【横手の雪まつり】かまくらで有名なおまつりの歴史や見どころを解説

これまでに450年以上の歴史を誇る「かまくら」は、水神様をまつる秋田県横手市の伝統的な小正月行事です。元々は旧暦1月14日に行われていましたが、1954年からは2月15日に「雪まつり」として開催されることになりました。

現在では、県内外の観光客が訪れるほどに成長した一大イベントで、かまくらでのおもてなし体験や、ほのかな灯りが美しいミニかまくら鑑賞を楽しみましょう。

2020年以降、コロナ禍を理由に中止、規模が縮小されてきた横手雪まつりでしたが、2024年、4年ぶりに通常開催されました。

2025年開催も待ち遠しい祭りの基本情報を2024年度の情報を参考に紹介します。

＜横手雪まつり開催概要＞
開催期間：毎年2月15日〜16日
ろうそくの点灯時間：18:00～21:00
開催場所：横手市役所本庁舎前、横手公園、よこてイーストなど、秋田県横手市内
問い合わせ：一般社団法人横手市観光協会：0182-33-7111
料金：無料
アクセス：
・JR奥羽本線横手駅より徒歩10分
・秋田道横手ICから国道13号経由で約10分
駐車場：無料・臨時駐車場あり

横手雪まつりは、雪を踏み固めてつくりあげたかまくらの中にろうそくを灯すことで、幻想的な景色を楽しめる祭りです。

中に入ってみたり、ミニかまくらの美しい景色を鑑賞したり、さまざまな楽しみ方ができる祭りの見どころを紹介します。

横手雪まつりのメインスポット「横手市役所本庁舎前」には、人が入れるほど大きなかまくらがズラッと並びます。
ほかにも、旧片野家、横手公園、二葉町でもかまくらを楽しめます。

時間：18時～21時

蛇の先川原では、「地上の天の川」と呼ばれる3,500個のミニかまくらが見られます。
ほかにも、横手南小学校では児童がつくったミニかまくらを見ることができます。

時間：18時～21時

横手かまくらまつり中にお腹が空いたときは、会場内にある「ほっこり横丁」へ向かいましょう。
秋田郷土料理のきりたんぽや、麺の上に載せられた目玉焼きが目印のB級グルメとして人気の横手やきそばなど、ご当地グルメが「ほっこり横丁」の露店に並びます。
また、雪を避け、落ち着いて食事をしたい場合は横丁内にあるテントも利用できます。

会場：光明寺公園前道路公園

「横手公園」の見どころは、ライトアップされた「横手城」と公園内のかまくらが織りなす横手かまくらまつりを象徴するような景色です。開催期間中は、天守閣までの道のりや公園全体もライトアップされるので、散策してみると良いでしょう。

また、展望台になっている横手城の天守閣からは、真っ白に雪化粧をした横手市内を一望できます。

梵天(ぼんでん)コンクールは、色鮮やかなさがりと呼ばれる飾りや、干支や人形などの頭飾りが目を引く梵天の出来栄えを競う大会です。
300年以上前から神霊が降臨するための依代としてつくられている梵天には、五穀豊穣、家内安全などの願いが込められています。
高さ5m、重さは3kgをゆうに超える梵天が、横手市役所本庁舎前に並ぶ圧巻の光景を大会当日は沿道から楽しみましょう。

横手市内の「横手市ふれあいセンター かまくら館」には、伝統行事のかまくらに関する貴重な資料が揃っています。資料を通して祭りの歴史や文化的な意義を知りたい方は、足を運んでみてください。

【横手市ふれあいセンター かまくら館】
住所：秋田県横手市中央町8-12
電話番号：0182-33-7111
営業時間：9時～17時（年末年始、夏季、冬季に臨時休業あり）
料金：100円(税込)※ファンタジックギャラリーのみ
アクセス：JR奥羽線横手駅から徒歩10分

秋田県で冬の夜に観光を楽しむなら、450年以上の歴史を誇る横手雪まつりに行くのがおすすめです。
2日間にまたがって開催される祭りには、ライトアップ、ご当地グルメ、かまくら体験まで東北の冬ならではの楽しみが詰まっています。
祭りの見どころが分からない方やはじめて祭りに行く方は、紹介した見どころを参考にしながら会場内を巡りましょう。

会場の最寄り、横手駅までの新幹線のきっぷはえきねっとでの予約がおすすめです。