更新日: 2024年06月25日

【関東】日帰り穴場スポット〜中央線沿線の隠れた魅力〜

日本旅行を愛する皆さん、定番スポットはもう行き尽くしてしまったという方も多いのではないでしょうか?そんな方に向けて、今回は観光客で溢れた定番スポットから一歩踏み出し、日本の魅力を発見できる新たな旅行先をご提案します。今回は、東京から日帰り可能なJR中央線、青梅線内の穴場スポットを紹介します。四季折々の美しい景色や、地元ならではの体験が待っていますよ。

関東の日帰り旅行におすすめしたい穴場スポットをご紹介!

昨今、日本では「オーバーツーリズム」が話題となる一方で、観光客の増加傾向が続いています。
特に富士山方面の特急列車は満席が多く、座れないことがよくあります。
しかし、日本には観光客にあまり知られていない穴場スポットが多く存在し、普通列車を利用したのんびりとした旅行も魅力です。
今回は中央線を乗務する現役乗務員からアンケートを取り、中央線沿線をメインとした4つのおすすめスポットを紹介します。

関東穴場スポット①桜を見るには勝沼ぶどう郷駅(山梨県甲州市)

新宿駅から勝沼ぶどう郷駅
▲画像はイメージです
日本旅行の醍醐味は四季折々の景色ですよね。
特に日本といえば桜!目黒川、河津、河口湖などの有名な桜スポットも素晴らしいですが、地元の人に愛される桜の穴場としておすすめするのがJR新宿駅から普通列車で約2時間の勝沼ぶどう郷駅です。

山梨県甲州市に位置する勝沼ぶどう郷駅の春は約600本の桜が駅の旧ホームを覆い尽くすように咲き誇り、ホームからは2018年に日本遺産にも登録された広大な葡萄畑と、甲府盆地を一望できる絶景が広がっています。

青空の下、桜の間を美しく駆け抜ける特急列車は思わずカメラを構えて収めたくなる瞬間です。
桜と青空の間を美しく駆け抜ける特急列車。家族写真。
▲撮影:黒木美沙
勝沼ぶどう郷駅周辺は、山梨の名産でもあるぶどうを使ったワイナリーが点在しており、地元のワインを試飲することができます。
秋にはぶどう狩りが楽しめ、季節ごとに異なる顔を見せるこの地域は、訪れるたびに新たな発見があります。
観光客で賑わう有名スポットとは異なり、比較的静かで落ち着いた雰囲気が流れるこの場所では、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
勝沼ぶどう郷駅は、自然の美しさと地元の魅力を存分に堪能できる、まさに隠れた宝石のようなスポットです。
穴場スポット勝沼ぶどう郷駅

関東穴場スポット②奇橋に行くなら猿橋駅(山梨県大月市)

新宿駅から猿橋駅
▲画像はイメージです
次にご紹介するのは、JR新宿駅から中央線普通列車で約1時間半、猿橋駅から徒歩15分の山梨県大月市に位置する「猿橋」です。
この橋は橋脚を用いずに橋を架ける工法を用いた刎橋といい、珍しい構造から「岩国の錦帯橋」や「木曽の桟」と並び日本三奇橋と呼ばれています。
橋の建設の最中に沢山の猿がつながりあって対岸へと渡っていく姿からヒントを得て橋を架けるのに成功したことが名前の由来です。
そのユニークな構造が訪れる人々を魅了しています。
猿橋は、深く美しい渓谷に架かっており、春から夏にかけては新緑が青々と茂り、深い渓谷を覗くと、透き通った水の涼しさを感じられ、秋には色とりどりの紅葉が彩り、その景観は圧巻です。
歴史的にもこの橋は多くの文人墨客に愛されてきました。
猿橋
▲猿橋の青々とした新緑は体も心もリフレッシュさせてくれます
猿橋周辺では、桂川でのラフティングや、猿橋遊覧などのアクティビティ(事前予約制)が楽しめます。
また、雁ヶ腹摺山(がんがはらすりやま)から流れる真木川でのシャワークライミングは、冒険心をくすぐる体験となるでしょう。猿橋の美しい風景とともに、豊かな自然の中でリフレッシュできるこの場所は、日本旅行としての価値が十分にあります。
穴場スポット猿橋

関東穴場スポット➂新選組の歴史と和菓子が彩る日野駅(東京都日野市)

新宿駅から日野駅
▲画像はイメージです
東京都のほぼ中央に位置する日野市は、JR新宿駅から中央線の特別快速を利用して約29分というアクセスの良さが魅力です。

この地は「新選組のふるさと」として知られ、副長の土方歳三や六番隊隊長の井上源三郎が生まれ育ちました。
彼らの活動を支えた名主・佐藤彦五郎の屋敷「日野宿本陣」も現存し、訪れる人々に歴史の香りを届けています。

日野市でぜひ食べていただきたいのが、昭和36年に開業した和菓子屋「紀の國屋」の和菓子たちです。
この店では地元で採れた新鮮で安全な食材を使ったお菓子を楽しむことができます。
特に人気なのが「かりんとう饅頭」で、私たち乗務員からも絶大な支持を受けています。
沖縄県産の黒糖を使用し、かりんとうならではの歯応えと柔らかなこし餡の食感が絶妙に組み合わされた逸品です。
地元の人々にも愛されるこの和菓子は、日野市の穏やかな雰囲気を感じさせてくれます。
かりんとう饅頭
▲紀の國屋自慢の一品「多摩かりん」
また、日野市で日本土産を購入するなら、豊田駅近くの「イオンモール多摩平の森」が最適です。
観光地と比べて、値段も立地も優れています。免税対象はイオン系列のお店のみで、手続きはサービスカウンターで受けられます。
日野市は移住希望者や現代の日本の日常を味わいたい旅行者にとっても魅力的な場所です。
リアルな日本の生活を体験しながら、歴史と和菓子の豊かさに触れることができる日野市は、忙しい日常を忘れてゆったりとした時間を過ごすのにおすすめです。
紀の國屋についてはこちら

関東穴場スポット④東京の大自然で宿泊できる奥多摩(東京都西多摩郡)

新宿駅から鳩ノ巣、奥多摩駅
▲画像はイメージです
日帰りは勿体無い!宿泊したい!という方におすすめしたいのが、JR新宿駅から中央線と青梅線を利用して約1時間40分、青梅線沿線にある奥多摩町です。
東京で宿泊というと高層階から眺める煌びやかな夜景をイメージしがちですが、ここ奥多摩町は東京都の市区町村の中で最も広く、自然豊かな地域です。

ここでは沿線まるごと株式会社が提案する「沿線まるごとホテル」というユニークなプロジェクトが進んでいます。
このプロジェクトは、無人駅の駅舎をホテルのフロントやロビーとして活用し、沿線集落の空き家をホテルの客室に改修し、地域住民とともにホテル運営を行い、「沿線」を「まるごと」楽しめる、新しい形の宿泊体験を提供する予定です。
ホテルのブランド名を「Satologue.」と名付け、2024年5月にはレストランとサウナが先行オープン!
このサウナは奥多摩の木材を薪として使用する本格的な薪サウナで、川の水を引いた水風呂も完備していてサウナで汗を流した後は、緑豊かなフィールドでの外気浴を楽しめます。
レストランでは地元の食材を使ったランチコースが楽しめ、宿泊棟は2025年春にオープン予定です。
宿泊棟オープン後のサウナ利用は宿泊者のみになるので日帰り利用したい方は今のうちに!
トゥクトゥク、森
また鳩ノ巣駅では、電動トゥクトゥクや電動アシスト自転車をレンタルして奥多摩を巡ることができます。
トゥクトゥクは普通自動車免許があれば運転でき、電動アシスト自転車も気軽に奥多摩の深く広い山々を存分に楽しめる!
奥多摩では、地元の人々が語る物語や何気ない景色が見せる日本の風情を味わうことができます。
東京のイメージとはかけ離れた自然を体験できるこの場所で、真の日本の魅力を再発見してみてはいかがでしょうか。
沿線まるごとホテルの詳細はこちら
「satologue.」レストラン・サウナのご予約はこちら

日本の魅力をもっと知るにはJAPAN RAIL CLUBがおすすめ

お土産
今回紹介したスポットでは定番の観光地とはまた違った、新たな発見と感動が待っています。
特急列車や新幹線では味わえない普通列車の魅力も合わせて中央線沿線の魅力を堪能し、日本の四季折々の美しさを存分に楽しんでください。
次の日本旅行では、ぜひこれらの穴場たちを訪れてみてはいかがでしょうか?

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