【牡蠣の旬はいつ？】広島・北海道・宮城 三大名産地を解説！

■牡蠣には「真牡蠣」と「岩牡蠣」があり、旬の時期が異なる

牡蠣は大きく分けると「真牡蠣」と「岩牡蠣」の2種類に分類されます。
厳密には近縁種として他にも牡蠣の種類はあるのですが、日本で流通しているほとんどの牡蠣は「真牡蠣」と「岩牡蠣」。

「真牡蠣」は冬が旬で、11月頃から美味しくなり始め、3〜4月が最も美味しいと言われています。広く流通し、濃厚な旨味が特徴です。
一方、「岩牡蠣」は夏が旬で、7月〜8月にかけて身が太り、クリーミーな味わいが楽しめます。

■産地によって牡蠣の旬は異なる

牡蠣の旬は産地ごとの海水温や養殖環境によって異なります。
一般的に寒冷地では成長が遅く、旨味が増すのが遅いため、冬にかけて旬を迎えます。一方、北海道など低温の海域で養殖される牡蠣は、一年中安定した味を楽しめるとされています。

また、地域によっては養殖技術の発展によって、真牡蠣と岩牡蠣の養殖時期を調整した結果、年間を通して牡蠣を出荷できるようにした地域もあります。

日本各地には、気候や海流の違いによって個性豊かな牡蠣の名産地が存在します。
それぞれの産地で旬の時期や味わいが異なるため、特徴を知ることでより美味しく楽しめます。ここでは、牡蠣の三大産地と旬の時期をご紹介します。

▶ 広島県 — 日本一の生産量を誇る広島牡蠣
広島は、日本一の牡蠣生産量を誇る牡蠣の名産地です。
冬が旬の広島産の牡蠣は、小ぶりながらコクがあります。生食はもちろん焼き牡蠣やカキフライ、広島の「お好み焼き」の具材としても人気です。

旬の時期：11月〜3月
特徴：濃厚でクリーミーな味わい。加熱調理に最適。
名物：牡蠣小屋、牡蠣の土手鍋

▶ 北海道・厚岸 — 年中美味しいブランド牡蠣
北海道・厚岸（あっけし）の牡蠣は、年間を通して出荷されるブランド牡蠣として知られています。
山の栄養を蓄えた川からの水が流れ込む厚岸湖と、年間を通して温度が低い厚岸湾の海水が混じり合う環境で育つ牡蠣は、ゆっくりと成長するため、身が締まり旨味が凝縮されるのが特徴です。

旬の時期：一年中（特に秋〜冬）
特徴：プランクトンが豊富な環境で育ち、風味が強い。
厚岸産の「カキえもん」が有名。

▶ 宮城県・松島 — 旨味と甘みが強い東北の名産地
豊富なプランクトンを含む栄養豊かな海がある松島は、東北有数の牡蠣の産地と言われています。
寒冷な海で育つため、身が引き締まり、加熱しても縮みにくいのが魅力です。焼き牡蠣、蒸し牡蠣、カキ鍋など、さまざまな料理で楽しめます。

旬の時期：11月〜3月
特徴：潮の流れが速いため、身が引き締まっている。
名物：松島の焼き牡蠣、牡蠣小屋での食べ放題。

■牡蠣を安全に食べる注意点
販売されている牡蠣には「生食用」「加熱用」といった表示があります。
「加熱用だけど、新鮮だから生で食べても安全」ということはありません。
「生食用」の牡蠣は厳格な基準で定められた清浄海域で育っていたり、出荷前に殺菌処理した海水で浄化したりと、安全に食べられるように管理されています。

その上で、牡蠣は新鮮なものを選び、冷蔵保存することが重要です。冷蔵温度は10度以下である必要がありますが、より鮮度にこだわる場合には5℃以下が望ましい、としている水産業者もいます。

通販なら全国の名産地から新鮮な牡蠣を直接お取り寄せできるのが最大の魅力。
市場を通さず産地直送される商品も多く、鮮度が高く、旬の美味しさを自宅で楽しめるのがメリットです。

また、殻付き・むき身・冷凍など用途に合わせて選べるのも便利です。

牡蠣の旬は産地によって異なり、広島や宮城は冬の真牡蠣、北海道・厚岸では一年中美味しい牡蠣が楽しめます。
通販を利用すれば、各地の新鮮な牡蠣を産地直送でお取り寄せ可能。生食用・加熱用の違いや、産地ごとの味の特徴を知り、用途に合わせて選びましょう。

旬の牡蠣を通販で購入して、自宅で贅沢な味わいを楽しんでみませんか？