更新日: 2024年03月28日

【安中市ふるさと納税】碓氷峠 歴史を感じる廃線ウォークの体験レポート

1997年に北陸新幹線開業により廃線となった信越本線横川駅~軽井沢駅間。群馬県安中市にある一般社団法人安中市観光機構では、廃線となった横川駅~軽井沢駅間を楽むことができるよう、ガイド案内付きの廃線ウォークイベントを行っています。
今回は、オトクに楽しむことができるJRE MALLのふるさと納税で群馬県安中市の返礼品「廃線ウォーク」に廃線マニアのJR社員が参加してきましたので、体験レポートをご紹介致します。

JRE MALLふるさと納税で群馬県安中市 廃線ウォークを寄付申込み

安中市廃線ウォークふるさと納税返礼品 出典:https://furusato.jreast.co.jp/furusato/products/detail/F090/F090-202
群馬県安中市の信越本線廃線ウォーク体験前に、JR東日本が運営する「JRE MALLふるさと納税」で群馬県安中市の廃線ウォーク参加チケット(寄付金額36,000円)で寄付申込を行います。寄付申込後に、参加日や参加者情報を入力フォームから入力し、参加申し込みが完了です!
群馬県安中市「廃線ウォーク参加チケット」の返礼品はこちら

東京方面から参加の場合、高崎駅で新幹線から信越本線に乗り換え

信越本線211系
信越本線の211系
安中市「廃線ウォーク」は11時からスタートなので、都内方面から向かう方は当日の朝、新幹線と在来線の乗り継ぎで十分間に合います。東京駅から出発の場合は、上越新幹線に乗車し、高崎駅から信越本線に乗り換えます。
東京では見かけなくなった211系ですが、高崎エリアではまだ元気に活躍しています。

碓氷峠「廃線ウォーク」の最寄り横川駅に到着

碓氷峠「廃線ウォーク」の最寄り駅 横川駅に停車中の211系
横川駅に停車中の211系
碓氷峠「廃線ウォーク」の最寄りである横川駅は、高崎駅から33分の場所にあります。上州の景色を見ているとあっという間に、終点の横川駅に到着。かつて、信越本線の要所として賑わった横川駅は、現在は人数が少なく静かな時間が流れます。ホーム上では、おぎのやの売店から、駅そばの出汁の匂いが漂い、旅人を誘っているようです。
横川駅の立ち食いそば おぎのやの天ぷらそば
おぎのやの天ぷらそば(460円税込)
横川駅のホームにある立ち食いそば「おぎのや」の蕎麦の出汁のいい匂いに誘われ、天ぷらそばを注文。自家製の生そばに、出汁の匂い、出汁がほどよく染みた天ぷら。寒いホームで食べるこのロケーションがなんともたまらないですね。峠を登る前に、エネルギーを蓄え頑張るぞと気合を入れます。
横川駅駅舎
横川駅駅舎
木造駅舎が国鉄時代の雰囲気が残る横川駅の駅舎。駅前には、横川駅~軽井沢駅間がアプト式時代に使用していたラックレールを活用した水路の蓋がありました。アプト式とは、歯車型の車輪と「ラックレール」というこれまた歯車型のレールを噛み合わせることで、急こう配を安全に登っていく仕組みです。廃線マニアには、こうした歴史を感じる遺構がたまりませんね。
碓氷線の区間で活躍するJRバス関東のバス
JRバス関東のバス
横川駅の隣にある駐車場には、廃止となった横川駅~軽井沢駅間を結ぶJRバス関東の路線バスが休んでいました。ツバメのマークが格好いいですね。
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廃線ウォークスタート 横川を出発 まずはアプトの道に沿って歩きます

碓氷峠鉄道文化むらのEF63
碓氷峠鉄道文化むらのEF63。
横川駅に到着したら、徒歩5分のところにある安中市観光機構の観光案内所で「廃線ウォーク」の参加受付を行います。ガイドさんとともに軽井沢まで向かいます。
出発してすぐ、碓氷峠鉄道文化むらが見えてきました。碓氷峠鉄道文化むらはは、横川運転区跡に開設された施設で、横川駅~軽井沢駅間で活躍したEF63をはじめ、全国で活躍した鉄道車両が保全展示されています。
アプトの道
アプトの道を歩きます。
峠の湯までは、アプトの道を散策。ガイドさんの説明によると、この付近は、信越本線の撮影スポットだったそう。線路の脇には、JRが設置した鉄道ファン向けの注意喚起の看板があり、当時の賑わいが想像できますね。
信越本線の廃線区間に残る閉塞信号機
現在も残る上り閉塞信号機
廃線区間には、信号機が残されており、現役当時の雰囲気を感じることができます。この信号機は、上りの閉塞信号機ですね。

廃線ウォークスポット 丸山変電所跡

丸山変電所跡
丸山変電所跡
廃線ウォークの最初の廃線スポットに差し掛かりました。11時に出発し、1時間歩いて12時に丸山変電所跡に到着。ここで10分ほど休憩です。ガイドさんから、ガラス越しで変電所跡内の説明があり、現役当時の様子について説明を聞きました。この変電所の周囲には、ここで働く職員の官舎があったそうです。現在の様子からは、想像できないですね。
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廃線ウォーク限定掛け紙の峠のかまめし
廃線ウォーク限定掛け紙使用の峠のかまめし
12:30 丸山変電所跡から歩くこと20分。峠の湯に到着。ここで昼食休憩です。廃線ウォーク限定掛け紙を使用した峠のかまめしが参加者に配られました。ここでしか手に入らない限定の掛け紙なので、駅弁マニアの方も嬉しいサービスですね。ちなみに、参加費用にこの昼食代も入っています。

急こう配の線路を進み、トンネルや橋梁の区間へ進みます

66.7パーミルの勾配標
66.7パーミルの勾配標
13:00 峠の湯を出発し、更に軽井沢駅方面へ登っていきます。途中、66.7パーミルの勾配標を発見。勾配標よは、1000mを進むにあたり、何m進むかを示す標識です。ちなみに、66.7パーミルは上り線のみで、下り線は若干勾配が緩かったでそうです。それでも急こう配であることは変わりませんね。さきほどまでのアプトの道は通常は入れる区間ですが、この標識がある軽井沢までの区間(熊ノ平信号場跡は除く)は立ち入ることができない為、念願のこの勾配標を見ることができ、嬉しいです。
廃線となったトンネルから眺め
トンネルから眺め
14:00 いくつかトンネルを抜けていくと、トンネルに挟まれた橋梁に到着です。

廃線ウォークポイント 橋梁めがね橋からの絶景

信越本線新線下り線から望む、旧線の橋梁(めがね橋)
信越本線新線下り線から望む、旧線の橋梁(めがね橋)
橋梁からの眺めは絶景で、旧線の橋梁(めがね橋)を望むことができました。新緑の季節や、紅葉の季節は、ここからの眺めは更に格別かもしれないですね。現役時代は、車窓からこの景色を眺めることができるのは、トンネルとトンネルの間の一瞬ですので、こうやってゆっくりと眺めることができるのは、廃線ウォークだけですね。
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廃線ウォークポイント 熊ノ平信号跡地にて自然との闘いを感じる

熊ノ平信号場跡
熊ノ平信号場跡
14:45 熊ノ平信号場跡に到着。ガイドさんより、突っ込みトンネルを使用した列車すれ違いの様子や、この場所で1950年(昭和25年)に発生した土砂災害について説明がありました。険しい峠を登るこの区間は、自然との闘いがあったことを改めて感じました。
廃線ウォーク最後のトンネルから望む夕日
廃線ウォーク最後のトンネルから望む夕日
時刻はまもなく17時。夕方となり、軽井沢から強く冷たい空気がトンネル内を吹き抜けます。「最後だ頑張ろう!」と参加者で声を掛け合っていると、トンネル出口から見えたのは、綺麗な夕日でした。ゴールの軽井沢までもう少しです。
進行現示が点灯している閉塞信号機
進行現示が点灯している閉塞信号機
17:00 最後のトンネルを抜けて、軽井沢駅手前の閉塞信号機に到着。この信号機は、ボランティアの方が点灯するように修繕をしてくださったそうです。点灯していると現役のように感じますね。
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横川を出発し6時間、廃線ウォークの終点軽井沢駅に到着

軽井沢駅 新幹線改札口前の軽井沢彫
軽井沢駅 新幹線改札口前の軽井沢彫
廃線ウォークは、先ほどの閉塞信号機近くの駐車場で解散。横川を出発して6時間の廃線ウォークでした。

6時間の廃線ウォークは、所々のポイントでガイドさんが遺構についての説明や、ガイドさんがEF63の運転をされていた乗務員さんから聞いた興味深いお話しをして下さり、あっという間でした。

廃線ウォークに参加するなら、ふるさと納税がお得

碓氷峠の歴史を肌で感じて楽しむことができた廃線ウォーク。今回、群馬県安中市のふるさと納税の寄付で参加申し込みをしたので、通常のイベント参加申し込みよりもオトクに参加することができました。

次回は、暖かくなった新緑の季節にまた、碓氷峠に訪れて、緑色に染まる碓氷峠の絶景の楽しみたいと思います。
皆さんも、碓氷峠の廃線ウォークに参加してはいかがでしょうか。
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