【イベントレポート】山手線東京観光列車「東京まるっと山手線」初の大崎駅発着で運行しました！

「東京まるっと山手線」は、山手線１周の東京観光列車で、「東京」と「山手線」の魅力を約1時間でまるっと体感できます。東京の主要駅を通る山手線を貸切の観光列車として運行し、現役車掌・駅社員による案内でお子さまから大人までお楽しみいただけるイベントです。
お客さまに東京、JR東日本、山手線をもっと好きになってほしいという社員の想いから企画しました。
普段は多くのお客さまで混雑していることが多い山手線ですが、「東京まるっと山手線」は全てのお客さまにお座りいただける乗車人員に設定していることから、ゆったりと山手線沿線の景色をお楽しみいただけます。

2024年3月2日(土)に初めて運行した東京まるっと山手線は、いずれの運行日もすべての乗車チケットが完売している大人気のイベントです。これまでの運行実績は以下の通りです。

【第1回】2024年3月2日(土）池袋駅発着外回り(1周開催）
【第2回】2024年8月17日(土）池袋駅発着外回り(2周開催）
【第3回】2024年10月26日(土）池袋駅発着外回り(1周開催）
【第4回】2025年3月1日(土) 池袋駅発着内回り(2周開催）
【第5回】2025年5月10日(土）池袋駅発着外回り(2周開催）
【第6回】2025年8月3日(日）大崎駅発着外回り(1周開催）

ここからは2025年8月3日(日)に運行した、初めての大崎駅発着の東京まるっと山手線の当日の様子をご紹介します。

これまで5回運行してきた「東京まるっと山手線」ですが、全て池袋駅発着で運行してきました。6回目となる今回は、山手線の車両基地がある東京総合車両センター近くの大崎駅発着ではじめて運行することとなりました。
当日のスケジュールは以下の通りです。

12：30　　受付開始 (入線時刻13：08頃）　　　　　
13：40　　大崎駅出発　　　
14：46　　大崎駅到着（到着後解散）

大崎駅にお越しいただくと、東京まるっと山手線の乗車の受付をおこないます。購入時に配布された専用のＱＲコードを読み込み受付を行うと、乗車チケットの入ったネックストラップ、東京まるっと山手線のパンフレットや、大崎駅構内店舗で利用できるおトクなクーポン等を受け取ります。東京まるっと山手線に乗車する機運が高まってきます！山手線にはお手洗いがございませんので、出発前には必ずお手洗いを済ませておきます。列車が入線するといよいよ「東京まるっと山手線」の車両に乗車し、大崎駅出発まで車内放送で様々なご案内を聞きながら発車を待ちます。

東京まるっと山手線には2つの乗車プランをご用意しています。

・通常プラン（定員240名）
小さなお子様から大人の方まですべてのお客さまがご利用いただけるプランです。未就学のおこさまについては、大人1名につき、2名まで無料でご利用いただけるため、大人のみのお客さまだけではなく、毎回多くのファミリーのお客さまにもお楽しみいただいております。

・大人限定プラン(定員50名）
「静かな車内環境で案内放送を落ち着いて聞きながら東京まるっと山手線に乗車したい。」というお客さまの声をもとに誕生した、大人(中学生以上)のお客さま限定でご利用いただけるプラン。値段は通常プランより500円高く設定しておりますが、ご利用いただいたお客さまに大変好評です。

13:40に大崎駅をいよいよ出発！東京まるっと山手線に乗車し山手線1周の列車旅が始まります。乗車時間は約66分。先行列車を追い越すことができないので、普段の山手線よりもゆっくりしたスピードで走行し、すべての駅に停車する山手線の定期列車とほぼ同じ所要時間で1周します。運行中は、現役の乗務員・駅社員4人が交代で沿線のスポットや歴史等を紹介します。ここからは一部ですが、東京まるっと山手線に乗車するとお楽しみいただける内容をご紹介します。

列車はいよいよ大崎駅を出発。「それでは東京まるっと山手線、はじまりはじまり～」の車内放送が入ると車内からは拍手がわきおこり、お客さまの期待が高いこともうかがえます。
東京まるっと山手線は普段は高速で通過してしまう山手線の駅と駅の間もゆっくりと走行するため、車内放送に合わせて多くの方がご存じの渋谷スクランブル交差点等のスポットも、ゆっくりご覧いただけました。
特に驚きの声が上がったのは、新宿駅を通過する場面です。すべての定期列車が停車し、JR東日本の数多くある駅の中で最も利用者の多い新宿駅を通過する貴重な体験をしていただきました。

東京まるっと山手線が出発して30分ほどすると、ドアは開きませんが、駒込駅に停車します。東京まるっと山手線のような臨時列車や、回送列車も必ず停車をしなければいけない理由が説明されると、車内のお客さまも納得の表情をされていました。ぜひ、東京まるっと山手線に乗車して説明を聞いていただけると嬉しいです！(内回りは通過します)
田端駅を通過すると、山手線の南に向け列車は大崎駅を目指します。途中上野駅や東京駅も通過し、現在も開発中のTAKANAWA GATEWAY CITYの最寄り駅で、山手線で一番新しい高輪ゲートウェイ駅を通過すると、終点の大崎駅がいよいよ近づいてきます。１周66分の旅もあっという間に終了。東京まるっと山手線を思う存分楽しんでいただいたお客さまより、大崎駅到着後には拍手が沸き起こりました。
改札口まで移動し、解散となります。

いかがでしたでしょうか。この記事では伝えきれていないことが、数多くありますが、東京まるっと山手線に乗車すると、いつもの山手線からの景色が全く違って見えたり、これまで気づかなかった東京や山手線の魅力を発見できますよ。
今年は、1925年11月1日に山手線が環状運転を始めて100年という節目の年となります。それを記念し、ちょうど100年となる節目の日である2025年11月1日(土)に次回の東京まるっと山手線の運行に向け準備を進めております。詳細が決まりましたら、発表いたしますので、皆様楽しみにしていてくださいね！
ここまでお読みいただきましてありがとうございました！

（※掲載の内容は2025年8月現在の情報です）