更新日: 2026年02月16日
バーニア600さんが語る「JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー -記憶に残る“名車”たち-」制作秘話
「JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー -記憶に残る“名車”たち-」が、2026年3月8日(日)まで開催中。4回にわたってスタンプラリーのキービジュアルを担当したバーニア600さんに、制作秘話をうかがいました。かつて横川〜軽井沢間を走ったEF63形電気機関車、今回描いた583系など、特別な思いがある車両についてのお話も。バーニア600流スタンプラリーの楽しみ方、ぜひ参考にしてください!
バーニア600さんとは?
バーニア600さんは、鉄道好きのイラストレーター。実家が線路に程近かったこともあり鉄道の「音」に興味を持ち、中学生のころからカメラとレコーダーを片手に鉄道旅行の楽しさに目覚めます。転機は碓氷峠。横川~軽井沢間の最終日、横川駅で最終の下り特急「あさま37号」と、それを押し上げるEF63形の、今まで聞いたことが無い長い汽笛を全身に浴び、「この感動を絵で表現したい!」と鉄道を題材にした絵を本格的に描き始めました。好きな路線はヨコカル(信越線 横川〜軽井沢間)。現在も営業中の路線では、常磐線。そこを走るE231系の走行音からも、往年の15両編成の常磐線快速(103系)が爆走するモーター音や通過音が感じられるとのこと。
バーニア600さんが語るレジェンド車両の魅力とは?
バーニア600さんが手がけたキービジュアル、イラストプレート、アクリルスタンド。
――今回、描けて嬉しかった車両はありますか。
やはり583系です。昔から好きな形式のひとつではありましたが、今回、いろいろ調べていくうちに、どんどん愛着が増してきました。
かつて、盛岡〜青森間を走っていた「はつかり」に乗ったことがあります。子どものころだったことも相まって、車体そのものが大きく見えて、ホームに停車していると壁みたいだったんですよね。座席がリクライニングしないことも衝撃でした。夜は寝台になるんですけど、昼も夜も使うための先人の知恵が車内にいっぱい詰まっていたことが印象に残っています。
やはり583系です。昔から好きな形式のひとつではありましたが、今回、いろいろ調べていくうちに、どんどん愛着が増してきました。
かつて、盛岡〜青森間を走っていた「はつかり」に乗ったことがあります。子どものころだったことも相まって、車体そのものが大きく見えて、ホームに停車していると壁みたいだったんですよね。座席がリクライニングしないことも衝撃でした。夜は寝台になるんですけど、昼も夜も使うための先人の知恵が車内にいっぱい詰まっていたことが印象に残っています。
――583系は、キービジュアル、レジェンドトレインアクリルスタンド(10駅達成賞)、鉄道風景イラストプレート(ワイドコース達成賞)に使われています。ここを見てほしいというポイントはありますか。
基本的には「懐かしい電車だ~」と思って見てほしいですね。でもよく見ると、ドアの上にある寝台の仕様を表す星(2つ星=電車三段式B寝台)や、窓枠のビスの数、ジャンパ栓の違いなど、細部まで描き込んでいます。
アクリルスタンドも、黄金期の583系をフル編成で描きました。当初は短い9両編成を描いたのですが、JR東日本さんの「一番輝いていた時の長さで!」という監修で堂々13両編成に。食堂車やグリーン車の窓なども描き分けましたが、完成したアクリルスタンドでは小さくてほぼ見えませんでした…。同じイラストは、駅での装飾などにも使われているので、見つけたらぜひ見てみてください!
イラストプレートは、冬の青森駅の風景です。意識したのは「終着駅」感でしょうか。冬の朝、青森駅に着いた直後の、巻き上げた細かい雪をまとう夜汽車の後ろ姿。後部標識(テールランプ)の他、明かりのついた乗務員室、下車した人々の着ぶくれした背中、奥で待つ青函連絡船の姿、どんよりとした北国の空など。本当は構図として1枚に収まらない風景ですが「絵的嘘」として、雰囲気を感じ取っていただければ嬉しいですね。
基本的には「懐かしい電車だ~」と思って見てほしいですね。でもよく見ると、ドアの上にある寝台の仕様を表す星(2つ星=電車三段式B寝台)や、窓枠のビスの数、ジャンパ栓の違いなど、細部まで描き込んでいます。
アクリルスタンドも、黄金期の583系をフル編成で描きました。当初は短い9両編成を描いたのですが、JR東日本さんの「一番輝いていた時の長さで!」という監修で堂々13両編成に。食堂車やグリーン車の窓なども描き分けましたが、完成したアクリルスタンドでは小さくてほぼ見えませんでした…。同じイラストは、駅での装飾などにも使われているので、見つけたらぜひ見てみてください!
イラストプレートは、冬の青森駅の風景です。意識したのは「終着駅」感でしょうか。冬の朝、青森駅に着いた直後の、巻き上げた細かい雪をまとう夜汽車の後ろ姿。後部標識(テールランプ)の他、明かりのついた乗務員室、下車した人々の着ぶくれした背中、奥で待つ青函連絡船の姿、どんよりとした北国の空など。本当は構図として1枚に収まらない風景ですが「絵的嘘」として、雰囲気を感じ取っていただければ嬉しいですね。
青森駅達成でもらえる、583系を描いたイラストプレート。右奥には青函連絡船。ホームには列車から降りたばかりの乗客の姿も。
――1枚の画にさまざまな情報が詰まっているんですね。写真とは違った迫力を感じますが、描く上で工夫しているのはどんな点でしょうか。
冬の青森駅を描いた際にも紹介した「絵的嘘」を入れることです。リアルに描くのは簡単ですが、それではおもしろくないかなと。史実の要素を入れつつ、伝えたい雰囲気を優先しています。車両や架線など実際にあるものを、どう組み合わせれば格好良くなるか、試行錯誤するんです。
たとえば、秋田駅達成賞の「あけぼの」のイラストプレート。ED75形での定期牽引最終日に「こまち」とすれ違うという設定です。実際に大曲~秋田間で上り1番列車の「こまち」とすれ違っているのですが、その位置は今回のイラストで描いた場所だったかどうかは定かではありません。しかも、「こまち」はスーパートレインスタンプラリーのイラストプレートでも登場した“あの”編成という“嘘”。
ここで大事なのは“絵的嘘”をつくために“本当”を入れること。つまりその他の部分は限りなくリアルに描く。「あえて嘘をついているんだ」と思ってもらうためです。そのために実物を観察し、資料を徹底的に漁ります。「あけぼの」で言えば、主役のED75形も史実の766号機を、可能な限り忠実に描きました。実際に定期牽引ラストを飾ったナンバーですね。その結果、「こうだったらおもしろいだろうな」という要素が足せたと思います。
冬の青森駅を描いた際にも紹介した「絵的嘘」を入れることです。リアルに描くのは簡単ですが、それではおもしろくないかなと。史実の要素を入れつつ、伝えたい雰囲気を優先しています。車両や架線など実際にあるものを、どう組み合わせれば格好良くなるか、試行錯誤するんです。
たとえば、秋田駅達成賞の「あけぼの」のイラストプレート。ED75形での定期牽引最終日に「こまち」とすれ違うという設定です。実際に大曲~秋田間で上り1番列車の「こまち」とすれ違っているのですが、その位置は今回のイラストで描いた場所だったかどうかは定かではありません。しかも、「こまち」はスーパートレインスタンプラリーのイラストプレートでも登場した“あの”編成という“嘘”。
ここで大事なのは“絵的嘘”をつくために“本当”を入れること。つまりその他の部分は限りなくリアルに描く。「あえて嘘をついているんだ」と思ってもらうためです。そのために実物を観察し、資料を徹底的に漁ります。「あけぼの」で言えば、主役のED75形も史実の766号機を、可能な限り忠実に描きました。実際に定期牽引ラストを飾ったナンバーですね。その結果、「こうだったらおもしろいだろうな」という要素が足せたと思います。
秋田駅達成でもらえる「あけぼの」を描いたイラストプレート。バーニア600さん描き下ろしの表面はゲットしてからのお楽しみに。
――30駅周遊コースを達成して応募すると抽選で当たる賞品のなかにも、「あけぼの」(ED75形オリエントサルーン色)のNゲージがありますね(C賞14名さま)。
そうなんです。しかも特別パッケージ。ほしいな……。
そうなんです。しかも特別パッケージ。ほしいな……。
特別パッケージはED75形オリエントサルーン色の車体をイメージしたデザイン。30駅達成をして抽選に応募しよう。※イメージ
バーニア600さん流・レジェンドトレインスタンプラリーの楽しみ方とは?
――今回のレジェンドトレインスタンプラリーは、どのように周るか、計画を立てていますか。
たとえば、30駅周遊コースの場合、わたしはじっくり周る派なので2日かけようと思っています。初日は首都圏を周ってひたすらスタンプを集めるラリーモードですが、2日目はのんびりと。旅モードで近郊区間を周遊して最後はやはり、横川駅で締めます(ミニ周遊コース 高崎・横川ゾーン)。駅すぐの「碓氷峠鉄道文化むら」には、今なお動くEF63形がいますからね。峠の釜めしを食べながら、あの汽笛を聞きたい。せっかくだから、行く先々で楽しいことを見つけて帰りたいんです。「休日おでかけパス」と「都区内パス」が1枚ずつあれば30駅周れると思います。
ワイドコースは、また別途、3日くらいかけてゆっくりめぐるつもりです。昨年は途中駅で温泉を満喫していたら接続が上手くいかなくて…。今年は全駅達成をめざしたいですね。スタンプラリーに参加するみなさんも、駅をめぐりながら、その土地ならではの魅力をじっくり味わってほしいです。
たとえば、30駅周遊コースの場合、わたしはじっくり周る派なので2日かけようと思っています。初日は首都圏を周ってひたすらスタンプを集めるラリーモードですが、2日目はのんびりと。旅モードで近郊区間を周遊して最後はやはり、横川駅で締めます(ミニ周遊コース 高崎・横川ゾーン)。駅すぐの「碓氷峠鉄道文化むら」には、今なお動くEF63形がいますからね。峠の釜めしを食べながら、あの汽笛を聞きたい。せっかくだから、行く先々で楽しいことを見つけて帰りたいんです。「休日おでかけパス」と「都区内パス」が1枚ずつあれば30駅周れると思います。
ワイドコースは、また別途、3日くらいかけてゆっくりめぐるつもりです。昨年は途中駅で温泉を満喫していたら接続が上手くいかなくて…。今年は全駅達成をめざしたいですね。スタンプラリーに参加するみなさんも、駅をめぐりながら、その土地ならではの魅力をじっくり味わってほしいです。
JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー開催中!
■JR東日本 レジェンドトレインスタンプラリー -記憶に残る“名車”たち-
■期間:2026年1月9日(金)~3月8日(日)
※賞品の引き換えは3月9日(月)まで
※掲載の内容は2026年2月現在の情報です。
バーニア600さんのイラストを使った達成賞品は
・「10駅周遊コース」(レジェンドトレインアクリルスタンド/全3種)
・「ワイドコース」(鉄道風景イラストプレート/全6種)
でGETしよう!
■期間:2026年1月9日(金)~3月8日(日)
※賞品の引き換えは3月9日(月)まで
※掲載の内容は2026年2月現在の情報です。
バーニア600さんのイラストを使った達成賞品は
・「10駅周遊コース」(レジェンドトレインアクリルスタンド/全3種)
・「ワイドコース」(鉄道風景イラストプレート/全6種)
でGETしよう!