更新日: 2024年09月12日

【足尾銅山観光】わたらせ渓谷鉄道のトロッコ列車でおでかけ!秋は紅葉もおすすめ

栃木県日光市の足尾地区にある「足尾銅山」は400年の歴史を誇り、かつて「日本一の鉱都」と呼ばれ、栃木県第二の都市として栄えた街です。足尾銅山には、閉山後に坑内の一部が開放された坑道があり、小さなトロッコ電車に乗って鉱員体験ができます。坑道の先には、鉱山の現役当時の厳しい鉱石採掘の様子がリアルな人形で再現されており、当時の様子を学ぶことができます。この記事では、JR社員の筆者が子鉄と一緒に足尾を旅行した際のわたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車と、足尾銅山観光の見どころを紹介します。

足尾銅山とは?

足尾銅山観光の坑道
▲ 足尾銅山観光の坑道
栃木県日光市の足尾地区にある「足尾銅山」は、400年の歴史を誇り、かつて「日本一の鉱都」と呼ばれ、栃木県第二の都市として栄えた街です。
足尾銅山の歴史は、慶長15年(1610年)に江戸幕府より銅山と認められ以降、採掘の技術革新や、足尾鉱毒事件など公害問題への多くの人の苦労と努力により、昭和48年(1973年)までの約360年間、長い年月にわたって銅の採掘が営まれていました。

足尾銅山観光に行ってみた

足尾銅山観光の入口ゲート
▲ 足尾銅山観光の入口ゲート
わたらせ渓谷鐵道の通洞駅で下車し、歩くこと約5分。足尾銅山観光に到着します。
訪れたのは夏でしたが、都内と比べると少し涼しく感じます。

チケットを購入し、トロッコ電車に乗車

足尾銅山観光のトロッコ電車から見える車窓
▲ トロッコ電車から見える車窓
坑道へ向かうトロッコ電車の車窓からは、足尾の山々が見えます。
秋には、紅葉の山々が綺麗に見えるかもしれないですね。
足尾銅山観光のトロッコ電車前面展望の様子
▲ 足尾銅山観光のトロッコ電車前面展望の様子
乗車時にスタッフさんに一番前に乗車したいことを伝えたところ、運転士さんの後ろの座席に座ることができました。
坑道に入ると、迫力がある前面展望を楽しむことができます。※混雑時等は希望の座席に座れない場合があります。
足尾銅山観光の坑道内
▲ 足尾銅山観光の坑道内
トロッコ電車を降りると、坑道内を歩いていきます。坑道内は、夏でも肌寒いくらいの気温で快適です。坑道のあちこちから、染み出てくる水が冷たいです。
足尾銅山観光の坑道ライトアップ
▲ 足尾銅山観光の行き止まりの坑道をライトアップ
坑道は、途中で行き止まりになっており、柵が設置されています。
無料でライトアップできる装置があり、坑道の先がどうなっているのかをライトで照らせるため子どもたちは楽しんでいました。
足尾銅山観光の坑道を冒険
▲ 足尾銅山観光の坑道を冒険
薄暗い坑道を歩いていきますが、子どもたちにとって坑道を歩くのは初めての体験で、坑道の冒険を楽しんでいる様子でした。
足尾銅山観光の坑道にあるろう人形
▲ 足尾銅山観光の坑道にあるろう人形
坑道内には、各年代の厳しい鉱石採掘の様子が、動くろう人形で再現されており、手堀りから機械による採掘、服装の変化まで見て学ぶことができます。

足尾銅山観光内のお土産屋さん

足尾銅山観光内のお土産屋さん
▲ 足尾銅山観光内のお土産販売店舗
坑道を抜けて、資料館の見学を終えると、どこか懐かしいお土産屋さんがあります。銅にまつわるお土産や、日光のお土産などがあります。
■ 施設名
足尾銅山観光
■ 住所
栃木県日光市足尾町通洞9-2
■ 公共交通機関でのアクセス
▶ 日光方面から
JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から市営バス足尾行き乗車約52分、「銅山観光前」バス停下車、徒歩約2分
▶ 桐生方面から
わたらせ渓谷鐵道「通洞駅」下車、徒歩約5分
■ 営業時間
9:00~17:00(最終入場 16:15)
■ 料金
大人(高校生以上)830円(税込)/子ども(小・中学生)410円(税込)/未就学児 無料
▶ 足尾銅山観光の最新情報はこちら【料金・アクセス】

あわせて楽しみたい足尾の観光スポット

古河足尾歴史館・あしおトロッコ館

あしおトロッコ館の野外展示車両 出典:https://www.furukawakk.co.jp/ashio/
▲ あしおトロッコ館の野外展示車両
古河足尾歴史館は、主に旧足尾鉱業所等のジオラマや、古河家ゆかりの品など日本近代史の黎明期を象徴するものを多数展示しています。
あしおトロッコ館の屋外のガソリンカーが牽引する客車
▲ あしおトロッコ館の屋外のガソリンカーが牽引する客車
屋外には鉄道が好きな子どもに人気の車両がたくさん!
あしおトロッコ館の屋外には、ガソリンカーが牽引する客車に乗車できます。
入館券のみで乗車できるのもよいところ。車窓から、屋外エリアに展示されている車両を眺めることができます。
あしおトロッコ館の屋外にあるミニ列車
▲ あしおトロッコ館の屋外にあるミニ列車を運転できます
屋外に展示されているミニ列車は、スタッフによる安全・運転操作方法を教えていただいた後、自分で運転することができます。
運転操作方法は簡単で、屋外エリアを一周運転することができるので子どもも楽しく運転していました。
自分でミニ列車を運転できる施設は少ないので、足尾まで訪れて体験したいスポットです。
■ 施設名
古河足尾歴史館・あしおトロッコ館
■ 住所
栃木県日光市足尾町松原2825
■ 公共交通機関でのアクセス
▶ 日光方面から
JR日光線「日光駅」/東武日光線「東武日光駅」から市営バス足尾行き乗車約53分、「銅山観光前」バス停下車、徒歩約2分
▶ 桐生方面から
わたらせ渓谷鐵道「通洞駅」下車、徒歩約5分
■ 開館日
土・日・祝日
■ 営業時間
10:00~16:00(15:30受付終了)
※開館期間は4月~11月のみ。
■ 料金
大人(高校生以上)400円(税込)/子ども(小・中学生)300円(税込)
▶ 古河足尾歴史館・あしおトロッコ館の情報はこちら【料金・アクセス】

足尾へは わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車で行こう!

わたらせ渓谷鐵道のトロッコわたらせ渓谷号 出典:https://watetsu.com/train/torokei.php
▲ わたらせ渓谷鐵道のトロッコわたらせ渓谷号
足尾へのアクセスは、都内から新幹線・両毛線、若しくは東武鉄道の特急列車に乗って、わたらせ渓谷鐵道に乗って、アクセスできます。わたらせ渓谷鐵道は、群馬県の桐生駅から栃木県の間藤駅を結んでおり、臨時列車として運行されている、大間々駅〜足尾駅を走るトロッコ列車「トロッコわたらせ渓谷号」や、桐生駅〜間藤駅を走るトロッコ列車「トロッコわっしー号」が人気です。

トロッコわたらせ渓谷号

トロッコわたらせ渓谷号のトロッコ車両 出典:https://watetsu.com/train/torokei.php
▲ トロッコわたらせ渓谷号のトロッコ車両
トロッコわたらせ渓谷号は、ディーゼル機関車が4両の客車を牽引する列車で、鉄道ファンにも人気が高い列車です。ディーゼル機関車にはトロッコ車両と同じ銅色をした「DE10-1537」と、国鉄時代の雰囲気が残る赤い色の「DE10-1678」の2種類あり、当日の牽引機関車がどちらになるかは、お楽しみです。
客車は窓ガラスのないオープンタイプのトロッコ車両2両を中間に連結し、窓ガラス付きの普通車両2両は先頭と最後尾に連結されています。

トロッコわっしー号

トロッコわっしー号の車内 出典:https://watetsu.com/train/torowasshi.php
▲ トロッコわっしー号の車内
トロッコわっしー号は、わたらせ渓谷鐵道のキャラクターである「わ鐵のわっしー」をイメージしてデザインされたトロッコ列車です。
窓ガラスのないオープンタイプのトロッコ車両のみで走ります。車窓からは、迫力ある渡良瀬川の渓谷を感じることができ、自然の織りなす美しい景色を楽しめます。なお、冬期はトロッコ車両も窓にガラスを取り付けて運行します。

わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車に乗車するには?

わたらせ渓谷鐵道のトロッコ列車に乗車するには、「乗車券」(運賃)と「トロッコ整理券」(料金)の2種類のきっぷが必要です。
▶ トロッコ列車の運行日・料金の情報はこちら(わたらせ渓谷鐵道公式HP)

足尾銅山観光に出かけよう!

ここまで足尾銅山観光の歴史やおすすめスポットをご紹介してきました。
秋には紅葉もきれいです!ぜひおでかけしてみてください。
宇都宮駅までの新幹線や都心から乗車できる東武鉄道に直通する特急のきっぷは簡単便利なえきねっとをご利用ください!
おでかけのきっぷはえきねっとが便利!

\ SNSでシェア /