更新日: 2024年09月02日

黒磯駅から快速ラビットの運転も可能!「宇都宮線(東北本線)」の実写運転シミュレータが2024年8月27日(火)配信開始

運転士が乗務員区で実際に訓練用に使用している業務用シミュレータをベースに開発・配信を行っている、PC用シミュレーションソフト「JR東日本トレインシミュレータ」。そんなJR東日本トレインシミュレータに、新たなDLC(ダウンロードコンテンツ)である宇都宮線(東北本線)が登場しました!
この記事では2024年8月27日(火)に発売開始となった「宇都宮線DLC」について動画を交えてご紹介します!

「JR東日本トレインシミュレータ」とは?

「JR東日本トレインシミュレータ」は、運転士が乗務員区で実際に訓練用に使用している業務用シミュレータをベースに開発・配信している、PC用シミュレーションソフトです。
業務用に搭載されている異常時対応など一部の機能は省略されていますが、JR東日本で実際の車両を用いて収録した高精細の映像や走行音を使用しており、実車に則した保安装置の挙動と合わせてリアルな運転体験ができます。

ソフトの配信は、PCゲームプラットフォーム「Steam」にて行われており、ゲーミングPCでプレイすることが可能です。
▶JR東日本トレインシミュレータ 公式サイト

新たに配信開始した「宇都宮線(東北本線)」とは?

E233系3000番代 宇都宮線(東北本線)
▲野木~間々田間を疾走する宇都宮線(東北本線)E233系3000番代
宇都宮線は、東北本線(東京駅〜盛岡駅間)のうち、東京駅〜黒磯駅間全長163.3kmの区間を運行する列車の愛称です。
宇都宮線の愛称は、沿線自治体からの提案により1990年3月10日から使用されています。
かつては東北や北海道へ向かう特急列車や寝台列車が数多く走っていましたが、現在は普通列車・快速列車がダイヤのほとんどを占めています。
現在の運行系統は宇都宮駅で分離されており、宇都宮以南は上野東京ラインや湘南新宿ラインが首都圏の通勤・通学輸送を行い、宇都宮以北(早朝一部は小山・小金井〜宇都宮間)ではワンマン運転を実施し、栃木県内の地域間の輸送を担っています。
黒磯駅を出ると、那須への玄関口である那須塩原駅や、餃子の街として知られる宇都宮駅、埼玉県最大のターミナル、大宮駅を経由して、東京の北の玄関口と言われた上野駅、東京の中心東京駅へ向かいます。
広がる田園風景、郊外の住宅地、都心のビル群など、栃木県から東京都までの風景の移り変わりを感じつつ、関東平野を駆け抜ける様子が楽しめます。

「宇都宮線DLC」の気になる配信内容は?

〇配信路線:宇都宮線(東北本線)
〇配信区間:上り 黒磯駅~東京駅(163.3km) ※上野東京ラインの区間を含む
〇駅数:34駅
〇配信車両:E233系3000番代(10両・15両編成)
〇日本販売価格:3,980円
※宇都宮線DLCのプレイには、予め基本パック(2,980円)の購入が必要です。

■宇都宮線DLCの特徴
〇「JR東日本トレインシミュレータ」シリーズで最長距離(2024年8月時点)となる黒磯⇒東京間の163.3kmを収録
〇2002年当時のダイヤを採用し、黒磯駅発の快速「ラビット」が運転可能
〇「JR東日本トレインシミュレータ」初となる10両・15両のダイヤ選択が可能

宇都宮線DLCでは、JR東日本トレインシミュレータで初めて10両および15両編成のダイヤが選択可能となりました。
また、現在は運行系統が宇都宮駅で分離されており、黒磯駅から東京方面へ直通する列車はありませんが、今回2002年当時のダイヤを採用することで、快速ラビットの運転が可能になりました。(運転車両はE233系3000番代です)

「宇都宮線DLC」の収録ダイヤは?

宇都宮線DLCの収録ダイヤ
▲宇都宮線DLCの収録ダイヤ
宇都宮線DLCでは、上野東京ラインの上野駅~東京駅間を含む、黒磯駅~東京駅(163.3km)の4ダイヤを収録しています。

●上り
列車番号:1539E
種別・行先:普通 品川行き
運転区間:小金井(07:00発)→東京(08:44着)
車種:E233系3000番代 15両
肉声放送担当:宇都宮統括センター

列車番号:1567E
種別・行先:普通 平塚行き
運転区間:宇都宮(11:19発)→東京(13:17着)
車種:E233系3000番代 15両
肉声放送担当:宇都宮統括センター

列車番号:1591E
種別・行先:普通 小田原行き
運転区間:小金井(15:00発)→東京(16:36着)
車種:E233系3000番代 15両
肉声放送担当:宇都宮統括センター

列車番号:3520M
種別・行先:快速ラビット 上野行き
運転区間:黒磯(07:14発)→上野(09:48着)
車種:E233系3000番代 10両
肉声放送担当:宇都宮統括センター

「宇都宮線DLC」のリリースに合わせて行われたアップデート

①HUDの残り時刻表示の方式を変更

HUDの残り時刻表示の方式を変更
HUDに表示される残り時刻表示が、「発車まで」「停車まで」のカウントダウン方式に変更されました。
駅停車中においては、発車までの残り時間がより分かりやすくなりました。

②東海道線DLCおよび高崎線DLCへの15両編成のダイヤ追加

宇都宮線DLCへの10両・15両ダイヤ実装に合わせて、今まで10両編成のみだった東海道線DLCおよび高崎線DLCにも15両編成のダイヤが実装されました。
東海道線には、これまで要望の多かった「快速アクティ―」のダイヤも実装されました。
東海道線DLCダイヤ
【追加ダイヤ】
列車番号:1531E
種別・行先:普通 国府津行き
運転区間:東京(07:53発)→国府津(09:06着)
車種:E233系3000番代 15両
肉声放送担当:国府津運輸区

列車番号:1567E
種別・行先:普通 平塚行き
運転区間:東京(13:18発)→平塚(14:16着)
車種:E233系3000番代 15両
肉声放送担当:国府津運輸区

列車番号:3535E
種別・行先:快速アクティー 熱海行き
運転区間:東京(15:37発)→熱海(17:11着)
車種:E233系3000番代 15両
肉声放送担当:国府津運輸区

【両数変更】
列車番号:1865E
種別・行先:普通 熱海行き
運転区間:東京(12:07発)→熱海(13:55着)
車種:E233系3000番代 10両 ⇒ 15両
肉声放送担当:国府津運輸区
▶JR東日本トレインシミュレータ 「東海道線DLC」ストアページ
高崎線DLCダイヤ
【追加ダイヤ】
列車番号:833M
種別・行先:普通 籠原行き
運転区間:上野(10:30発)→籠原(11:42着)
車種:E233系3000番代 15両
肉声放送担当:熊谷統括センター
▶JR東日本トレインシミュレータ 「高崎線DLC」ストアページ

③信号現示の修正

京葉線DLCにて葛西臨海公園駅第1場内信号機の現示を修正しました。
▶JR東日本トレインシミュレータ 「京葉線DLC」ストアページ

「宇都宮線DLC」の販売場所は?

JR東日本トレインシミュレータが販売されているSteamのストアページ 出典:https://media.jreast.co.jp/articles/1210
▲JR東日本トレインシミュレータが販売されているSteamのストアページ
ソフトの配信は、PCゲームプラットフォーム「Steam」にて販売しています。
宇都宮線DLC単体ではプレイすることは出来ないため、予め基本パック(2,980円)の購入が必要です。
▶JR東日本トレインシミュレータ Steamストアページ
▶JR東日本トレインシミュレータ 「宇都宮線DLC」ストアページ

「宇都宮線DLC」をプレイするには?

JR東日本トレインシミュレータのプレイイメージ
▲JR東日本トレインシミュレータのプレイイメージ
「宇都宮線DLC」をプレイするには、予めSteamクライアントのダウンロードとアカウント作成、そして「JR東日本トレインシミュレータ」の基本パックの導入が必要です。

「JR東日本トレインシミュレータ」は元々ハイエンドPCで動作させることが前提の業務用のシミュレータがベースになっているため、一般的に「ゲーミングPC」と呼ばれるような高スペックのPCが必要です。
まずは、購入する前に使用しているパソコンのスペックを確認しておきましょう。

ソフトは、Steamのストアページで購入します。
「Steamクライアント」をダウンロードし、アカウントを作成後、ストアページでの購入が可能です。

おすすめのゲーミングPCや詳しいソフト導入の手順は、下記の記事で解説していますので、是非チェックしてみてくださいね。
関連記事:「JR東日本トレインシミュレータ」で遊びたい!家庭で遊ぶための5つのSTEP

宇都宮線DLCをお試しで運転してみたい方は「とよすなトレインP318」がおすすめ!

とよすなトレインP318 出典:https://media.jreast.co.jp/articles/1659
「とよすなトレインP318」は、幕張豊砂駅前に2024年3月15日に開業した㈱千葉ステーションビルが運営する鉄道運転体験ハウスです。

京葉線の車体を模したトレーラーハウスの中には、鉄道運転シミュレータ「JR東日本トレインシミュレータ」や鉄道模型の「HOゲージ」が設置されており、それぞれ運転体験を予約不要で気軽に楽しむことが出来ます。
「とよすなトレインP318」内のシミュレータ体験ブース。2台設置されている。
「とよすなトレインP318」内に設置されているシミュレータ体験ブースには、実際の電車で使われているものとほぼ同型のマスコン(マスターコントローラー)が設置されています。
自宅でマウスやキーボードを使って操作するのとは異なり、よりリアリティのある操作感でプレイすることが出来ます。

「JR東日本トレインシミュレータ」が気になっているけど、まずはお試しでプレイしてみたいという方や、既に自宅でもやっているけど、購入していない他の路線も試してみたいなという方に、「とよすなトレインP318」はおすすめです。
関連記事:幕張豊砂駅で運転体験!ショッピングモールでのお買い物ついでに「とよすなトレインP318」はいかがですか?

JR東日本トレインシミュレータでは、その他の路線も続々配信中!

JR東日本トレインシミュレータで配信中のDLCの一例
▲JR東日本トレインシミュレータで配信中のDLCの一例
「JR東日本トレインシミュレータ」では、今回ご紹介した宇都宮線以外にも、高崎線や小海線、総武快速線、南武線、八戸線などのダウンロードコンテンツを多数配信しています。

順次配信路線を拡大していますので、是非チェックしてみてくださいね。
そのほかのJR東日本トレインシミュレータの紹介記事はこちら
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