毎年8月の第1金曜日から日曜日にかけて、福島市を代表するまつりとして「福島わらじまつり」が開催されます。国道13号・信夫通りでおこなわれる「福島わらじまつり」では、日本一の大わらじ(長さ12m、幅1.4m)が先頭を練り歩き、大わらじに続いて踊り手たちが「ワッショイ!ワッショイ!」という掛け声とともに、太鼓と笛の生演奏を披露します。
■「福島わらじまつり」とは?
福島わらじまつりは、信夫山の羽黒神社へ奉納する「信夫三山暁まいり」に由来するまつりです。わらじまつりの中心は「大わらじ」と「わらじ音頭」です。全長12mの大わらじは、巨大なお神輿のよう。この大わらじを「わらじ音頭」のリズムとともに担ぎ、通りを行進します。その後、大わらじは羽黒神社にある仁王門へ奉納されます。
<福島わらじまつり詳細>
期間:2024年8月2日(金)、3日(土)、4日(日)
主催:福島わらじまつり実行委員会
会場:
・本まつり:福島市中心部の国道13号信夫通り、および周辺地区
・大わらじ奉納:信夫山 羽黒神社
■アクセス
電車の場合…JR福島駅より徒歩5分
車の場合…東北自動車道福島西ICより約15分
更新日: 2024年11月20日
福島わらじまつりとは?12mの巨大わらじの由来と周辺観光情報を解説
「福島わらじまつり」とは、福島県で毎年8月の第1金曜〜日曜日におこなわれる地域行事。全長約12mの大わらじを担いだ人々が「ワッショイ」という掛け声とともに行進します。この記事では「福島わらじまつり」について、まつりの詳細や歴史、開催場所である福島駅周辺について紹介します。
福島わらじまつりとは?
「福島わらじまつり」の歴史は?
福島わらじまつりは、江戸時代から続く「信夫三山暁まいり」の伝統に基づいたまつりです。毎年2月におこなわれている「信夫三山暁まいり」では、わらじまつりと同様に羽黒神社の仁王門へ大わらじを奉納する行事です。
その昔、旅に出かける人が仁王門に安置されていた仁王様へ作ったわらじを奉納し、健脚や旅の安全を祈ったことが始まりとされています。わらじのサイズが大きいのは、仁王様の足のサイズに合わせてのことです。
「信夫三山暁まいり」によって奉納されるわらじは片足分。8月におこなわれる「福島わらじまつり」をもって両足の大わらじが揃います。近年では健脚だけでなく、無病息災や豊作、家族の安全、商売繁盛なども祈願されているようです。
その昔、旅に出かける人が仁王門に安置されていた仁王様へ作ったわらじを奉納し、健脚や旅の安全を祈ったことが始まりとされています。わらじのサイズが大きいのは、仁王様の足のサイズに合わせてのことです。
「信夫三山暁まいり」によって奉納されるわらじは片足分。8月におこなわれる「福島わらじまつり」をもって両足の大わらじが揃います。近年では健脚だけでなく、無病息災や豊作、家族の安全、商売繁盛なども祈願されているようです。
■新生わらじまつりとは?
福島わらじまつりの参加者が踊る「わらじ音頭」は、もともとはNHK連続テレビ小説『エール』のモデルとなった古関裕而氏によって作曲されました。
2019年に50回目という節目の年を迎えた際にリニューアルされ、現在の「わらじ音頭」は福島市ゆかりの音楽家である大友良英さんが総合プロデューサーとして参加。
まつりの伝説や由来に基づいた物語をベースに作ったものだそうです。この時、楽曲だけでなく踊りや衣装も一新され、だれでも楽しく参加できる踊りを目指して生まれ変わりました。
2019年に50回目という節目の年を迎えた際にリニューアルされ、現在の「わらじ音頭」は福島市ゆかりの音楽家である大友良英さんが総合プロデューサーとして参加。
まつりの伝説や由来に基づいた物語をベースに作ったものだそうです。この時、楽曲だけでなく踊りや衣装も一新され、だれでも楽しく参加できる踊りを目指して生まれ変わりました。
■わらじまつり物語とは?
前述したように「福島わらじまつり」の音頭や踊りは、2019年にリニューアルされています。それにともなってまつりの起源をわかりやすく記した「わらじまつり物語」が作られました。
すでに「わらじまつり」のルーツが「暁まいり」であると説明しましたが、なぜ仁王様へわらじを奉納することで旅の安全を祈ったのか、具体的には誰が始めたことなのかなど、詳細は現在でもわかっていません。
「わらじまつり物語」は福島県に残る伝説や民話をもとに、脚本家・渡辺あやさんによって作られたストーリーです。「わらじまつり」の文化を絶やすことなく、未来へ残すために誕生したそうです。
すでに「わらじまつり」のルーツが「暁まいり」であると説明しましたが、なぜ仁王様へわらじを奉納することで旅の安全を祈ったのか、具体的には誰が始めたことなのかなど、詳細は現在でもわかっていません。
「わらじまつり物語」は福島県に残る伝説や民話をもとに、脚本家・渡辺あやさんによって作られたストーリーです。「わらじまつり」の文化を絶やすことなく、未来へ残すために誕生したそうです。
「福島わらじまつり」の開催地・福島駅へのアクセスは?
「福島わらじまつり」は、福島駅から徒歩圏内で開催されます。まつりの期間中は道路の混雑が予想されるため、訪れるなら新幹線などの鉄道を利用するのがおすすめです。
東京駅から福島駅までは東北・北海道新幹線で1.5〜2時間程度、新大阪駅からだと東海道新幹線経由で4〜5時間程度で到着します。
せっかく福島へ行くならば、まつりだけでなく「街ぶら」も楽しんでみてはいかがでしょう。次では、福島駅周辺でおすすめしたい「街ぶらコース」を紹介します。
東京駅から福島駅までは東北・北海道新幹線で1.5〜2時間程度、新大阪駅からだと東海道新幹線経由で4〜5時間程度で到着します。
せっかく福島へ行くならば、まつりだけでなく「街ぶら」も楽しんでみてはいかがでしょう。次では、福島駅周辺でおすすめしたい「街ぶらコース」を紹介します。
■福島駅を満喫するなら「街ぶら」がおすすめ
福島駅周辺はレトロな街並みが続き、観光スポットとしても人気の高いエリアです。周辺を散策する「街ぶら」をするなら、以下のような観光スポットがおすすめです。
・御倉邸
・ステパノ教会
・福島稲荷神社
・福島市写真美術館
・福島県立美術館
趣のある家屋や美しい教会、神秘的な神社、芸術に触れる美術館など何を観光のメインにするのかによって、コースを決めてみてください。
・御倉邸
・ステパノ教会
・福島稲荷神社
・福島市写真美術館
・福島県立美術館
趣のある家屋や美しい教会、神秘的な神社、芸術に触れる美術館など何を観光のメインにするのかによって、コースを決めてみてください。
福島わらじまつりと一緒に楽しめる「ダリア祭り」
福島には「福島わらじまつり」と一緒に楽しめるイベントもあります。同時期に開催される「はなわダリア祭り」です。このイベントでは約300種、5,000株におよぶ大輪中輪のダリアを満喫できます。期間中はイベントも実施されているので、ぜひ参加してみてください。
<はなわダリア祭り概要>
期間:8月1日~10月31日 ※2023年の例
主催:塙町観光協会
会場:東白川郡塙町湯岐字立石21
■アクセス
電車の場合…JR水郡線磐城塙駅より車で20分
車の場合…東北自動車道白河ICより70分
<はなわダリア祭り概要>
期間:8月1日~10月31日 ※2023年の例
主催:塙町観光協会
会場:東白川郡塙町湯岐字立石21
■アクセス
電車の場合…JR水郡線磐城塙駅より車で20分
車の場合…東北自動車道白河ICより70分
地元民が繋いできた「福島わらじまつり」の文化を楽しもう!
「福島わらじまつり」について紹介しました。まつりの50回目に「わらじまつり物語」が作られたことからは、地元の人々の「福島わらじまつりの文化を、未来へ繋ごう」という想いが感じられますね。
12mの大わらじが多くの人々によって担がれ、通りを進んでいくのは、他ではなかなか見られない光景です。ぜひ福島で、巨大なわらじを目の当たりにしてください!
12mの大わらじが多くの人々によって担がれ、通りを進んでいくのは、他ではなかなか見られない光景です。ぜひ福島で、巨大なわらじを目の当たりにしてください!
福島わらじまつりと一緒に楽しめる!エキタグ×デジタル駅スタンプラリー開催!夏だ!祭りだ!!東北だ!!!
JR東日本では、東北6県の夏祭りや花火大会の開催にあわせて「夏だ!祭りだ!!東北だ!!!エキタグ×デジタル駅スタンプラリー」を2024年7月20日(土)~8月31日(土)の期間、開催します。
スタンプラリー対象駅は東北6県の夏祭りや花火大会が開催される最寄りの24駅としています。
福島わらじまつりと一緒に「夏だ!祭りだ!!東北だ!!!エキタグ×デジタル駅スタンプラリー」も楽しみましょう!
スタンプラリー対象駅は東北6県の夏祭りや花火大会が開催される最寄りの24駅としています。
福島わらじまつりと一緒に「夏だ!祭りだ!!東北だ!!!エキタグ×デジタル駅スタンプラリー」も楽しみましょう!
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