【JR社員の訪問記】まもなく福島DCが始まる！〜福島県国見町・桑折町でほっこり癒しの1日を〜

JRグループと福島県、福島県内の市町村、福島県内の観光事業者などが力を合わせて地域の魅力を発信する「ふくしまデスティネーションキャンペーン」。開催を控えた県内の駅やまちでは、キャンペーンを予告するポスターやのぼりが掲げられており、開催を心待ちにする雰囲気が広がっています。

「ふくしまデスティネーションキャンペーン」の公式ホームページでは、福島県の観光情報やイベント情報、SNSをご覧いただけます。列車の予約サイトや宿の予約サイトなど、旅行の計画に便利なリンクも充実しており、スムーズな観光体験をサポートします。

「ふくしまデスティネーションキャンペーン」のキャッチコピーは「しあわせの風ふくしま」。新たな幸せの風が福島に舞い込んでほしいという願いが込められています。キャッチコピーに使われている一つ一つの言葉が、優しく心に響き、読んだ人の気持ちをほっこりと温かくしてくれます。

今回は、「ふくしまデスティネーションキャンペーン」で旅行をする際のきっかけをご案内したいという思いのもと、JR東日本の福島エリアで運転士の仕事をしている社員が、福島県国見町・桑折町を訪れた様子をレポートします。グルメとデザインを楽しむ、こんな旅はいかがでしょうか？

国見町は、福島県の最北端に位置し、盆地の自然に恵まれた地域です。農業が盛んで、町内にある観月台公園では、毎年農業市が開催されます。まち歩きが趣味の筆者は、町内にあるJR東北本線 藤田駅から徒歩で散策を始めます。

池と木々の景色が美しい観月台公園を通り、歩くこと15分。道の駅「国見あつかしの郷」へ到着しました。楽しみにしていたのは、テレビや雑誌で話題になっているご当地グルメ、国見バーガー！早速、道の駅の敷地内にある「国見バーガー&ジェラテリア」で国見バーガーを購入しました。国見バーガーを横から撮影した写真を見て、どんな具材が入っているか、予想してみてください⭐︎

正解は…

なんと、さばの味噌煮が入っていました！野菜の酸味とさばの味噌煮の濃厚な味が口の中で広がり、やみつきになってしまう美味しさです。そして、パンのふわふわもっちり感がたまりません。一緒に購入した桃のスムージーを片手に、もぐもぐ…

※国見バーガー さば味噌…600円（税込） 桃のスムージー…480円（税込）
※商品の内容や価格は、時期により異なる場合があります。

物販エリアでは、新鮮な野菜や果物が並び、どれも本当に美味しそう。思わず、大きな椎茸と桃のジャムを購入してしまいました。そしてもう一つのお楽しみ、ご当地マンホールを撮影。道の駅の敷地内に設置されていて、旅の記念にぴったりです。

お隣の駅、桑折駅へ移動します。桑折町は仙台藩伊達氏発祥の地とされ、数多くの史跡が残る歴史ある町です。難読地名として話題に上がることも。（読み仮名:こおりまち）

実は、ひとつ確かめてみたいことがあり桑折町を訪れました。それは…

福島エリアで列車を運転している筆者。桑折駅に停車中、目の前にある街灯のデザインが気になりました。何かの建物に見えますが、少し特徴的な形の建物のようです。歴史が有名な町だから、歴史的建築物なのかな…デザインのモデルを探してみたくなりました。インターネットで調べてみると、どうやら「旧伊達郡役所」という建物が鍵を握っていそう。早速散策を始めます。

桑折駅から徒歩で20分、「旧伊達郡役所」に辿り着きました。まさに、気になっていた街灯のデザインと同じ形をしています！「旧伊達郡役所」は国の重要文化財に指定されており、明治時代の文化を象徴する建築様式「擬洋風建築（洋風と和風の建築技術が融合した建築）」で建てられています。

上げ下げ式のガラス窓や、ステンドグラス風のカラフルな半円型ガラス窓、ペンキで塗られた下見板外壁…デザインが一つ一つ素晴らしいのですが、中でも特に目を引くのが、玄関とベランダ屋根下の雲型文様。クリーム色の外壁に、空色の縁取りが施された雲型文様が、建物全体のアクセントとしての役割を担っています。擬洋風建築の「和」の部分ですね。受付付近に建物の見どころガイドが設置されていますので、それを片手にじっくり見学してみるのもおすすめです。

「旧伊達郡役所」のそばには、このようなデザインのマンホールがありました。事前に調べていなかったので、突然現れた素敵なご当地マンホールにちょっと興奮。マンホールの中央には「旧伊達郡役所」のデザインが描かれ、その周囲には町の特産品である桃（あかつき）の花模様があしらわれています。デザインを見るだけで、町の特徴が伝わってくるご当地マンホール。注目しながら歩いてみると、いつもの旅行がもっと楽しくなりますよ。

館内にマンホールカード配布中とのポップがあり、スタッフの方に問い合わせてみると、素敵なカードをいただきました。（期間限定のコースター付き）カードの裏面には、マンホールのデザインの由来がびっしり記載されています。ぜひ現地で受け取って、じっくり読んでみてください⭐︎

※マンホールカード及びコースターは予定配布枚数に達した場合、配布を終了することがあります。

普段は列車を運転しながら通り過ぎてしまう国見町・桑折町。今回まち歩きをしてグルメとデザインを楽しむことができ、とてもほっこりした気分になりました。

2026年4月1日から6月30日にかけて開催される「ふくしまデスティネーションキャンペーン」では、皆さまに福島県のあらゆる魅力を体験していただくために、JRグループと福島県、福島県内の市町村、福島県内の観光事業者などが力を合わせて情報を発信していきます。ぜひこの機会に、福島県を訪れてみませんか？国見町・桑折町で過ごす、ほっこり癒しの1日が、皆さまの旅の思い出に彩りを添えてくれるはずです。

福島県で、みなさまのご来訪を心よりお待ちしております。

⭐︎掲載した施設の情報

道の駅「国見あつかしの郷」
・所在地 福島県伊達郡国見町大字藤田字日渡ニ18-1
・電話番号 024-585-2132
・営業時間 道の駅「国見あつかしの郷」… 9:00-17:30(12月～2月） 9:00-18:00（3月～11月） 「国見バーガー&ジェラテリア」…9:00-17:30（17:00オーダーストップ）
・不定休

「旧伊達郡役所」
・所在地 福島県伊達郡桑折町字陣屋12番地
・電話番号 024-582-5507
・開館時間 9:00-17:00（最終入館は16:30）
・休館日 毎週月曜日、祝日の翌日
・入館料 無料

福島県を訪れた際に旅の思い出としてぜひ手に取っていただきたいのが、「JR福島駅新幹線連結湯庵プリン」です。このユニークなプリンは、「ふくしまデスティネーションキャンペーン」に合わせて、 JR東日本 福島統括センターと、福島県内のカフェ「源泉湯庵森山」さまが共同開発したもの。福島駅で見られる新幹線「やまびこ」と「つばさ」の連結シーンをモチーフにした、可愛らしいプリンです。「やまびこ」は宮城県産ずんだ（緑）と福島市産いちご（赤）を使用した爽やかな味わい。「つばさ」は、山形県産ぶどう（紫）と国見町産あんず（黄）を組み合わせた、フルーティーでコクのある一品です。それぞれの味に、東北各地の魅力がぎゅっと詰まっており、特に国見町産のあんずが使われている点も見逃せません。プリンを通して、地域の風土や味覚に触れられるのも嬉しいポイントです。

ぜひこの機会に、味わってみてはいかがでしょうか。

福島県へ旅行する際の列車の予約には、「えきねっと」が便利です。福島県内の温泉やドライブスポットも一緒に巡りたい！という方は、「えきねっと」のホームページ内に駅レンタカーの予約機能がありますので合わせてお使いいただけます。また、宿と列車の予約が一体型となったプランも充実しており、「えきねっと」ひとつで旅行の準備が一気に整います。ぜひこの機会に、「えきねっと」を活用して、福島県への旅をより快適にお楽しみください。