【2025年秋】弥彦の紅葉・菊まつり！臨時列車＆地域交通で快適アクセス

秋の弥彦では、紅葉と菊まつりが彩る絶景とともに、臨時列車や地域交通を活用した快適な旅が楽しめます。本記事では、弥彦菊まつり・弥彦公園の紅葉の見どころ、弥彦線の臨時列車情報、EVモビリティなどの地域交通について詳しく紹介します。

毎年秋、彌彦神社境内で開催される「弥彦菊まつり」は、全国屈指の規模と技術を誇る菊の展示会です。神社の荘厳な雰囲気の中、丹精込めて育てられた大輪の菊が並び、訪れる人々を華やかで雅な世界へと誘います。境内を彩る菊の数々は、まるで芸術作品のような美しさ。歴史ある神社の静けさの中を、ふわりと漂う菊の香りに包まれて歩く時間は、秋の澄んだ空気と調和し、旅の記憶に深く残る豊かなひとときとなるでしょう。

＜弥彦菊まつり イベント情報＞
期間：2025年11月1日(土)～11月24日(月)
会場：新潟県西蒲原郡弥彦村2887−2彌彦神社境内
アクセス
・JR弥彦線「弥彦駅」より徒歩で15分
・北陸自動車道「三条燕IC」より車で25分
主催：弥彦観光協会

弥彦公園の紅葉は、例年11月上旬から11月中旬にかけてが見頃です。公園内では、もみじやイチョウが色鮮やかに染まり、赤・橙・黄色のグラデーションが池や橋、遊歩道を彩ります。特に「もみじ谷」と呼ばれるエリアでは、木々が頭上を覆うように広がり、まるで紅葉のトンネルを歩いているかのような景色が広がります。さらに、紅葉の見頃に合わせて夜間ライトアップも実施され、昼間とは異なる幻想的な雰囲気が楽しめます。水面に映る紅葉と柔らかな光が織りなす風景は、写真愛好家にも人気のスポットとなっており、昼夜を通じて自然の美しさを堪能できるのが弥彦公園の魅力です。静けさと色彩に包まれながら、癒しの時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

＜弥彦公園 アクセス情報＞
住所：新潟県西蒲原郡弥彦村弥彦667-1
・JR弥彦線「弥彦駅」より徒歩1分
・北陸自動車道「三条燕IC」より車で25分


＜弥彦公園 ライトアップ情報＞
期間：10月下旬～紅葉終了まで
時間：17：00～21：00

紅葉や菊の絶景を求めて弥彦を訪れるなら、移動手段にひと工夫加えることで、旅の楽しみがさらに広がります。秋の観光シーズンには、JR弥彦線で臨時列車が運行されており、混雑を避けてスムーズに目的地へ向かうことができます。「弥彦菊まつり」開催期間中は、交通規制が実施されるほか、周辺道路では渋滞が発生しやすく、駐車場の空きも見つけにくくなるため、臨時列車や地域交通の活用がおすすめです。弥彦・燕・三条エリアでは、広域循環バスや自動運転車両、電動モビリティなどが整備されており、旅のスタイルに合わせて選べる移動手段が充実しています。弥彦線の臨時列車と地域交通を上手に活用すれば、観光スポットを効率よく巡ることができます。快適な旅のために、臨時列車の運行情報や地域交通のポイントを事前にチェックしてみましょう。

「もみじ海里」は、通常は新潟～酒田間を走る観光列車「海里」が、秋の特別運行として弥彦線に乗り入れる臨時列車です。紅葉の名所・弥彦公園へのアクセスを目的に、2025年11月5日(水)と2025年11月12日(水)に運行されます。車内では新潟の地元食材を使った軽食やスイーツの販売も予定されており、味覚の秋を楽しめます。

「弥彦菊まつり号」は、菊まつり期間中の土日祝日に運行される臨時列車です。新発田駅から白新線・越後線を経由して吉田駅、そして弥彦駅へと向かう列車で、乗り換えなしで弥彦菊まつり会場へアクセスできる便利な列車です。もうひとつの臨時列車「弥彦菊花秋絵巻号」は、土日祝日に東三条駅から弥彦駅までを結ぶ臨時列車です。沿線の秋の風景を楽しみながら、弥彦への旅を満喫できます。弥彦線の臨時列車を利用すれば、混雑を避けて快適に弥彦菊まつりを楽しめます。弥彦菊まつりの開催期間には周辺の道路で交通規制も実施されます。駐車場も混雑が予想されるため、鉄道の利用が時間の計画も立てやすくスムーズです。

弥彦・三条・燕エリアでは、観光や日常の移動を支える多様な交通手段が整備されています。弥彦村と燕市を結ぶ広域循環バス「やひこ号」は、弥彦駅や温泉施設「さくらの湯」、道の駅国上、吉田駅などを結び、地域の足として親しまれています。先進的な自動運転技術を搭載した「ミコぴょん号」も運行されており、観光ルートの回遊性が高まっています。2025年9月13日(土)から2025年10月26日(日)の土日祝日には、つばめやひこ観光バス「ホリデー号」が臨時運行され、弥彦線沿線から観光地へのアクセスをサポート。三条市では、市内循環バス「ぐるっとさん」が運行されており、弥彦線への乗り継ぎもスムーズです。さらに弥彦村では最新の電動モビリティ「EVバイク」「EVトゥクトゥク」をレンタルすることができます。

弥彦村と燕市を結ぶ広域循環バス「やひこ号」は、平日に運行します。弥彦駅、彌彦神社、さくらの湯、道の駅国上、吉田駅などを結び、観光地や温泉施設へのアクセスを支えています。2024年10月からはバスロケーションシステムが導入され、スマートフォンでリアルタイムの運行状況が確認可能となりました。

自動運転車両「ミコぴょん号」は木～月(祝日含む、火・水運休)に運行します。電気自動車を使用し、オペレーター同乗のもと自動走行します。村民だけでなく観光客も無料で利用でき、電話などによる予約にも対応しています。弥彦村役場から越後線・北吉田駅までを結ぶルートがあり、鉄道との接続により村外からのアクセスも便利です。2025年12月からは弥彦線との連携や観光地への運行も予定されています。

つばめやひこ観光バス「ホリデー号」は、弥彦線の活性化を目的とした実証事業として、2025年9月13日(土)から2025年10月26日(日)までの土日祝日に運行されます。乗り放題で利用するには、弥彦線に乗車し、燕三条駅・吉田駅・弥彦駅構内(改札内)にある専用台でカードを受け取り、記載された二次元コードからデジタル乗車券を取得します。乗車時にスマートフォンで乗車券を提示することで、「ホリデー号」で彌彦神社や温泉施設、燕市内の観光地を自由に巡ることができます。このデジタル乗車券は、三条市の循環バス「ぐるっとさん」でも利用可能で、観光の幅がさらに広がります。

三条市の市街地をぐるっと巡る循環バス「ぐるっとさん」は、日常の移動だけでなく観光にも便利な地域交通です。市内7つのコースで運行されており、どこまで乗っても一定料金で利用できます。主要駅と公共施設を結ぶルートが整備されており、東三条駅や燕三条駅への乗り継ぎにも便利です。観光にも使いやすい交通手段として注目されています。

弥彦村では、EVバイクとEVトゥクトゥクを使った観光体験「弥彦ぷちたび」が注目を集めています。運行期間は3月〜11月で、受付は弥彦駅から徒歩3分の観光案内所にて行われています。電動バイクは免許不要タイプもあり、初心者でも安心して乗ることができます(※ただし、利用は16歳以上が対象)。3人乗りの電動トゥクトゥクは開放感抜群で、弥彦の観光スポットを気軽に巡ることができます。自然を感じながら自由に移動できる、新しい弥彦の旅スタイルとして人気を集めており、弥彦山ロープウェイの往復券が付いたコースも用意されています。ロープウェイから望む美しい紅葉のパノラマはまさに絶景です。

弥彦の秋旅は、紅葉と菊まつりの絶景に加え、臨時列車や地域交通を活用することで、より快適で自由な旅が実現します。弥彦線の臨時列車やEVモビリティを上手に使って、秋の自然と文化を満喫しましょう。


※2025年9月現在の情報です。