中央線の運転士・車掌が答える！「乗務していてテンションがあがる区間・景色・時期」

私たちは、八王子支社豊田統括センターの運転士・車掌です。
豊田運輸区には250名ほどの乗務員が所属しており、中央快速線東京駅～大月駅間・主にE233系に乗務しています。

今回は公式X「JR東日本鉄道イベント・グッズ担当のつぶやき【公式】@JRE_MALL」にて、現役乗務員に聞きたいことを募集しました。アンケートへの回答だけでなく、コメントでもたくさんのご質問をいただき、ありがとうございました！

以下の4つの質問でアンケートを行いました。
①どうやったら運転士になれるの？
②運転していてテンションが上がる区間・景色・時期は？
③運転士はどこに泊まっているの？
④駅、車掌、運転士はどんな一日を過ごしているの？

今回の記事では、1番人気だった「運転していてテンションが上がる区間・景色・時期は？」という質問にお答えし、中央線の現役運転士・車掌がお気に入りの絶景を、皆さまにお教えします！

乗務員おすすめスポットのひとつめは、中央線の始発駅である東京駅周辺ビル群の夜景です。

東京駅を出て神田駅方面に向かう途中にビルが多くあります。
夜になるとビル群の夜景が左右一面に広がっています。
冬は夜景に加えてイルミネーションも光り、より一層きれいな景色が広がります。

中央線の桜のスポットと聞くと四ツ谷駅～御茶ノ水駅間のお堀が有名ですが、中野駅を出て東京方面へ向かう途中、東中野駅の手前進行左側に桜の並木道が広がっているのはご存知ですか？

中央線の車内からだと見えづらい位置のため、気が付かない方も多いかもしれません。
運転をして前を向いているからこそ見える景色です。
桜が散り始めるころには、桜吹雪の中を駆け抜けることができ、とてもあたたかい気持ちになります。

中央線では夜になると東京タワーと東京スカイツリーを両方眺めることができ、とても贅沢です。
吉祥寺駅～西荻窪駅までの間に高架から地上に下ります。線路が高架から地上に下り始める前の区間では、都心まで見渡すことができます。この区間の前方少し右手寄りに注目です。
夜になるとライトアップがとっても綺麗に見えます。東京のランドマークが同時に見られるなんてラッキー！お得な気分になることができます。

日本人の心の拠り所、富士山。
中央線は山梨方面までまっすぐ線路が伸びているため、富士山の見えるポイントがいくつかあります。

その中でもオススメは、国立駅を出て立川方面に向かう途中、国立駅を出てすぐ左手に見える富士山！
四季折々、天候や時間によって様々な表情を見せてくれ、何度見ても飽きることがありません。空気が澄んでいる冬の寒い時期には雪化粧をした特に美しい姿を望むことができ、心が洗われるようです。

富士山の北側を走る中央線では珍しく、右手側に富士山が見えるポイントがあるのはご存知ですか？
立川駅を出て日野駅方面に向かう途中の多摩川の橋梁上、天気が良い日の夕暮れ時に、夕日をバックに高くそびえたつ富士山の壮大なシルエットは圧巻です！日が落ちる前の一瞬の絶景をお見逃しなく！

中央線を毎日乗務する乗務員だからこそ見つけた「テンションが上がる区間・景色・時期」をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか？
ぜひ、皆さんも私たちがおすすめする景色を探してみてください。

そして、今度は皆さんのお気に入りの景色を見つけに出かけませんか？
休日のおでかけには「のんびりホリデーSuicaパス」「休日おでかけパス」をご利用ください。

また、おでかけの予定を立てる際には、JR東日本鉄道イベント・グッズ担当のつぶやき【公式】Xも、ご覧ください。
今後も皆さんからいただいたアンケートのご質問に回答していきたいと思います。次回もお楽しみに！