【厳選】非常食・防災食の選び方とおすすめアイテム！美味しい商品から王道セット商品まで

災害時の食事はとても大切です。なぜなら非常食・防災食を用意しておくことで、救助や支援がくるまでの間、自身の命を守ることにつながるからです。

非常食・防災食の役割と重要性は以下の点にあります。

（１）生命維持の役割：災害発生直後の支援などの体制が整うまでの間に最低限の栄養を確保し、生命を維持する上で重要な役割を担います。

（２）体力を維持する役割：非常食・防災食は、復旧活動や避難生活に必要なエネルギーになります。食事を行うことで体力維持と必要な栄養を補給することができます。

（３）心理的安定の確保：混乱した災害直後のシーンにおいて、食事をすることで精神的な安定を得ることができます。

（４) 自助努力を後押しする：災害発生後の支援が届くまでの期間を精神的・体力的に乗り越えるために非常食・防災食は役立ちます。

災害時は電気やガスに加え、水道などのライフラインが途絶える可能性が高く、食材を水ですすいだり、火などを活用して調理することが困難になります。

そのため、非常食・防災食は以下の特徴を持つことが重要です。

（１）長期保存が可能：最低でも5年以上の賞味期限があることが望ましいです。賞味期限が近づいてきたら定期的に新しいものに入れ替えるローディングストック法を活用して無駄なく消費しましょう。

（２）調理不要で食べられるもの：ライフラインの整っていない環境下でも食べられるものを選定しましょう。電気やガスがない状況で食べられるものがベストですが、多少加熱処理して美味しいものも食べられるように準備すると精神衛生上良いかもしれません。

（３）栄養バランスが良い：支援が到着するまでの時間は長期化する場合もあります。長期の避難生活でも健康を維持できる栄養補給も重要です。バランスの良い食品を選定することも意識しましょう。

（４）食べやすく、消化しやすい：避難生活は日常生活とのギャップも大きく、気の休まらない時期が続きストレスを抱えることも多いです。ストレス下でも摂取しやすい食べやすく消化に良い食品を選びましょう。

（５）適量かつコンパクト：非常食・防災食選びは、避難時に持ち運びやすいことが前提条件です。防災リュックに入る適切な量を用意し、一つひとつがコンパクトでリュックの中を圧迫しないようにしましょう。
※防災リュックの中身の選定方法については、関連記事「防災リュックの中身を見直そう！準備から必需品までのおすすめ商品をご紹介！」を併せてご覧ください。

非常食・防災食には様々な種類があり、それぞれに特徴があります。ここでは、主な分類とその特徴、具体的な例をお伝えします。

非常食・防災食といえば缶詰をイメージされる方も多いのではないでしょうか。特徴は密閉性が高く、長期保存が可能で様々な種類があります。

おすすめ商品を以下にご紹介します。

※注意点：缶切りが必要な場合があるので、プルトップタイプを選ぶと便利です。

消費しながら備蓄する。IZAMESHI（イザメシ）は長期保存食のイメージをかえた「おいしい長期保存食」。
レシピにもこだわりメニューのバリエーションが豊富なのが特徴です。

■商品名：『イザメシ』CANSTOCK９種１８缶セット
■販売価格：8,640円(税込)
■製造日から3年保存可能

「北海道産 にしん缶セット」は、にしん水煮、にしん煮付、にしんトマト煮、にしんアヒージョの4種セットです。にしんは小骨が気になりやすい魚ですが、缶詰にすることで身も骨も大変柔らかく、丸ごと楽しめる一品に仕上がっています。ごはんのおとも、食卓のおかず、おつまみ、酒の肴、料理の材料などとして、幅広くご活用ください。常温で長期間保存できる缶詰ですので、日常のストック、常備品、非常食などにもおすすめです。4種を食べ比べてお気に入りの味を見つけてください。

■商品名：北海道産 にしん缶セット
■販売価格：5,088円(税込)
■製造日から3年保存可能

温めるだけで食べられる、レトルト食品は非常食・防災食としても重宝されます。様々な料理が用意されていることに加え、パックが幅をとらないため、防災バックを圧迫することなく入れることができます。

※注意点：温める必要がある。しかし、最近では手段がない場合でも、常温で食べることができるものもあるのでパッケージを確認するようにしましょう。

大豆たっぷりカレーリゾット18食セットです。

素材本来の味を活かし、ダシや調味料で味を調えているため、普段のおかずにもおすすめ。

キーマペーストに大豆をたっぷり入れたスパイスと甘みがポイント、ほどよい辛さがおいしいカレーリゾットに仕上げました。

封を切ってそのままでもお召し上がりいただけます。
温める場合は封を切らずに袋のまま5分ほど湯煎いただくか、中身を器にうつしラップをして電子レンジで温めてください。
■商品名：『イザメシ Deli』　大豆たっぷりカレーリゾット18食
■販売価格：10,692円(税込)
■製造日から3年保存可能

「自由軒 昔ながらの黒ラベルカレー(泉州産たまねぎ使用オリジナル商品)」は明治43年創業の大阪の名店、「大阪・難波 自由軒」のオリジナルレトルトカレーです。泉州産の玉ねぎをじっくり炒めて、店舗でも使用しているオリジナルのカレーパウダーを使用し、スパイスのきいた本格的なカレー。
たっぷり大盛カレーで大満足、240gの内容量で食べ応えもバッチリです。防災食としてはもちろん、日常の食事としてもトンカツなどの揚げ物や、とろけるチーズなどのトッピングがよく合います。また、皿に盛り付けたご飯にくぼみを付けて、生玉子を落とすと「カレーに玉子」の自由軒流となり、辛さもまろやかになります。

■商品名：自由軒 昔ながらの黒ラベルカレー
■販売価格：2,850円(税込)
■製造日から2年保存可能

プロテインバー・バランス栄養食品は、避難生活の中で不足しがちな栄養素を手軽に補給できる食品です。食事の代わりとしても利用でき、長期保存が可能なものも多く、非常食・防災食としても適しています。
※注意点：防災リュックには入れやすいものの、味などは同じようなものが多く、長期的に摂取し続けると飽きる可能性があるため、他の食品と組み合わせることが重要です。

身体に必要な11種類のビタミン、6種類のミネラル、タンパク質、脂質、糖質を手軽に補給できるバランス栄養食です。1本100kcalで4本入り。ビタミンは1日に必要な量の約半分が含まれています。（*1日に必要な量は「2005年栄養素等表示基準値」をもとにしています）
ヨーロッパ調の香り立つチョコレート感を大事にし、食した後の余韻を楽しむことができるように仕上げました。

■商品名：カロリーメイト ブロック チョコレート味 4本入り【10個セット】
■販売価格：1,810円(税込)

いつでもどこでも、手軽にタンパク質を補給できるバータイプ食品。
タンパク質を摂りながら、おいしくお腹も満たせ、栄養バランスも意識したウェファータイプ。
■商品名：森永 inバー プロテイン バニラ 1本【6個セット】
■販売価格：828円(税込)

それぞれ個別に選ぶのが難しい場合はセットで買うことも選択肢の一つとして良いです。
届いたセットを見たうえで必要なものを補充する形で防災食を揃えてみてはいかがでしょうか？

筑前煮、カレー、ハンバーグなど非常時の３日間に対応するセット。忙しい朝やもう一品ほしい時、旅行先やレジャーと様々なシーンで便利にお使いいただけます。非常食はストックを消費しながら新品に替えていくのが上手な保存法。普段の食卓でもおいしくいただけるメニューながら、いざという時の備えにもなります。

■商品名：長期賞味期限食品3日分セット
■販売価格：17,690 円(税込)
■製造日より常温6年保存可能

常温で保存できるお食事セット。封を開けてそのまま食べられる商品で、筑前煮や豚汁、カレー、ハンバーグなど、普段の食卓に出しても違和感のないメニューをラインナップ。

忙しい朝やもう一品増やしたい時、レジャーや海外旅行など様々なシーンで活躍します。いざという時の3日間に対応するセットと、使い勝手の良いおかず4種8食セットが入っています。

■商品名：長期賞味期限食品 おかずセット
■販売価格：7,100 円(税込)
■製造日より常温6年保存可能

日常での使用でも非常食としても使えるセット商品です。
非常食としてはもちろんですが、おかずがもう一品ほしい時やちょっと小腹がすいた時、疲れて料理をしたくない時の救世主になったり、お酒のおつまみが足りない時にも一品物として活躍するので、フードロスなく食べながら備えることができます。

■商品名：『イザメシ』キャリーボックスDeliDON
■販売価格：9,180 円(税込)
■製造日より3年保存可能

もしもの時のために日頃から非常食・防災食については保存を徹底し、定期的に確認をするようにしましょう。
防災食を保存する際に意識したい点は以下の３つです。
①保存場所の選定
②保存方法の工夫
③賞味期限と品質管理

非常食・防災食の保存場所については以下の３つのポイントを意識して選ぶことが大切です。

（１）温度変化を避ける:非常食・防災食は直射日光を避け、温度変化が少ない場所で保管することが重要です。温度の変動が激しいと、パッケージの賞味期限より早く食品の劣化が早まります。

（２）風通しの良い場所:湿気がこもらない風通しの良い場所を選びましょう。湿気はカビの原因となり、食品の品質を損なう可能性があります。

（３）避難経路に近い場所:緊急時にすぐ取り出せるよう、避難経路に近い場所に保存しておくと便利です。これにより、迅速な避難が可能になります。

非常食・防災食は賞味期限の長いものが多いですが、食品のため極力ロスのない保存を心がけましょう。
実現のためには以下の３つのポイントがあります。

（１）ローリングストック法の活用:普段使用する食品を多めに購入し、古いものから消費して新しいものを補充するローリングストック法を活用すると、常に新しい非常食・防災食を備蓄できます。これにより、賞味期限切れを防ぎ、無駄を減らすことができます。半年ごとなど定期的に見直しをするようにしましょう。

（２）パッケージの見やすい収納: 何がどこにあるか一目でわかるように、取り出しやすいケースや箱、防災バックに入れて保存しましょう。これにより、賞味期限のチェックが容易になり、管理がしやすくなります。レトルトの箱がかさばって、パックで保存する場合は、賞味期限を大きく書くなどの工夫をすると良いです。

（３）分散収納:水や食品は一箇所にまとめて保存するのではなく、家の中の様々な隙間スペースを利用して分散収納するのがコツです。これにより、災害時に一部が損壊しても、他の場所で備蓄を確保できます。とっさに避難しなければならない時にも近くの非常食・防災食をもって非難することもできるため、迅速に外へ出ることができます。

非常食・防災食についてはこれまで種類などについてお伝えしましたが、商品により賞味期限が異なり、定期的に管理することが大切です。

以下２点に注意して管理するようにしましょう。

（１）賞味期限の確認:賞味期限は食品ごとに異なるため、定期的に確認し、期限が近いものから消費するようにしましょう。アルファ米は約5年、缶詰は約2〜3年、レトルト食品は約1〜2年の賞味期限が一般的です。

（２）長期保存食品の選択: 最近では、5年、7年、10年、さらには25年保存可能な食品も販売されています。これらを選ぶことで、頻繁な入れ替えの手間を省くことができます。

防災食の選び方とポイントについてお伝えしました。この記事のを考慮しながら、多様な防災食を組み合わせて備蓄することで、災害時により安全で快適な食生活を送ることができます。

定期的に防災食の内容を見直し、家族の状況などに併せて防災食をそろえていきましょう。

JR東日本が運営するECサイト「JRE MALL」では上記でご紹介した商品をはじめ、防災グッズを集めた特集ページを用意しております。ぜひ防災の日に合わせて、防災グッズの設置や見直しをして、災害に備えましょう。