新潟県と福島県を結ぶ磐越西線。そのうち「森と水とロマンの鉄道」の愛称で親しまれる新津駅~会津若松駅間で、2026年7月から9月にSLが客車をけん引する「SLばんえつ物語」とDLが客車をけん引する「DLばんえつ物語」が運行します。
それぞれの機関車にはどのような特徴があるのでしょうか。
SL・DLとともに現場の第一線で活躍するJR東日本社員へのインタビューを通して、磐越の大自然を力強く走る「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」の機関車の見どころや魅力をお伝えします!
更新日: 2026年08月12日
「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」の機関車の魅力とは?JR東日本社員にインタビュー!
新潟県と福島県を結ぶ磐越西線。 そのうち「森と水とロマンの鉄道」の愛称で親しまれる新津駅~会津若松駅間で、2026年7月から9月に「SLばんえつ物語」と「DLばんえつ物語」が運行します。それぞれの機関車にはどのような特徴があるのでしょうか。SL・DLとともに活躍するJR東日本社員へのインタビューを通して、「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」をけん引する機関車の魅力をお伝えします!
「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」の機関車の魅力をJR東日本社員インタビューでご紹介!
のってたのしい列車「SLばんえつ物語」 とは?
▲客車をけん引して走るSL C57 180
1999年に運行を開始した「SLばんえつ物語」は、磐越西線の季節ごとに変わる美しい景色を楽しめる観光列車です。
「大人も子どもも楽しめる」をコンセプトに、車内にはお子さま向けの遊び場や展望室、大正ロマンを思わせるレトロなボックス席やパノラマ展望室などがあり、グリーン車ではゆったりとくつろぎながら、行きと帰りで異なった景色やSLの迫力を満喫できます。
売店ではお弁当やお菓子・おつまみ、ドリンクに加え、ここでしか購入できないオリジナルグッズを販売しています。ほかにも、車内には乗車記念スタンプと車内からハガキを出すことのできる郵便ポストも設置されています。
また、津川駅など一部の停車駅では、SLに給水する様子や点検作業もご覧いただけます。
「大人も子どもも楽しめる」をコンセプトに、車内にはお子さま向けの遊び場や展望室、大正ロマンを思わせるレトロなボックス席やパノラマ展望室などがあり、グリーン車ではゆったりとくつろぎながら、行きと帰りで異なった景色やSLの迫力を満喫できます。
売店ではお弁当やお菓子・おつまみ、ドリンクに加え、ここでしか購入できないオリジナルグッズを販売しています。ほかにも、車内には乗車記念スタンプと車内からハガキを出すことのできる郵便ポストも設置されています。
また、津川駅など一部の停車駅では、SLに給水する様子や点検作業もご覧いただけます。
SLはどんな機関車?
▲SL C57 180
「SL」は「蒸気機関車 (Steam Locomotive)」の略で、蒸気の力で動きます。かつてはたくさんのSLが日本中を走っていましたが、JR東日本で運行するSLがけん引する観光列車は、群馬県を走る「SLぐんま※」と、この記事で紹介する「SLばんえつ物語」のみとなりました。
「ばんえつ物語」で使用されている「SL C57 180(通称 シゴナナ)」は1946年8月に製造され、今年で製造80周年を迎えます。新潟機関区に配属された後、1963年に新津機関区に転属され、大きな動輪とスマートなボイラーが生み出す優美な姿から“貴婦人”の愛称で親しまれ、1969年の引退まで新津で過ごしました。
引退後は新津第一小学校で静態保存されていましたが、市民の要望などにより約30年の時を経て、1999年4月29日に「SLばんえつ物語」として復活を遂げました。
※「SLぐんま」は2026年夏(7月16日~8月30日)の運転は、SLでのけん引ではございません。GV-E197系によるけん引になります。
「ばんえつ物語」で使用されている「SL C57 180(通称 シゴナナ)」は1946年8月に製造され、今年で製造80周年を迎えます。新潟機関区に配属された後、1963年に新津機関区に転属され、大きな動輪とスマートなボイラーが生み出す優美な姿から“貴婦人”の愛称で親しまれ、1969年の引退まで新津で過ごしました。
引退後は新津第一小学校で静態保存されていましたが、市民の要望などにより約30年の時を経て、1999年4月29日に「SLばんえつ物語」として復活を遂げました。
※「SLぐんま」は2026年夏(7月16日~8月30日)の運転は、SLでのけん引ではございません。GV-E197系によるけん引になります。
DLはどんな機関車?
▲DE10
「DL」は「ディーゼル機関車 (Diesel Locomotive)」の略で、ディーゼルエンジンの力で動きます。こちらもかつてはたくさんのDLが走っていましたが、老朽化に伴いその数を減らしています。
「ばんえつ物語」で使用されているDLは「DE10形ディーゼル機関車」といい、SLの後継として1966年の製造開始から700両を超える車両が製造され全国で活躍しましたが、電化の進展や老朽化、使用用途の減少から急激に数を減らしました。
現在JR新潟車両ベースには2両のDE10形機関車が配置されており、2026年7月~9月は「DLばんえつ物語」として今も現場の第一線で活躍しています。
「ばんえつ物語」で使用されているDLは「DE10形ディーゼル機関車」といい、SLの後継として1966年の製造開始から700両を超える車両が製造され全国で活躍しましたが、電化の進展や老朽化、使用用途の減少から急激に数を減らしました。
現在JR新潟車両ベースには2両のDE10形機関車が配置されており、2026年7月~9月は「DLばんえつ物語」として今も現場の第一線で活躍しています。
SLとDLの魅力をJR東日本社員にインタビュー!
「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」として、磐越西線の大自然の中を7両もの客車をけん引し、力強く走るSLとDL。そんな両機関車にはどのような特徴があるのでしょうか。
SLとDLの運転士と車両のメンテナンスを行うJR東日本社員に、それぞれの機関車の魅力をインタビューしました。
【インタビュー1】
伊藤さん|SL機関士・DL運転士
SLとDLの運転士と車両のメンテナンスを行うJR東日本社員に、それぞれの機関車の魅力をインタビューしました。
【インタビュー1】
伊藤さん|SL機関士・DL運転士
▲SLと伊藤さん
▲DLと伊藤さん
■SLの魅力はどんなところ?
伊藤さん:「SLの魅力は、ドラフト音、蒸気、煙、石炭の香り、大きな動輪など、機械が生きているかのような存在感にあります。機関士は運転する際、SLの音や振動、香りを五感で感じ取り、丁寧に操縦しています。こうした人と機関車が一体となって走る感覚は、SLならではの魅力です。」
■DLの魅力はどんなところ?
伊藤さん:「DE10は主に車両の入替作業を担う機関車ですが、本線を走ることもできる万能な存在です。入替作業をしやすいように運転席が横向きに設置されているため、DLばんえつ物語のような長距離運転では運転士が横を向いたまま運転を続けます。この独特な運転スタイルもDE10の魅力です。DE10はみなさまの前で仕事をすることは少ないので、DLばんえつ物語として客車を引いて走る姿をぜひ応援していただきたいです。」
【インタビュー2】
金子さん|SLメンテナンス担当
伊藤さん:「SLの魅力は、ドラフト音、蒸気、煙、石炭の香り、大きな動輪など、機械が生きているかのような存在感にあります。機関士は運転する際、SLの音や振動、香りを五感で感じ取り、丁寧に操縦しています。こうした人と機関車が一体となって走る感覚は、SLならではの魅力です。」
■DLの魅力はどんなところ?
伊藤さん:「DE10は主に車両の入替作業を担う機関車ですが、本線を走ることもできる万能な存在です。入替作業をしやすいように運転席が横向きに設置されているため、DLばんえつ物語のような長距離運転では運転士が横を向いたまま運転を続けます。この独特な運転スタイルもDE10の魅力です。DE10はみなさまの前で仕事をすることは少ないので、DLばんえつ物語として客車を引いて走る姿をぜひ応援していただきたいです。」
【インタビュー2】
金子さん|SLメンテナンス担当
▲SLメンテナンス中の金子さん
■SLの魅力はどんなところ?
金子さん:「SLは普通の電車や気動車とは異なり、沿線の方々から手を振ってもらえる特別な存在です。C57 180は、地域の人々の支援を受けて復活した経緯があり、地元に非常に愛されているところが魅力だと思います。昔、保存されていた小学校でも塗装の塗り直しや日頃の手入れが行われていたため状態が良く、大切にされていたと聞いています。」
■SLの注目ポイントは?
金子さん:「C57 180は、長い距離を走りながら、多くのお客さまを乗せて運行を続けています。80歳を迎えた今も本線で活躍できている背景には、検修社員による日々のメンテナンスがあります。SLばんえつ物語では、長編成の客車でゆったり過ごしながら、列車からしか見られない銚子の口(阿賀野川の峡谷)の景色を楽しめます。乗車中にSLならではの揺れや乗り心地を体感できる点もポイントです。」
【インタビュー3】
中野さん|DLメンテナンス担当
金子さん:「SLは普通の電車や気動車とは異なり、沿線の方々から手を振ってもらえる特別な存在です。C57 180は、地域の人々の支援を受けて復活した経緯があり、地元に非常に愛されているところが魅力だと思います。昔、保存されていた小学校でも塗装の塗り直しや日頃の手入れが行われていたため状態が良く、大切にされていたと聞いています。」
■SLの注目ポイントは?
金子さん:「C57 180は、長い距離を走りながら、多くのお客さまを乗せて運行を続けています。80歳を迎えた今も本線で活躍できている背景には、検修社員による日々のメンテナンスがあります。SLばんえつ物語では、長編成の客車でゆったり過ごしながら、列車からしか見られない銚子の口(阿賀野川の峡谷)の景色を楽しめます。乗車中にSLならではの揺れや乗り心地を体感できる点もポイントです。」
【インタビュー3】
中野さん|DLメンテナンス担当
▲DLと中野さん
■DLの魅力はどんなところ?
中野さん:「DE10は1960年代に誕生した機関車で、現代の車両のようにコンピューター制御に依存する部分が少ない車両です。そのため、整備や運転では人の経験や感覚が重要な役割を担っています。鉄道が輸送の中心だった時代に、「何としても走らせる」という先人たちの思いが詰まった工夫と技術が凝縮されているな、と感じることも。普段は涼しい顔で走っているように見えますが、実は懸命に働く姿こそがDE10ならではの魅力です。」
■DLの注目ポイントは?
中野さん:「DLばんえつ物語にご乗車になる前に、運転台に注目してください!DE10の運転台は窓が大きく、特徴的な機器を外から見ることができます。寒冷地仕様ならではの旋回窓は、回転するガラスで雨や雪を吹き飛ばす装備。車両の前方に付いた大きな冷却ファンなど、機械を目で見て楽しめるのもDE10の見どころです。」
中野さん:「DE10は1960年代に誕生した機関車で、現代の車両のようにコンピューター制御に依存する部分が少ない車両です。そのため、整備や運転では人の経験や感覚が重要な役割を担っています。鉄道が輸送の中心だった時代に、「何としても走らせる」という先人たちの思いが詰まった工夫と技術が凝縮されているな、と感じることも。普段は涼しい顔で走っているように見えますが、実は懸命に働く姿こそがDE10ならではの魅力です。」
■DLの注目ポイントは?
中野さん:「DLばんえつ物語にご乗車になる前に、運転台に注目してください!DE10の運転台は窓が大きく、特徴的な機器を外から見ることができます。寒冷地仕様ならではの旋回窓は、回転するガラスで雨や雪を吹き飛ばす装備。車両の前方に付いた大きな冷却ファンなど、機械を目で見て楽しめるのもDE10の見どころです。」
SL・DLが走る!「森と水とロマンの鉄道」磐越西線
▲磐越西線を走る「SLばんえつ物語」
新潟県の新津駅と福島県の郡山駅を結ぶ磐越西線のうち、新津駅~会津若松駅間には、豊かな自然の中を列車が走る様子から「森と水とロマンの鉄道」の愛称がつけられています。
沿線を流れる阿賀野川には雄大な渓谷美が広がり、車窓から望む山々には、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪が彩りを添え、日本の四季の美しさを堪能することができます。
また、磐越西線の沿線には自然に囲まれた温泉や美味しいランチもたくさん!「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」に乗って、優雅な旅にでかけてみてはいかがでしょうか。
沿線を流れる阿賀野川には雄大な渓谷美が広がり、車窓から望む山々には、春は桜、夏は新緑、秋は紅葉、冬は雪が彩りを添え、日本の四季の美しさを堪能することができます。
また、磐越西線の沿線には自然に囲まれた温泉や美味しいランチもたくさん!「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」に乗って、優雅な旅にでかけてみてはいかがでしょうか。
「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」の予約はえきねっとで!
「SLばんえつ物語」「DLばんえつ物語」は全車指定席のため、事前のご予約が必要です。
指定席は、乗車日1か月前の10時から予約ができます。夏休みをはじめとした観光シーズンは多くのお客さまがご乗車になるため、お早めのご予約をおすすめしています。
ご予約には、JR東日本の公式サービス「えきねっと」のご利用がおすすめです!スマートフォンやパソコンから、ご自宅などで時間を問わず座席を予約できるため、駅の窓口に並ぶ必要がありません。
「えきねっと」からの詳しい予約方法はこちらをチェック!
指定席は、乗車日1か月前の10時から予約ができます。夏休みをはじめとした観光シーズンは多くのお客さまがご乗車になるため、お早めのご予約をおすすめしています。
ご予約には、JR東日本の公式サービス「えきねっと」のご利用がおすすめです!スマートフォンやパソコンから、ご自宅などで時間を問わず座席を予約できるため、駅の窓口に並ぶ必要がありません。
「えきねっと」からの詳しい予約方法はこちらをチェック!
SLとDLの魅力を体感しよう!
いかがでしたか?SLとDLそれぞれの魅力を感じていただけたでしょうか。
SLもDLも、単なる移動手段だけではなく、鉄道の歴史や技術、たくさんの人々の思いが詰まった特別な存在です。
力強い走りや音に機関車の鼓動を感じる「SL」、人の技術と経験が息づきながら懸命に走る「DL」、そしてそれらの運行を支える社員たちの技術や努力にも思いを馳せながら、ぜひ「SLばんえつ物語」と「DLばんえつ物語」に乗って磐越西線ならではの鉄道の旅をお楽しみください。
※画像はイメージです。
※掲載の内容は2026年8月現在の情報です。
SLもDLも、単なる移動手段だけではなく、鉄道の歴史や技術、たくさんの人々の思いが詰まった特別な存在です。
力強い走りや音に機関車の鼓動を感じる「SL」、人の技術と経験が息づきながら懸命に走る「DL」、そしてそれらの運行を支える社員たちの技術や努力にも思いを馳せながら、ぜひ「SLばんえつ物語」と「DLばんえつ物語」に乗って磐越西線ならではの鉄道の旅をお楽しみください。
※画像はイメージです。
※掲載の内容は2026年8月現在の情報です。