運行開始25周年！寝台特急カシオペアの鉄道イベントに参加する方法は？

寝台特急「カシオペア」は、1988年から上野駅～札幌駅間を運行していた寝台特急「北斗星」からさらなる高水準のサービスを提供するフラグシップトレインとして、寝台特急「カシオペア」専用のE26系客車を製造し1999年に運行を開始しました。 全客室がA寝台個室であり、従来の寝台特急とのサービスの異なりから、人気の高い寝台列車でした。
【牽引機関車】
● 上野駅～青森駅間
EF81形電気機関車 　 1999年～2010年
EF510形電気機関車　 2010年～2016年
● 青森駅～函館駅間
ED79形電気機関車　　 1999年～2016年
● 函館駅～札幌駅間
DD51ディーゼル機関車 1999年～2016年　

1999年の運行開始以来、上野駅～札幌駅間を運行してきた寝台特急「カシオペア」でしたが、北海道新幹線開業に伴い、2016年3月19日(上野発)、20日(札幌発)をもって、上野駅～札幌駅間での運行を終了しました。

星座のカシオペヤ座（カシオペア座）に由来しています。

寝台特急「カシオペア」は、オール2階建て車両になっており、編成は寝台車10両、食堂車1両、ラウンジ車1両の12両編成になっています。客室は大きく分けて3種類あり、最上級の「カシオペアスイート」は、1階が寝室・2階を居間としたメゾネットタイプと、上野寄り編成端の1部屋のみとなる平屋の展望タイプに分かれ、平屋タイプの「カシオペアデラックス」があります。

明るいグレーと木目を基調としたエレガントで落ちついた雰囲気の室内になっており、三面ガラスのワイドな窓からは、ソファーに座りながら素晴らしい眺めを堪能できます。
【号車】
展望室タイプ・1室のみ/1号車

1階の室内には、2つのベッドが平行に配置されており、くつろぎながらおしゃべりを楽しむことができます。

2階の室内はリビングとなっており、ゆったりとソファーに座りながら外の風景を楽しんでいただけるようになっています。

2階構造のメゾネットタイプと異なり、1階構造の室内にリビングとベッドがあります。
1階構造の為、部屋は広く天井も高くなっています。
ソファーは3つあり、ソファーベッドを合わせるとベッドも3つになるので2～3人部屋として使うことでき、グループ利用に向いています。

カシオペアツインは、リビング兼寝室タイプの部屋が1階と2階にあります。ソファーを倒すとベッドになり、寝室として利用できます。

各車両（4～11号車、ただし5号車は片側のみ）の両サイドに位置する車端室タイプは1階構造になっており、2階構造のカシオペアツインより天井が高く開放感があります。このタイプには2人部屋と、エクストラ（補助）ベッドを使用すれば3人部屋として利用できるものの2タイプがあります。

車椅子ご利用のお客さまでも十分に動ける広さを確保し、お身体の不自由な方でも安心してご利用いただけます。
付き添いの方は、2段ベッドの上段をご利用いただけます。

12号車のラウンジカーは、見晴らしのよい2階に設けられています。
流れゆく車窓をゆっくり楽しむことができます。

3号車に設けられているダイニングカーは、ゆるやかなドーム型の天井をはじめ、明るいグレーが基調のエレガントな室内になっています。

JRE MALLチケットでは、寝台特急「カシオペア」に小山駅から上野駅まで乗車体験ができるイベントが不定期開催されています。
上野駅までの約1時間の乗車体験後、上野駅ホームにてご参加のお客さま限定で自由に写真撮影ができます。ラウンジカーでの展望のほか、個室ではゆっくり過ごすことができます。

JR東日本びゅうツーリズム＆セールスでは、寝台特急「カシオペア」に乗車する旅行商品を取り扱いしております。

寝台特急「カシオペア」の運転日は、「JRE MALLチケット」・「JR東日本びゅうツーリズム＆セールス」のホームページの商品をご確認ください！