【宮城県鳴子温泉】鳴子温泉郷までのアクセス情報や自慢の泉質をご紹介！

東北新幹線・古川駅から陸羽東線の列車に乗って西へ向かうと、宮城県北西部に広がる「鳴子温泉郷」が見えてきます。豊かな自然に囲まれたこの地には、鳴子温泉・東鳴子温泉・川渡温泉・中山平温泉・鬼首温泉の5つの温泉地が点在し、まさに“湯の王国”です。

この記事では鳴子温泉郷までのアクセス情報と、５つある温泉地の自慢の泉質をご紹介します。全国に約10種類あるといわれている泉質の中で7種類が楽しめます。県内で唯一、国民保養温泉地に指定されている鳴子温泉郷では施設ごとに異なる泉質を楽しめるのも、湯めぐり好きにはたまらないポイントです。

首都圏から鳴子温泉郷に向かう際は、東北新幹線でJR古川駅下車がオススメです。
陸羽東線に乗り換えて、川渡温泉までは約38分、鳴子御殿湯駅までは約40分、鳴子温泉駅までは約45分です。
鬼首温泉に行く場合は、鳴子温泉駅で下車し、鳴子温泉地域市営バス『鬼首線』に乗り換えて約30分です。
中山平温泉駅に行く場合は、鳴子温泉駅で下車し、陸羽東線代行バスに乗り換えて約9分です。

※陸羽東線(JR鳴子温泉駅～JR新庄駅)は2024年7月の豪雨災害により、列車の運転を取りやめ、同区間には代行バスが運転しております。

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鳴子温泉駅を降りると、目の前に広がるのが「鳴子温泉」です。鳴子温泉郷の中心地として、古くから“奥州三名湯”のひとつに数えられ、湯治文化と観光の両面で発展してきた温泉地です。
温泉街には、こけし工房や土産店、食事処が軒を連ね、歩くだけでも楽しいエリアです。伝統工芸「鳴子こけし」は、全国的にも有名で、絵付け体験ができる施設もあります。毎年9月には「全国こけし祭り」が開催され、職人の技と文化に触れる貴重な機会となっています。

鳴子温泉駅を越えてさらに奥へ。渓谷美に心を奪われながらたどり着くのが、鳴子温泉郷の一角「中山平温泉」です。

この温泉地の魅力は、なんといっても“とろみ”のある泉質。地元では「うなぎ湯」と呼ばれ、まるで美容液をまとったようなしっとりとした滑らかさが特徴です。アルカリ性の泉質は、美肌効果が高く、湯上がりの肌はしっとりすべすべ。まさに“美人の湯”として知られています。

※最寄り駅の中山平温泉駅は2024年7月の豪雨災害の影響により、列車での運転を取りやめております。代わりに鳴子温泉駅～新庄駅間で代行バスを運転しております。

鳴子御殿湯駅を降りると、そこは静かな湯の里「東鳴子温泉」。江戸時代中期に開湯し、かつて仙台藩主・伊達家の「御殿湯」が置かれた由緒ある湯治場として、長く人々の心と体を癒してきました。
東鳴子温泉の魅力は、『美肌効果の高い重曹泉』。肌にやさしく、湯上がりはしっとりすべすべになることから「美人の湯」として親しまれています。さらに、泉質のバリエーションも豊かで、湯めぐりにぴったりな温泉地です。また、家族風呂、露天風呂、貸切露天風呂など多彩なお風呂がありお好みに合わせて、様々なスタイルで温泉を楽しめます。

川渡温泉駅からほど近く、鳴子温泉郷の東の玄関口に位置するのが「川渡(かわたび）温泉」です。その歴史は開湯1000年以上で、かつては「脚気川渡(かっけかわたび)」と呼ばれ、湯治場として江戸時代から広く知られてきた名湯です。
川渡温泉の泉質は、硫黄泉や単純温泉など、きりきず・冷え性・自律神経不安症・不眠症・美肌などに効果があるとされています。温泉街には、昔ながらの湯治宿や自炊型の宿が点在し、のどかな田園風景の中で静かに湯に浸かる贅沢な時間を楽しむことができます。

鳴子温泉郷の最奥に位置する「鬼首(おにこうべ)温泉」は、標高約1000m級の山々に囲まれた『カルデラ盆地』で、自然と地熱の力が融合した温泉地です。鳴子温泉駅から市営バス『鬼首線』に乗り換え約30分かかります。四季折々の風景とともに、秘湯ならではの静けさと力強さを感じられる場所です。

鬼首温泉の泉質は単純温泉です。泉温は高く、湯量も豊富で、神経痛・不眠症・胃腸病・冷え性などに効果があるとされています。刺激のある湯は、湯治目的の長期滞在にも適しており、体の芯から温まる感覚が味わえます。

鬼首温泉の象徴ともいえるのが「鬼首間欠泉」。約20分おきに熱湯が噴き上がる間欠泉は、まるで地球の鼓動を感じるような迫力があります。

・鳴子温泉へ行くには、新幹線でJR古川駅まで行き、陸羽東線に乗り換える方法が便利です。「えきねっと」からのご予約なら、みどりの窓口に並ばずスムーズ＆おトク!新幹線だけでなく、乗り換えた先の在来線まで購入できます！

※陸羽東線(JR鳴子温泉駅～JR新庄駅)は2024年7月の豪雨災害により、列車での運転を取りやめ、同区間には代行バスが運転しております。

※こちらは2025年8月現在の情報です。