更新日: 2025年01月15日

たこせんべいの里や江ノ島で有名な「たこせんべい」とは?関西と関東では全く違う食べ物だったんです!

「たこせんべい」と聞くと、どのような形状の食べ物を想像しますか。実は、関東と関西の「たこせんべい」は見た目や内容が大きく異なります。本記事では関東と関西の違いを踏まえて「たこせんべい」とはどのような食べ物なのか解説します。後半では、ふるさと納税の返礼品としておトクに入手できる、江ノ島のたこせんべいも紹介するので、ぜひチェックしてみてください。

「たこせんべい」とは?

たこせんべいの里 江ノ島
「たこせんべい」と聞くとどのような食べ物を想像しますか?
実は同じ「たこせんべい」でも地域によって、異なる形状・味付けがされています。シンプルにたこだけを使ったせんべいから、たこと他の食材を組み合わせたものまでさまざま。素朴に見えて地域ごとの特色が現れた多様性こそ、たこせんべいの魅力です。地域によって姿を変える「たこせんべい」について、今回はその歴史から解説します。

たこせんべいの起源

たこせんべい 江ノ島 淡路島
「たこせんべい」の起源は、昭和40年代の大阪にさかのぼります。当時は学習塾が急増していたものの、学生が気軽に軽食をとれる場所は少なかったそうです。大阪府岸和田市にある塾の前に「たこ焼き屋」が開店すると、瞬く間に塾生で賑わう店になりました。

学生が中心の人気店となったものの、すぐにある問題が発生します。学生が食べたたこ焼きのトレーが周辺に散乱し、近隣からの苦情が殺到したのです。店が注意喚起しても改善されず、店主は頭を悩ませていました。

このトラブルを解決するため、店主が考えたのは「たこせんべいの上に、たこ焼きを並べる方法」でした。たこせんべいを容器代わりに使うことで、後片付けの必要がなくなり、トレーで散らかることもなくなりました。トレーの購入費用も不要になり、経費を削減できるとあって、さらに口コミが広がり、すぐさま関西全域に普及。現在では、たこせんべいそのものが人気となって、お祭りやイベントでは欠かせないアイテムとなり、九州から北海道まで全国に広まっています。

関東と関西では、まったく違う!

関東と関西で違うたこせんべい
たこせんべいは、大阪府発祥の食べ物ですが、現在では地域の特色を活かしたさまざまな種類が誕生しています。特に「関東地方」と「関西地方」のたこせんべいは、もはや別物。

関西地方では、せんべいで具を挟んだ「たこせんべい」が主流です。もともとたこ焼きの器代わりにせんべいを使っていた大阪府では、現在も変わらず「たこ焼き」を挟んでいます。しかし関東では、せいべいそのものを「たこせんべい」と呼び、具は挟みません。

大阪府でも、せんべいそのものを「たこせんべい」と呼ぶこともあり、たこ焼きを挟んだ状態は「タコセン」といって区別している場合もあるようです。

なお名古屋では、たこ焼きではなく卵を焼いた「たません」もあります。ソースを塗ったせんべいに、揚げ玉と鉄板焼きの卵を挟むだけ。卵にマヨネーズをかけるのも人気です。名古屋では縁日の定番メニューとして、子どもを中心に親しまれています。

淡路島には「たこせんべいの里」がある

淡路島には、たこせんべいの工場があります。「たこせんべいの里」と名付けられた工場では、おせんべい作りの一連の過程を公開しています。同所で販売されるたこせんべいは、全て独自のレシピであり、主にたこ・えび・いかが原料となっています。全40種が販売されており、一部、試食もできます。淡路島を訪れる際は、お土産やおやつ、お酒のおつまみに最適なたこせんべいを購入してみてください。

関東圏における「たこせんべい」のトレンド

関東で販売されるたこせんべいのイメージ 江ノ島名物
関東圏では関西流の「たこせんべい」だけでなく、おせんべいだけのシンプルなお菓子もあります。こちらはたこ丸ごと1匹をキュ~っとプレスしてせんべいとしていただくお菓子です。
関東と関西、どちらの「たこせんべい」も味わえるため、一度は食べ比べしてみてください。

浅草では「たこせんべい」が新名物に!

浅草 たこせんべい
たこ焼きをせんべいで挟むという大阪スタイルの「たこせん」が、東京・浅草で人気を集めています。浅草の新名物とも称される『浅草蛸たこ×ころも兄弟』製のたこせんは、大きなえびせんべいで、2個のたこ焼きを挟む大阪スタイル。ソースやマヨネーズ、かりかりした揚げ玉や青のりをトッピングしています。せんべいのサクサク食感とたこ焼きのやわらかな口当たりを一度に楽しめるグルメなので、浅草へ行った際は、ぜひ立ち寄ってください。

江ノ島の「たこせんべい」も人気!

江ノ島で販売される「たこせんべい」の画像 出典:https://furusato.jreast.co.jp/furusato/products/detail/F252/F252-188057
江ノ島にある『あさひ本店』は、テレビや雑誌で何度も取り上げられた、たこせんべいの人気店です。目玉商品は、2~3匹のたこをそのままプレスして焼き上げた「丸焼きたこせんべい」。大判なせいべいは、1枚でも食べ応え抜群です。他にも、丸ごと1匹のえびをプレス焼きにした「丸焼きえびせんべい」など、江の島や湘南地方の代表的な名産品を豊富に取り扱っています。

自宅で簡単!「たこせんべい」の作り方

「冷凍たこ焼き」と「せんべい」を用意すれば、自宅でも簡単に関西スタイルの「たこせんべい」が作れます。

「たこ焼き」を電子レンジで加熱します(※)
お好みのせんべいを半分に折り、片方に小さじ1のソースを塗る
揚げ玉とたこ焼きをのせて、ソース・マヨネーズ・青のりをかけ、えびせんべいで挟み完成

※加熱時間は、商品パッケージの記載に従ってください

ふるさと納税でも手に入る「たこせんべい」

関東スタイルの「たこせんべい」は、ふるさと納税でも入手できます。関東でたこせんべいといえば「江ノ島」。ご紹介する返礼品は、たこだけでなくしらすやわかめなどさまざまな海産物が使われたせんべいを、一度に味わえます。

江ノ島名物たこせんべい

ふるさと納税で利用できる「江ノ島たこせんべい」 出典:https://furusato.jreast.co.jp/furusato/products/detail/F252/F252-188057
こちらは平成31年度に神奈川県の「名産品トップ100」に選出された「江ノ島タコせんべい」です。湘南・江ノ島土産として人気のせんべい7種が、1セットになっています。個別包装されているため、最後の1枚までパリパリ食感を楽しめます。お茶やコーヒー、お酒との相性も抜群です。

【返礼品名】湘南セレクション(江の島タコせんべい・茅ヶ崎しらすせんべい・鎌倉腰越わかめせんべい)詰め合わせセット
【内容量】全9袋
【寄付金額】12,000円
ふるさと納税で受け取れる江ノ島名物のたこせんべいはこちら

ふるさと納税で湘南の味覚を楽しもう!

大阪発祥のグルメ「たこせんべい」を紹介しました。たこせんべいは、関東では関東の、関西では関西の形と味が楽しめるため、ご当地グルメとしても人気です。「関西に住んでいるけど、関東のたこせんべいも食べてみたい」という方は、ぜひふるさと納税を活用してみてください。
ふるさと納税は寄付という形で自治体を応援することでお礼として地域の産品やサービスを受け取れる制度のこと。しかも申請を行えば実質自己負担2,000円でさまざまな返礼品を楽しむことができます。

ふるさと納税の返礼品には、たこせんべいだけでなく、全国さまざまな地域のグルメを揃えています。ぜひ、ふるさと納税でたこせんべいをお楽しみください!
ふるさと納税で全国のグルメを探す

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