駅停車の205系は、1989年にデビューし、延べ5編成が投入されました。
1998年に209系500番代、2000年にはE231系が投入され、2001年に中央・総武各駅停車から引退。
最後まで中央・総武各駅停車で活躍していた205系の3編成は京葉線や武蔵野線、南武支線などに転用されました。
1998年に209系500番代、2000年にはE231系が投入され、2001年に中央・総武各駅停車から引退。
最後まで中央・総武各駅停車で活躍していた205系の3編成は京葉線や武蔵野線、南武支線などに転用されました。
⑤209系500番代
中央・総武各駅停車の209系500番代は、それまで主力であった103系・201系・205系を置き換える目的で1998年に投入されました。
従来の103系や201系、205系と比べて拡幅車体になっているのが特徴で、乗車人員も144名(103系)から162名(209系500番代)へ約1割増えました。
2017年からそれまで山手線で運用されていたE231系500番代の中央・総武各駅停車への転入により、徐々に置き換えられ、2019年に中央・総武各駅停車から引退しました。
中央・総武各駅停車で活躍していた209系500番代は、京葉線や八高線・川越線、京浜東北線、武蔵野線などに転用されました。
従来の103系や201系、205系と比べて拡幅車体になっているのが特徴で、乗車人員も144名(103系)から162名(209系500番代)へ約1割増えました。
2017年からそれまで山手線で運用されていたE231系500番代の中央・総武各駅停車への転入により、徐々に置き換えられ、2019年に中央・総武各駅停車から引退しました。
中央・総武各駅停車で活躍していた209系500番代は、京葉線や八高線・川越線、京浜東北線、武蔵野線などに転用されました。
⑥115系
現在では中央本線の普通列車は立川駅までしか乗り入れませんが、1993年までは新宿駅まで乗り入れていました。
中央本線の普通列車が新宿駅まで乗り入れていた当時、115系は三鷹車両センターに所属し、1986年に豊田車両センターに転属されました。
中央本線の普通列車が新宿駅まで乗り入れていた当時、115系は三鷹車両センターに所属し、1986年に豊田車両センターに転属されました。
⑦165系・169系
ジョイフルトレインの165系パノラマエクスプレスアルプスや、通称三鷹色と呼ばれる波動用の169系が所属していました。
波動用の169系は、「新幹線リレー号」や「ホリデー快速むさしの号」などを中心に充当され、2003年まで在籍しました。
パノラマエクスプレスアルプスは、団体列車を中心に運用されましたが、2001年に富士急行に譲渡され、その後も「フジサン特急」として2016年まで活躍しました。
波動用の169系は、「新幹線リレー号」や「ホリデー快速むさしの号」などを中心に充当され、2003年まで在籍しました。
パノラマエクスプレスアルプスは、団体列車を中心に運用されましたが、2001年に富士急行に譲渡され、その後も「フジサン特急」として2016年まで活躍しました。
三鷹車両センターの関連動画
We are waiting for you(新宿運輸区・中野電車区・宮城野原運輸区制作)
中央・総武各駅停車に乗務する中野電車区、湘南新宿ラインや東海道線に乗務する新宿運輸区、仙石線に乗務する宮城野運輸区の乗務員が、普段どのように電車を運転しているか、安全を保っているか、快適さを提供しているかなど、仕事をご紹介するためにタッグを組んで制作しました。
これまで三鷹車両センターで開催されたイベント
① E231系800代 20th Anniversary撮影会 ~209系1000代を添えて~
2023年11月23日(木)に三鷹車両センターにおいて、同じ見た目ながら形式が異なる、東京メトロ東西線乗り入れ用のE231系800番代と、中央線快速電車用の209系1000番代の2車種を並べた撮影会が実施されました。
当日は、E231系800番代に掲出している20周年記念ヘッドマーク2種類をそれぞれの車両に掲出した状態で展示されたほか、前面の行先表示も10毎に変更されました。
普段は並ぶことの珍しい2車種の撮影会ということもあり、即日完売しました。
当日は、E231系800番代に掲出している20周年記念ヘッドマーク2種類をそれぞれの車両に掲出した状態で展示されたほか、前面の行先表示も10毎に変更されました。
普段は並ぶことの珍しい2車種の撮影会ということもあり、即日完売しました。
②親子限定!三鷹車両センター体験ツアー
2022年6月4日(土)、18日(土)の2日間、小学1~3年生の子どもと保護者のペアを対象に三鷹車両センターにて体験ツアーが行われました。
実際の中央・総武各駅停車のE231系車両を用い、本物の運転席での写真撮影や、運転シミュレータ、車掌放送、ドア開閉体験、車両床下見学など盛りだくさんの体験内容で実施されました。
実際の中央・総武各駅停車のE231系車両を用い、本物の運転席での写真撮影や、運転シミュレータ、車掌放送、ドア開閉体験、車両床下見学など盛りだくさんの体験内容で実施されました。
三鷹車両センターで実施されるイベントに参加するには?
① JRE MALLチケット JR東日本八王子支社店のイベントをチェック
JRE MALLチケット JR東日本八王子支社店では、三鷹車両センターをはじめ、東京都・山梨県エリアで開催しているJR東日本のイベントを販売しています。不定期で開催していますので、こまめにチェックしてみてくださいね!
② JRE MALLふるさと納税 JR東日本オリジナル返礼品をチェック
鉄道にまつわる貴重な体験やグッズなど、JR東日本ならではのオリジナル返礼品が勢ぞろい!
駅長や車両メンテナンスなどのお仕事体験や、鉄道古物を使用した、鉄道好きにはたまらない一点もののグッズなど、 オリジナリティ溢れる返礼品を是非ご覧ください♪
※時期により、取り扱い返礼品が異なります。
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