更新日: 2026年10月25日

秋田県男鹿市|稲とアガベとは?酒造りを起点に地域の未来を醸す挑戦

秋田県男鹿市に拠点を置く「稲とアガベ」。日本酒の技術をベースにしながら、従来の枠にとらわれないクラフトサケの醸造で注目を集める一方、飲食や宿泊など多彩な事業を展開し、地域の新たな魅力や人の流れを生み出す挑戦を続けています。本記事では、酒造りを起点に多彩な事業を展開する同社の取り組みについて紹介します。さらに、稲とアガベの魅力を体感できる特別な旅行商品もご案内します。
画像提供:稲とアガベ株式会社

秋田県男鹿市のクラフトサケ醸造所「稲とアガベ」は、酒造りだけでなく飲食・宿泊事業にも取り組み、地域活性化を進めています。本記事では、稲とアガベの事業や施設、理念、特別ツアー情報をご紹介します。

男鹿で注目を集めるクラフトサケ醸造所「稲とアガベ」とは?

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▲花風(提供:稲とアガベ株式会社)
2021年に創業した稲とアガベは、秋田県男鹿市を拠点にクラフトサケの醸造・販売を手がける企業です。クラフトサケとは、日本酒の製造技術をベースにしながら、副原料や製法に独自の工夫を加えた新しいジャンルのお酒です。同社は既存の枠組みにとらわれない酒造りに挑戦し、多くの酒ファンから支持を集めています。
代表商品の一つである「花風」は、日本酒の原料である米や米麹に加え、ビールに用いられるホップを使用したクラフトサケです。華やかな香りと軽やかな飲み口が特徴で、日本酒になじみのない人でも楽しみやすい味わいとして人気を集めています。このほかにも、果物やハーブなど多様な副原料を取り入れた商品を展開しており、それぞれ異なる個性や味わいを楽しむことができます。
稲とアガベ公式サイト arrow-right
稲とアガベ オンラインショップ arrow-right

クラフトサケを起点に広がる男鹿での地域づくり

クラフトサケの醸造で注目を集める稲とアガベですが、その活動は酒造りだけにとどまりません。男鹿市内で飲食事業や宿泊事業も展開し、地域の魅力を発信する拠点づくりにも取り組んでいます。同社が目指しているのは、お酒を販売するだけではなく、人々が男鹿を訪れ、その土地の食や文化に触れる機会を生み出すことです。その実現に向けて、空き店舗の活用や地域事業者との連携、新たな雇用機会の創出にも積極的に取り組んでいます。地域内外から人やアイデアが集まることで、新たなコミュニティや挑戦が生まれ、その輪は少しずつ男鹿のまち全体へと広がっています。酒造りを起点とした同社の挑戦は、地域活性化の新たなモデルとして注目を集める存在です。

稲とアガベの事業・施設を一挙紹介!

クラフトサケの醸造だけでなく、食品加工、飲食、宿泊など多岐にわたる事業を展開する稲とアガベ。ここでは、それぞれの事業や施設の特徴をご紹介します。

●クラフトサケ事業

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▲稲とアガベ醸造所(提供:稲とアガベ株式会社)
日本酒の製造技術をベースにしたクラフトサケを醸造・販売。定番商品から季節限定商品まで、多彩なラインアップを展開しています。また、併設店の「土と風」では、日中はボトル販売のほか、クラフトサケの飲み比べやカフェとしての営業も行っています。

ショップ/カフェ「土と風」
営業時間:11:00〜15:50
定休日:月

●食品加工事業

稲とアガベ,SANABURI FACTORY,食品加工
▲SANABURI FACTORY(提供:稲とアガベ株式会社)
酒粕をはじめとした廃棄リスクのある農作物を魅力的な商品に変える食品加工工場。併設ショップでは加工所内で製造した商品のほか、店舗限定酒や暮らしを彩る全国のクラフトアイテムを販売しています。代表商品の一つである発酵マヨは、米づくりから醸造まで添加物を使用せずに造られた酒粕を原料とした、こくたっぷりのマヨネーズです。

営業時間:10:00~16:00
定休日:なし

●飲食事業

稲とアガベ,おがや,塩ラーメン
▲男鹿塩らーめん おがや(提供:稲とアガベ株式会社)
稲とアガベが有名ラーメン店とタッグを組み、2023年5月にオープンしたラーメン店。当時、ラーメン店が1つもなかった船川地区(稲とアガベ所在地)の住民の声を受けて誕生しました。比内地鶏やしょっつるなど地元の素材をふんだんに使ったラーメンが人気で、毎日行列ができるほどです。

営業時間:11:00~14:00※スープなくなり次第終了
定休日:月・火
稲とアガベ,マッチャイナ,中華,かぜまちみなと
▲マッチャイナ-Mad China-真中華(提供:稲とアガベ株式会社)
ホテル「かぜまちみなと」の1階にある、町中華をアレンジしたビストロダイニング。どなたでも利用できます。ランチは地元の方にも親しまれる日替わり定食、夜は稲とアガベのクラフトサケ、早苗饗蒸留所スピリッツに合う、中華料理を提供します。

営業時間
朝食:7:00~9:00※ホテル宿泊者限定
ランチ:11:30~14:30(金・土営業)
ディナー:17:00~21:30(木・金・土・日営業)

●宿泊事業

稲とアガベ,宿ひるね
▲宿 ひるね(提供:稲とアガベ株式会社)
遊休施設になっていた電力会社の旧社宅をリノベーションし、「昼寝したくなるほど寝心地・居心地の良い宿」として2024年6月にオープン。人数や目的に合わせて、一棟貸し・個室・ドミトリーから選べます。
「宿 ひるね」 公式サイト arrow-right
稲とアガベ,かぜまちみなと,男鹿ホテル
▲ホテル かぜまちみなと
旧港湾会館をリノベーションし、2025年6月に開業。海の泡を模したラウンドのデザインと、色鮮やかなカーテンで包まれた14室の客室を持つ、小さな宿です。港の景色を楽しめる特等席のサウナや、秋田・男鹿の食材を使った中華ビストロを楽しめます。
「ホテル かぜまちみなと」公式サイト arrow-right
※営業日・営業時間等は変更となっている場合があります。詳しくは各店舗へご確認ください。

稲とアガベが目指す未来

稲とアガベ,岡住修兵
提供:稲とアガベ株式会社
稲とアガベが掲げる理念は、「男鹿の風土を醸す」です。ここでいう風土とは、自然環境だけでなく、その土地に根付く文化や歴史、そして人々の暮らしも含めた地域の個性そのもの。同社が目指しているのは、単に新しいお酒を造ることではなく、酒造りを通じて男鹿ならではの価値を発信し、その魅力を次の世代へとつないでいくことです。クラフトサケは、その理念を形にするための一つの手段に過ぎません。人が訪れ、地域を知り、地元の人々と交わることで、新たな出会いや挑戦が生まれる。その積み重ねによって、男鹿に新しい文化やコミュニティが育まれていくことを同社は目指しています。
人口減少や地域の担い手不足といった課題が続くなか、男鹿の可能性を信じ、その魅力を内外に発信し続ける稲とアガベ。2026年8月には酒造りを起点とした地域づくりを推進する男鹿市の「地場産業成長プラン」が国の認定を受けるなど、その取り組みは地域全体にも広がりを見せています。
稲とアガベが描く未来は、一企業の成長にとどまらず、男鹿の新たな価値創出や地域の活性化にもつながっています。「男鹿の風土を醸す」という理念のもとに続く挑戦は、これからも男鹿の新たな文化やコミュニティを育む原動力となっていくでしょう。

稲とアガベのお酒をテーマにした特別な旅行商品を発売!

ひなび(陽旅)
▲ひなび(陽旅)
この記事を通じてご紹介した「稲とアガベ」の魅力を、実際に見て・味わって・体感できる特別な旅行商品を発売します!
JR東日本秋田事業本部では、2026年12月12日(土)・13日(日)の2日間、「稲とアガベ」のお酒をテーマとした団体専用臨時列車を運行するとともに、1泊2日の旅行商品を発売します。
人気の観光列車「ひなび(陽旅)」に乗車し、車内では、記事内でもご紹介したクラフトサケ「花風」をはじめとする稲とアガベのお酒を試飲できます。さらに、醸造所見学に加え、同社が運営する「宿 ひるね」や「ホテル かぜまちみなと」での滞在を通して、酒造りだけでなく飲食・宿泊事業の魅力にも触れられる内容となっています。
「男鹿の風土を醸す」という理念のもと、酒造りの枠を超えた挑戦を続ける稲とアガベ。ぜひこの機会に、同社の魅力と男鹿の風土を体感できる特別な旅へ出かけてみませんか。
●ツアー名
観光列車「ひなび(陽旅)」で行く稲とアガベ満喫ツアー
●開催日
2026年12月12日(土)~2026年12月13日(日)の1泊2日 ※秋田駅発着
●旅行代金(大人1名)
・グリーン車指定席 46,800円~
・普通車指定席 35,800円~
※宿泊施設・ご利用人数により料金が異なります
●募集人員
55名(グリーン車25名/普通車30名)※最少催行人数50名
●販売期間
販売中~11月中旬頃まで
●申込方法
JR東日本びゅうツーリズム&セールス「日本の旅、鉄道の旅」サイトからお申込みできます。
※宿泊施設や座席タイプにより複数のコースがある他、日帰りのコースもあります。
※詳細は、販売サイトをご確認ください。
※定員に達し次第、受付終了となります。
※内容が変更となる場合があります。
観光列車『ひなび(陽旅)』で行く稲とアガベ満喫ツアーの詳細・お申込みはこちら arrow-right

ひなびに乗って、稲とアガベの魅力を体験してみよう!

クラフトサケの醸造をはじめ、飲食事業や宿泊事業など幅広い挑戦を続ける稲とアガベ。日本酒の伝統的な技術を大切にしながらも、新たな発想を取り入れた商品やサービスを展開し、多くの人々を惹きつけています。また、事業を通じて男鹿の魅力を発信し、人と地域をつなぐ取り組みにも力を入れています。
そんな稲とアガベの魅力を体感できる企画として、JR東日本秋田事業本部では、団体専用臨時列車「ひなび」を利用した旅行商品を発売します。車内では稲とアガベのお酒を楽しめるほか、男鹿の魅力にも触れられる特別な内容となっています。ぜひこの機会に、稲とアガベが生み出す新たな酒文化と男鹿の魅力を体験してみてください。
※掲載の内容は2026年10月現在の情報です。
※記事内の画像はイメージです。

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