熊野古道 伊勢路の馬越峠ルートは初心者にもおすすめ [PR]

2004年7月に「紀伊山地の霊場と参詣道」が世界遺産に登録され、今年で20周年を迎えます。

熊野古道とは、伊勢神宮への参拝を済ませた後、熊野三山に詣でるための道です。
熊野古道の参詣道には、中辺路（なかへち）、伊勢路（いせじ）、小辺路（こへち）、紀伊路（きいじ）、大辺路（おおへち）と5つのルートがあります。

伊勢から熊野三山に詣でるため「伊勢路（いせじ）」は、江戸時代に「お伊勢参り」と「西国三十三所巡礼」が庶民の間で流行し、「伊勢ヘ七度、熊野へ三度」と呼ばれたほど信仰に厚い道でした。

さらに、「伊勢路」の馬越峠(まごせ)ルートは約5km、2時間半程度と初心者にもやさしい道のりながら、美しい石畳や尾鷲ヒノキ林に癒される絶景が続きます。

こちらの記事では、熊野古道 伊勢路の馬越峠(まごせ)ルートの魅力をご紹介します。

馬越峠ルートのスタートは、紀勢自動車道「海山IC」をおりて約5分の「道の駅海山」から始まります。

馬越峠ルートは、重厚な自然石が折り重なるように敷き詰められた石畳が特徴的です。
綿々と続く石畳は、日本でもトップクラスの雨量を誇る尾鷲の雨から道を守ってきました。その道中は、尾鷲ヒノキ林に囲まれ、神秘的な空気に包まれています。

【道の駅海山】
〒519-3406 三重県北牟婁郡紀北町相賀1439－3
営業時間：9：00～18：00/9：00～19：00（8月1日～8月31日）
営業日：無休/年始（1月1日）

馬越峠頂上からさらに30分ほど進むと、天狗倉山頂上に辿り着きます。頂上手前まで登り進めると、圧倒されるほど大きな岩が見えます。その岩に登り、標高522メートルの高さから風景を見渡せば、そびえ立つ山々、青く美しい尾鷲湾の絶景が眼下に広がります。

絶景を楽しみながら歩いた馬越峠ルートは、尾鷲駅が終着点です。
美しい石畳や、尾鷲ヒノキ林の道を楽しみながら、約5km、2時間半程度で歩けるルートとして初心者にもおすすめのルートです。

熊野古道の参詣道には伊勢路（いせじ）の他にも、中辺路（なかへち）、小辺路（こへち）、紀伊路（きいじ）、大辺路（おおへち）と5つのルートがあるので、ぜひ他のルートにも足を運んでみてくださいね。