更新日: 2025年01月09日

「碓氷峠鉄道文化むら」の魅力とは?体験型鉄道テーマパークの楽しみを徹底紹介!

群馬県安中市にある「碓氷峠鉄道文化むら」は、鉄道ファン必見の体験型テーマパークです。1999年に開園し、かつて国鉄・JR最大の難所として知られた碓氷峠を通っていた旧碓氷線の歴史を体感できます。園内では貴重な車両展示があり、資料館では碓氷線の歴史を学べます。また日本で唯一の本格的な電気機関車の運転体験や、トロッコ列車での景色を楽しむこともできます。この記事では「碓氷峠鉄道文化むら」の魅力を徹底紹介します。

「碓氷峠鉄道文化むら」とは

碓氷峠鉄道文化むらの画像
「碓氷峠鉄道文化むら」は、旧碓氷線の歴史を伝える鉄道のテーマパークです。
旧碓氷線の歴史的資料をたくさん見られるだけでなく、実際に使用されていた列車に間近で触れ合ったり、乗車・運転体験したりできます。
そのため、鉄道好きの大人からお子さままで多くの方が訪問している人気のテーマパークです。

「碓氷峠鉄道文化むら」にはどんな施設がある?

鉄道展示館
「碓氷峠鉄道文化むら」の代表的な施設である「鉄道資料館・鉄道展示館・屋外展示場」をご紹介します。

■鉄道資料館

碓氷峠鉄道文化むら 出典:https://www.usuitouge.com/bunkamura/installation/installation1/
▲碓氷峠鉄道文化むら 鉄道資料館
鉄道資料館は1階にある碓氷峠の鉄道ジオラマと2階の鉄道資料展示に分かれています。

鉄道資料展示は、碓氷峠と峠越え鉄道を紹介している施設で貴重な文書や歴史資料が展示してあり、機関車の図面や地図など専門的なコレクションが揃っています。

碓氷峠の鉄道ジオラマではHOゲージ模型が走り、時刻になると演出運転のサプライズがあります。
また、グッズ販売もあり、ここでしか買えないオリジナル商品やレアな鉄道関連グッズも多数販売しています。

■鉄道展示館

鉄道展示館
鉄道展示館の建物は、平成9年まで実際に使われていた整備用車庫(検修庫)をそのまま利用しているため、建物自体にも魅力があります。

本物のED42やEF63形機関車、クハ189、ヨ3500など、碓氷峠とゆかりの深い車両を展示しています。
また、館内に保存されている本物のEF63形電気機関車の運転台を使用した「碓氷峠運転シミュレーター」もあり、1回あたり10分前後1,000円(税込)で利用可能です。

■屋外展示場・ビュウ広場

屋外展示場
屋外展示場は、旧国鉄時代からの歴史的車両を整備したり塗装し直したりして、往年の状態に復元して展示しています。

蒸気機関車やディーゼル機関車、気動車、客車などがズラリと並んでいて圧巻で、土日祝日や8月には車内の見学が可能です。

また、ビュウ広場は芝生が敷かれた広場でお弁当を食べたり、ひと息入れたりするのにぴったりの場所で、あぷとくん・ミニSLの雄姿も一望できます。

運転体験コース・運行コースに乗ろう!

パーク内に整備されているEF63運転体験コースと「あぷとくん」運行コース、「ミニSL」運行コースの3種類のコースでは、運転体験や乗車体験ができます。

■EF63形電気機関車運転体験コース

碓氷峠鉄道文化むらの鉄道体験イメージ 出典:https://www.usuitouge.com/bunkamura/trial/
EF63形電気機関車運転体験コースでは、日本で唯一電気機関車の運転体験ができます。動態保存されたEF63形車両を軌道上約400m(往復800m)のコースで、指導員添乗のもと運転が可能です。

運転体験には学科、実技(約1日)を受講する必要があり、別途料金がかかりますが、ここでしかできない希少な体験です。

■「あぷとくん」運行コース

あぷとくん 出典:https://www.usuitouge.com/bunkamura/installation/installation5/
「あぷとくん」運行コースでは、ディーゼルエンジンのDL「あぷとくん」や、英国Winson社製の蒸気機関車「グリーンブリーズ」号を使い、ゲージ軌道でパーク内を囲むように約800mのコースを走行します。

■「ミニSL」運行コース

ミニSL
「ミニSL」運行コースでは、炭水車と客車をつなげた5インチゲージのミニSL(蒸気機関車)を使い、1周約300mの線路を子どもや大人を乗せて走らせます。

他にも、ファミリー列車運転体験として、ミニ電気機関車である「EB型オーストラリア軽便鉄道模型」の運転体験もあります。保護者の運転が基本ですが、保護者の責任の下であればお子様にも運転させられます。

トロッコ列車ラインについて

トロッコ列車の画像
トロッコ列車とは、平成9年に廃止になった信越線横川〜軽井沢間の下り線を使用して、運行している列車のことです。

運行期間は3月〜11月の土日祝日(お盆の時期は毎日運行)のみで、行きの鉄道文化むら発と帰りの峠の湯発どちらも毎日5本ずつ発車しています。

トロッコ列車には、前面に展望スペースのある窓ガラスのないオープン型客車(軽井沢方先頭車両)と、冷暖房完備で窓ガラスのある古い型の車両をイメージした普通車型客車(中間車両)があります。

遊具がたくさんでお子様におすすめのシンボル広場!

シンボル広場
シンボル広場はゴールデンウィークのイベントや夏休みイベント、ナイトパークなど「碓氷峠鉄道文化むら」の多彩なイベント会場で使用されている場所で、4人乗りの手こぎトロッコで楽しく遊べます。

また、横川〜軽井沢間が廃止された1997年9月30日まで運行していた189系特急あさま号が展示されていることでも有名です。外観だけではなく車内に入って中も見られるようになっています。

さらに、189系特急あさま号の展示スペースのすぐ近くには売店と休憩スペースもあり、軽食・飲み物を購入したり休んだりすることが可能です。

JRE MALLチケット碓氷峠鉄道文化むら店で体験チケット販売中!

碓氷峠鉄道文化むら チケット 体験 入園チケット
JRE MALLチケット碓氷峠鉄道文化むら店では、電気機関車の乗車体験や蒸気機関車の投炭体験等のチケットを不定期で販売しています。購入時にJRE POINTを利用できますので、おすすめです。
JRE MALLチケット【碓氷峠鉄道文化むら】のチケット購入はこちら

「碓氷峠鉄道文化むら」に行くならJR線が便利!

「碓氷峠鉄道文化むら」の最寄駅はJR信越本線横川駅で、徒歩約5分の場所にあり、JR東京駅から高崎経由で1時間30分ほどで行くことができます。
JRでアクセスするのでしたら「えきねっと」を利用するのがおすすめです。
えきねっとで切符を予約する
関連記事:【全国の鉄道博物館23選】子鉄から鉄道ファンまで楽しめる施設をご紹介

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