【納豆好き必見】 いま、水戸市のふるさと納税は激アツ！ 地元大学生による返礼品開発秘話

　このプロジェクトの主人公は、水戸市にキャンパスを構える常磐大学経営学科の学生たち。彼らはマーケティングの基礎を学ぶ学部学生で、水戸市を盛り上げるために、また、水戸市により多くの方に観光で来ていただくためにはどうすればいいかを日夜考えていました。

　ちょうどその頃、茨城県とJR東日本が連携して開催する観光キャンペーン「茨城ディスティネーションキャンペーン」が2022年から3か年で実施することが決まっていました。
　全国的に茨城県が注目されるこのタイミングを活かし、鉄道で水戸市においでいただき、水戸市で地域の特産品を購入してもらうきっかけとなるような体験ツアーの開発がスタート。
　JR東日本、水戸市、常磐大学、産官学それぞれの得意分野を活かしたふるさと納税返礼品として開発が始まりました。

　学生たちが考案したのは、今や水戸市の目玉企画のひとつ「納豆早食い世界大会」を軸としたコラボ返礼品。
　返礼品を考案した学生たちは「水戸の魅力が伝わること」や「多くの方が寄付したくなる返礼品にする」ことを意識してアイディアを練ったそう。その基盤となったのは、前段で実施した東京駅でのお客さまアンケートでした。

　返礼品開発が始まる前の2022年11月、東京駅構内のイベントスペース「スクエアゼロ」で実施した茨城県産品の販売イベント「いばキュン！マルシェ」で実際にお客さまにアンケートを実施。アンケート項目は学生たちが自ら仮説を立てて作問したそう。アンケートでは、回答者のほとんどが水戸市の特産品として納豆を挙げていました。

　「納豆を使用した世界大会という貴重さと連動させることで、水戸市を訪れたくなる、ふるさと納税返礼品として価値あるものになると考えた」と、企画した学生は胸を張ります。
　学生は8つのグループに分かれており、それぞれが仮説を立てる中で、アンケートの取りまとめを担った常磐大学の村中均先生いわく、「グループごとに異なった考え方があり、それぞれを尊重しつつ一つのアンケートにまとめるのは大変だった」とのこと。

　学生視点はある意味顧客視点でもあり、常磐大学のように地元出身の学生が多ければ、地域を知り尽くしたうえでのコンテンツ提案ができるのも強みです。
　「この取り組みを通して、学生も社会で役立つ分析力や提案力などを会得してくれた」と、村中先生も太鼓判。

　2016年を最後に1世帯当たりの納豆消費額首位から遠ざかっている水戸市。ふるさと納税返礼品としての展開により納豆早食い選手権の新たな参加者層へのアプローチができ、「納豆のまち水戸」の復活に一役買う―そんな可能性も秘めています。

　寄付したお客さまも、寄付を受ける自治体も、コンテンツを考案する学生もwin-winとなったこの取組み。まさに産官学の新しい連携の形ではないでしょうか。

今回開発した返礼品はJRE MALLふるさと納税限定展開！
第20回納豆早食い世界大会参加権と、練習用のわら納豆12本がセットになったお得な返礼品です。

【納豆早食い世界大会実施要項】
実施日時:2024年3月9日(土) 10:30～12:00　(雨天決行・荒天中止)
会場：千波湖畔 親水デッキ
応募資格:20歳以上の方
※定員となり次第寄付受付終了となります。
※開催日時等が変更または中止となる場合があります。

寄付は下記「JRE MALLふるさと納税」返礼品サイトからどうぞ！

掲載の内容は2024年1月現在の情報です。
掲載の画像はすべてイメージです。