JR東日本の電車料金｜子供はいつから大人料金？中学生・小学生・幼児のルール完全ガイド

JR東日本では、年齢に応じた運賃・運賃区分が定められています。6歳未満は原則無料、6歳以上12歳未満は「こども」、中学生（12歳以上）は「おとな」の運賃・料金が適用されます。
Suicaやフリーきっぷなど独自サービスも充実しており、家族旅行や通学前に知っておくと便利です。本記事では、JR東日本の公式ルールをもとに、年齢ごとの区分やお得な切符の使い方をわかりやすく解説します。

「おとな」と「こども」の区分は次のとおりです。

おとな 12歳以上（12歳でも小学生は「こども」です）
こども 6歳～12歳未満（6歳でも小学校入学前は「幼児」です）
幼児 1歳～6歳未満
乳児 1歳未満

「こども」の電車の運賃や、新幹線等の指定席特急料金・自由席特急料金について解説します。

・「こども」の乗車券、特急券、急行券、指定席券
「おとな」の半額です（5円のは数は切り捨てます）。ただし、半額とならない場合があります。

・グリーン券、グランクラス、寝台券、乗車整理券は「おとな」と同額です。
「おとな」1人と「こども」1人で、または「こども」2人で1つの寝台が利用できます。

「幼児」、「乳児」が電車に乗る運賃は無料ですが、次の場合は「子供」の運賃・料金が必要です。

（1）「おとな」または「こども」1人に同伴される「幼児」の人数が2人を超える場合（3人目から「こども」の運賃・料金が必要です）。
（2）「幼児」「乳児」が1人で指定席、グリーン席（自由席グリーン車を除く）、寝台等を利用する場合。
（3）「幼児」が単独で旅行する場合。

小学生や中学生への区分の切り替わりは、4月1日が境になります。
中学生になる4月1日から大人運賃・料金になります。

おとな 12歳以上（12歳でも小学生は「こども」です）
こども 6歳～12歳未満（6歳でも小学校入学前は「幼児」です）
幼児 1歳～6歳未満
乳児 1歳未満

JR東日本から指定を受けた中学・高校・大学・専修・各種学校の学生・生徒の方は、新幹線や在来線を利用する際に「学生割引乗車券」を使うことができます。

「学生割引乗車券」は運賃が2割引となり、さらに片道の営業キロが601キロ以上あれば往復割引も適用されるので学生の方には非常にお得な乗車券となります。

「学生割引乗車券」の購入にはいくつか条件があり、使い方にもルールがあります。
詳しくは「学生割引乗車券」の買い方から使い方の記事をご覧ください。

「こども用Suica」は、Suicaエリア内にある、JR東日本の駅のみどりの窓口または話せる指定席券売機（オペレーター対応による発券）でご購入ください。なお、ご購入の際には、ご利用になるお子さまの本人確認ができるもの（保険証等）をご用意ください。ご家族の方が代理でご購入いただくこともできます（代理の方がご購入の場合も、お子さまの本人確認をできるものが必要です）。
※お買い求めには、ご利用になるお子さまの氏名・性別・生年月日等の登録が必要です。
※Suica・PASMOを通じて、原則お子さま一人に1枚の発売となります。

こどもと電車でのおでかけに便利なきっぷをご紹介します。

【都区内パス】
フリーエリア内のJR線の普通列車（快速列車含む）普通車自由席が乗り降り自由です。

【のんびりホリデーSuicaパス】
フリーエリア内のJR線の普通列車（快速列車含む）普通車自由席と東京モノレール全線、りんかい線全線がSuicaで乗り降り自由です。

【休日おでかけパス】
フリーエリア内のJR線の普通列車（快速列車含む）普通車自由席と東京モノレール全線、りんかい線全線が乗り降り自由です。

えきねっとで新幹線eチケットサービスをご予約いただく際、こども分のお席に「こども用Suica」や「小児用PASMO」などの「小児用ICカード」を紐づけることで、小児用ICカードで新幹線にチケットレスでご乗車いただくことができます。

※ こどもでお申込みのお席に、大人の交通系ICカードを紐づけることはできません。「小児用ICカード」をご用意ください。
※「こども用Suica」は、Suicaエリア内にあるJR東日本の駅のみどりの窓口およびJR東日本の新幹線停車駅のみどりの窓口でご購入ください。

新幹線のご旅行はぜひ便利なえきねっとをご利用ください。

JR東日本の電車料金は、年齢ではなく学年を基準に区分が切り替わります。こどもはおとな料金の半額、幼児は条件付きで無料といったルールを知っておくことで、スムーズに移動できます。

こども用Suicaや各種割引きっぷを活用すれば、さらに快適に電車を利用できます。旅行や通学の前には公式情報を確認し、条件に合ったきっぷを選びましょう。