鴻巣駅『手打うどん長木屋』の名物・幅8センチの川幅うどん！

今回も埼玉のうどん文化を切り口に、地域の魅力を全国へ届けるYouTubeチャンネル「埼玉うどん子TV」の武正倫が、『手打ちうどん 長木屋』名物の川幅うどんを実食し、その迫力とおいしさをリアルにお届けします！

JR高崎線「鴻巣」駅から徒歩5分ほど。御成町商栄会通りに暖簾を掲げるのが、今回紹介する『手打うどん 長木屋』です。
創業は1891年（明治24年）。130年以上にわたり地元で愛され続ける老舗で、三代目店主・田沼寛章さんがご夫婦で切り盛りしています。
北海道産小麦を100％使用した手打ち麺と、鹿児島県産鰹節を贅沢に使った出汁が織りなす味わいは、シンプルながら奥深く、まさに鴻巣を代表する一杯。看板メニューの「こうのす川幅うどん」は、鴻巣市と吉見町の間を流れる荒川の川幅が日本一に認定されたことをきっかけに誕生し、全国的にも注目を集めています。


【店舗名】手打うどん 長木屋
【住所】〒365-0038 埼玉県鴻巣市本町5丁目5−2
【営業時間】11:30〜14:30・17:00〜19:30 ※昼･夜ともに早く終了する場合あり
【定休日】木曜・第二金曜 ※不定休あり

『手打うどん 長木屋』の人気メニューである「こうのす川幅うどん」は、幅広麺と彩り豊かな具材を盛り合わせた迫力満点の一杯！
レタスの葉でひき肉を受け止め、中央には卵をあしらい「こうのとりの巣」をイメージ。そこにナス天や水菜、細切りの大根などが添えられ、見た目にも華やかです。
幅が8センチもある麺を持ち上げれば、その迫力に圧倒されること間違いなし。豪快に頬張れば、もちもちとした弾力が歯を押し返し、噛みしめるほどに旨味が広がります。まさに麺の存在感を存分に味わえる、唯一無二の体験です。
さらに、甘辛く味付けされた豚ひき肉とこだわりのお出汁との相性は抜群。卵をくずせば出汁の旨みと混ざり合い、うどん全体がまろやかで奥行きのある味わいに。

食べ進めるほどに表情を変える「こうのす川幅うどん」。ここでしか味わえない至福のご当地グルメですので、ぜひその迫力を実際に体感してみてください！

川幅うどんと一緒に、欠かせないのが定番のきすの天ぷらとごぼうのかき揚げ。
ふっくら肉厚なきすの天ぷらは、身はふかふか、衣は揚げたてさっくさく。ボリューム満点ですが、味わいは上品で繊細。気づけばあっという間に食べ終わってしまうほどのおいしさです。
ごぼうのかき揚げは、シャキッとした歯ざわりと香ばしさが魅力。薄衣で軽やかに揚げられているため、ごぼう本来の風味がしっかりと引き立ちます。さらに、ピーマン天が彩りを添え、見た目にも華やかで食欲をそそります。
どれも職人の丁寧な仕事が光る一品で、うどんとの相性も抜群。単品でもお酒のつまみにぴったり。ぜひ、うどんと一緒に味わってください！

今回は定番の「こうのす川幅うどん」をいただきましたが、ぜひほかにも味わっていただきたいのが、「川幅彩（いろどり）うどん」です。
水菜や大根おろし、花かつおに温泉卵と、荒川の四季を思わせる彩り豊かな具材が盛り付けられた、美しい一杯です。
冷たいぶっかけ汁が、幅広麺のもちもちとした食感としっかりとした強い弾力を引き立たせます。あっさりとした天然のかつおだしと合わせることで、最後まで飽きのこない軽やかな味わいに。揚げ玉や練りわさびを加えれば、また違った表情を見せてくれるのも魅力です。
彩り豊かな具材とやさしい出汁の調和が生み出す、『手打ちうどん 長木屋』ならではの「川幅うどん」。見た目も味も、心に残る一杯です。

『手打うどん 長木屋』のうどんは、豪快な川幅麺に宿る迫力と、どこか懐かしいやさしい味わいが調和した一杯で、多くの人に愛され続けています。
3代目店主の田沼さんによると、北海道産小麦を100%使用した麺と、鹿児島県産の鰹節を使用した鰹だしがお店のこだわり。麺とだしが掛け合わさることで、『手打ちうどん 長木屋』の丁寧で奥行きある味が生まれているのです。
味わい深いその一杯を求めて、『手打ちうどん 長木屋』をぜひ訪れてみてください！

「鴻巣市花と音楽の館かわさと『花久の里』」は、花と音楽をテーマにした文化施設です。
四季折々の花々が彩る庭園や、コンサートや展示会が行われるホール、地域の歴史に触れられる蔵などを備え、訪れる人に穏やかな時間を提供しています。静かな緑に囲まれた敷地は、散策や観光の立ち寄り先としても人気です。
その敷地の中にある食事処が『花音里うどん』。埼玉県産小麦「あやひかり」を使用した打ちたての麺を提供しており、鴻巣名物の川幅うどんも味わえるお店です。
落ち着いた店内やテラス席からは庭園を眺めることができ、自然の景観とともに食事を楽しめるのも魅力のひとつ。地元の素材にこだわったうどんは、肉汁うどんや天ぷら付きのセットなど種類も豊富。観光で訪れた人はもちろん、地元の方にも親しまれています。
文化と自然が調和した『花久の里』で、季節を感じながら味わううどんは、まさにここならではの体験といえるでしょう。

【施設名】鴻巣市花と音楽の館かわさと「花久の里」
【住所】〒365-0004 埼玉県鴻巣市関新田343
【営業時間】9:00～17:00
【定休日】火曜と年末年始 ※火曜が祝日の場合、翌日休
【入館料】無料

【店舗名】花音里うどん
【営業時間】平日11:00～14:00、土・日曜・祝日11:00～14:00
【定休日】火曜と年末年始 ※火曜が祝日の場合、翌日休

季節の花々に癒やされながら、地域の食文化をぜひ感じてください。アクセスルートや周辺の雰囲気は動画で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください！

JR東日本大宮支社、東武鉄道、西武鉄道、秩父鉄道がタッグを組み、電車に乗って、埼玉県内のうどん店を巡り、食べて、観光を楽しむスタンプラリーを2026年3月1日まで開催中。
秩父・北部エリア、東部エリア、西部エリア、中央エリアの4つのエリアに分け、武正さんがこだわりのうどん店舗をセレクト！各エリアの対象店舗をめぐってスタンプを全て集めたら「エリア賞」、25店舗全てのスタンプを集めたら「コンプリート賞」をプレゼントします。
線路がつなぐ、埼玉うどんの旅にでかけよう！

「埼玉うどん子TV」は、埼玉のうどん文化を切り口に、地域の魅力を全国へ届けるYouTubeチャンネル。駅から公共交通機関と徒歩でうどん店を訪ね、道中の風景やまちの空気感も含めて紹介するスタイルが特徴です。
これまでに200軒以上の埼玉県のうどん店をめぐり、チャンネル登録者数は7万人を超えました。郷土愛を込めた動画を通して、埼玉の食と人の温かさを感じていただけたら嬉しいです。
「埼玉うどん子TV」の武正倫は、現在は加須市観光大使としても活動中。イベントや商品開発などにも取り組みながら、うどんを軸に埼玉の魅力を伝え続けています。

創業130余年の伝統を守りつつ、国産小麦と天然出汁にこだわった『手打うどん 長木屋』のうどんは、豪快な川幅麺に宿る迫力と、どこか懐かしいやさしい味わいが調和した一杯で、多くの人に愛され続けています。
2026年3月1日まで開催の「電車でめグルメぐる 埼玉うっどーん！スタンプラリー」の対象店でもあるので、埼玉県のうどん巡りのコースにぜひ加えてみてくださいね！

取材・文/武正倫（埼玉うどん子TV）