JR東日本勝田車両センターは、茨城県ひたちなか市のJR常磐線勝田駅に隣接する、車両の点検や修理、清掃などを行う車両基地として開設されました。
お客さまに高品質な輸送サービスを提供するために日々、車両のメンテナンスを行っています。
常磐線や水戸線などで活躍するE531系やE501系、特急ひたち号・ときわ号で使用されるE657系、臨時列車で使用されるE653系などが所属しています。
更新日: 2025年01月07日
常磐線・特急ひたち号等の車両基地「JR東日本 勝田車両センター」とは?
JR東日本勝田車両センターは、茨城県ひたちなか市のJR常磐線勝田駅に隣接する、車両の点検や修理、清掃などを行う車両基地です。お客さまに高品質な輸送サービスを提供するために日々、車両のメンテナンスを行っています。常磐線や水戸線などで活躍するE531系やE501系、特急ひたち号・ときわ号で使用されるE657系、臨時列車で使用されるE653系などが所属しています。この記事では、首都圏の安全運行を支えるJR東日本勝田車両センターについてご紹介します!
勝田車両センターとは?
現在、勝田車両センターに所属する車両
現在、勝田車両センターに所属している車両の一部をご紹介します。
① E531系(上野東京ライン・常磐線・水戸線・東北本線)
勝田車両センターに所属するE531系は、国鉄時代から活躍していた415系を置き替えることを目的に2005年にデビューしました。
E231系の設計コンセプトを踏襲し、E231系の交直流版の近郊形電車になっています。通勤・近郊タイプでは初の130km/h運転を実施し、都心と茨城県のアクセス向上を図りました。
客室床面とホームの段差縮小し、バリアフリー化を実現しています。
E231系の設計コンセプトを踏襲し、E231系の交直流版の近郊形電車になっています。通勤・近郊タイプでは初の130km/h運転を実施し、都心と茨城県のアクセス向上を図りました。
客室床面とホームの段差縮小し、バリアフリー化を実現しています。
② E501系(常磐線)
勝田車両センターに所属するE501系は、通勤通学による混雑が激しくなっていた常磐線の輸送改善を図ることを目的に1995年にデビューしました。
常磐線取手以北の交流区間でも使用するため、デビュー当時は無かった通勤形としては初の交直両用電車としてデビューした車両です。
常磐線取手以北の交流区間でも使用するため、デビュー当時は無かった通勤形としては初の交直両用電車としてデビューした車両です。
③ E657系(特急ひたち号・ときわ号)
勝田車両センターに所属するE657系は、従来から活躍していた常磐線の特急用車両である651系およびE653系の置き換えおよび車種統一によるサービス向上を目的に2012年にデビューしました。
エクステリアおよびインテリアデザインには、茨城県の「偕楽園の梅」など常磐線沿線にちなんだ配色や柄などを採用し、和のテイストとモダンさを兼ね備えた車内空間としました。
客室内には出入口扉上部に2段式フルカラーLEDの車内案内表示器を設置しているほか、座席にはコンセントが設置されています。
エクステリアおよびインテリアデザインには、茨城県の「偕楽園の梅」など常磐線沿線にちなんだ配色や柄などを採用し、和のテイストとモダンさを兼ね備えた車内空間としました。
客室内には出入口扉上部に2段式フルカラーLEDの車内案内表示器を設置しているほか、座席にはコンセントが設置されています。
④ E653系(臨時列車用)
勝田車両センターに所属するE653系は、かつて常磐線で活躍し、E657系投入により新潟車両センターで活躍していた2編成を臨時列車用として改造し、勝田車両センターに配置された編成です。
国鉄色と水色カラーの2編成が所属しており、臨時列車を中心に活躍しています。
国鉄色と水色カラーの2編成が所属しており、臨時列車を中心に活躍しています。
E653系国鉄色は、鉄道ファンに人気の車両のひとつです。
⑤ East i-E(イーストアイ・ダッシュイー)E491系電車
East i-E(イーストアイ・ダッシュイー)E491系電車は、電気・軌道総合検測車として列車が安全に走行するために、定期的に軌道や電気設備を検査する車両です。
過去に勝田車両センターに所属していた車両
過去に勝田車両センターに所属していた車両の一部をご紹介します。
① E653系(特急フレッシュひたち号)
勝田車両センターに所属していたE653系は、従来から活躍していた常磐線の特急用車両である485系の置き換えおよび車内サービス向上を目的に1997年にデビューしました。
2013年3月16日ダイヤ改正で「スーパーひたち」「フレッシュひたち」全定期列車がE657系による運転となり、常磐線特急として定期列車での営業運転を終了しました。
その後、上信越エリアでの特急列車として活躍しています。
2013年3月16日ダイヤ改正で「スーパーひたち」「フレッシュひたち」全定期列車がE657系による運転となり、常磐線特急として定期列車での営業運転を終了しました。
その後、上信越エリアでの特急列車として活躍しています。
② 651系(特急スーパーひたち号等)
勝田車両センターに所属していた651系は、従来から活躍していた常磐線の特急用車両である485系の置き換えおよび車内サービス向上を目的に1989年にデビューしました。
在来線特急列車としては国内初めて最高速度130km/hでの営業運転を実現しました。
2013年に「特急スーパーひたち号」・「特急フレッシュひたち号」の全運用がE657系となり、常磐線特急列車での定期営業運転を終了しました。
常磐線特急として定期列車での営業運転を終了後、2023年3月まで高崎線等の特急列車として「スワローあかぎ」・「あかぎ」・「草津」で活躍しました。
在来線特急列車としては国内初めて最高速度130km/hでの営業運転を実現しました。
2013年に「特急スーパーひたち号」・「特急フレッシュひたち号」の全運用がE657系となり、常磐線特急列車での定期営業運転を終了しました。
常磐線特急として定期列車での営業運転を終了後、2023年3月まで高崎線等の特急列車として「スワローあかぎ」・「あかぎ」・「草津」で活躍しました。
③ 485系(リゾートエクスプレスゆう)
勝田車両センターに所属していた485系(リゾートエクスプレスゆう)は、もともとは特急型電車として活躍していた車両を改造しデビューし、臨時列車や団体列車等で活躍しました。
お座敷の車内は、団体臨時列車での利用に好評でした。
イベント車両は定員外のフリースペースとして利用されました。
④ 485系(K40・K60編成)
勝田車両センターに所属していた485系K60編成はイルカ色に車体塗装を変更し、常磐線を中心に臨時列車として活躍しました。
⑤ 485系(特急ひたち号・訓練車等)
勝田車両センターに所属していた485系は、常磐線の特急ひたち号等で活躍しましたが、1997年にE653系投入により定期営業列車での運用を終了しました。
⑥ 415系(常磐線・水戸線)
勝田車両センターに所属していた415系は、普通鋼製(白電)とステンレス鋼製車体の車両(1500番代)が配置され、401や403系と共に常磐線・水戸線で活躍しました。
2005年からE531系投入により置き換えが行われ、定期列車における営業運転を終了しました。
2005年からE531系投入により置き換えが行われ、定期列車における営業運転を終了しました。
ステンレス車体の415系1500番代。
勝田車両センターに所属していた「クハ415-1901」1両のみ存在した2階建て車両で珍しい車両でした。
これまで勝田車両センターで開催されたイベント
これまで勝田車両センターで開催されたイベントの一部をご紹介します。
勝田車両センターナイトイベント(2022年7月開催)
勝田車両センターでは、2022年8月に「勝田車両センターナイトイベント」を開催し、夜の勝田車両センターにて、営業運転終了後、翌日の運行向けて留置している車両の「写真撮影会」と、「車両メロディーイベント」の 2つのイベントを鉄道ファンの皆さまにお楽しみいただきました。
勝田車両センター関連動画
East i-E(イーストアイ・ダッシュイー)E491系 検測前面展望動画(鶴見線営業所制作)
East i-E(イーストアイ・ダッシュイー)E491系による、検測前面展望動画です。
勝田車両センターで実施されるイベントに参加するには?
JRE MALLチケット JR東日本水戸支社店では、勝田車両センターをはじめ、茨城エリア・福島県浜通りで開催しているJR東日本のイベントを販売しています。不定期で開催していますので、こまめにチェックしてみてくださいね!
② JRE MALLふるさと納税 JR東日本オリジナル返礼品をチェック
鉄道にまつわる貴重な体験やグッズなど、JR東日本ならではのオリジナル返礼品が勢ぞろい!
駅長や車両メンテナンスなどのお仕事体験や、鉄道古物を使用した、鉄道好きにはたまらない一点もののグッズなど、 オリジナリティ溢れる返礼品を是非ご覧ください♪
※時期により、取り扱い返礼品が異なります。
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