【摂社・末社】本殿参拝だけじゃもったいない！実は隠れパワースポット

日本の神社は、神道の神々を祀る神聖な場所で、全国各地に存在します。神社には木や岩、山などの自然物。三種の神器といわれる物に宿るもの。また徳川家康や菅原道真など人物が神様として祀られており、神社の構造は、中心となる本殿と、その周囲に配置される摂社や末社などから成り立っています。これらの違いを理解して参拝することでよりパワースポットのご利益を得られるかもしれません。

【本殿】は、神社の中心となる建物で、最も重要な神様である祭神が祀られています。
本殿内部には、神様の御霊が宿るとされるご神体が安置されています。ご神体は鏡や剣などの場合や、自然物の一部の場合もあります。
そのため、参拝時に写真や動画の撮影が禁止されている事が多く、本殿内部での撮影は各神社のルールにご注意ください。
また本殿ではなく、「拝殿」といわれる本殿の前に設置され、参拝者がお参りする神社もございます。

【摂社】は、本殿に祀られている祭神と関係の深い神様を祀る社です。
本殿のご祭神の親や子、配偶者、臣下など、縁のある神様が祀られており、本殿の祭神を補佐する役割を担っています。

例えば、東京都杉並区に鎮座する、「阿佐ヶ谷神明宮」では中心の本殿にご祭神である天照大御神をお祀りし、左右の摂社には、右に「月読命（つきよみのみこと）」、左に「須佐之男命（すさのおのみこと）をお祀りしています。

【末社】は、摂社よりもさらに規模が小さく、本殿の祭神とは直接的な関係がない神様を祀る社ですが、地域の守り神や、特定の願い事を叶える神様などが祀られています。

例えば、稲荷神社は五穀豊穣の神様である「宇迦之御魂神（うかのみたまのかみ）」を祀る神社ですが、末社として商売繁盛の神様を祀っている場合があります。

摂社・末社でも御朱印を授与している神社はございます。
御朱印はその神社を参拝した証しのため、摂社・末社の御朱印を授与してもらう場合は、必ずその摂社・末社もメインの神社本殿と一緒に参拝してから、お願いしましょう！

御朱印は一つの神社で一つになるので、摂社・末社の御朱印を授与してもらうには別途300～500円程度の初穂料が必要となります。
なお、年始の初詣時期には授与所・社務所が混み合うため、御朱印帳に張り付けることのできる、書き置き形式の場合もございます。

※御朱印授与の初穂料は神社により異なります。

今回は隠れパワースポットである神社の【摂社・末社】についてご紹介してきました。
【摂社】は本殿に祀られている祭神と関係の深い神様を祀る社で、【末社】は本殿の祭神とは直接的な関係がなくとも、地域の守り神や特定の願い事を叶える神様などが祀られている社です。

また、メインの神社境内にあるものを「境内摂社」または「境内社」、境外に独立の敷地を持つものを「境外摂社」または「境外社」といわれており、目的の神社に境内案内図が掲示されていたら是非メインの神社本殿だけでなく、【摂社・末社】はどんなのがあるかな？どんな神様が祀られてるかな？と、神社周辺の散策をしてみてください！