「地ビールフェスト甲府2026」は毎年7月下旬から甲府駅北口よっちゃばれ広場にて開催されている恒例のイベントである。電車を降りてすぐという抜群のアクセスの中で、山梨をはじめ全国のブルワリーが集まり、約100種類の地ビールを楽しむことができる。飲み方も、少しずつ味わえる小グラス、バランスの取れた中グラス、そしてたっぷり楽しめる大グラス。自分のスタイルに合わせて楽しめる仕組みが用意されている。さらに、甲州地鶏や山梨の食材を生かしたフード、日替わりの音楽ライブも開催。今年は7月24日~8月2日の10日間、開催される。
イベントの主催者である山日YBS事業局の村松さんに、開催の経緯や楽しみ方についてインタビューした内容をお伝えしていく。
更新日: 2026年07月08日
甲府駅前が“ビールの街”に変わる10日間 地元の歴史と未来をつなぐ「地ビールフェスト」
夏のはじまり、7月24日~8月2日の10日間、甲府駅前が大きな賑わいに包まれる。グラスを片手に笑い合う人々、香ばしいフードの匂い、そして個性豊かな地ビールの数々。「地ビールフェスト甲府」は、単なるビールイベントにとどまらず、この街の歴史と未来が交差する場でもある。
本記事では、このイベントを主催する山日YBS事業局の村松さんにお話を伺い、開催の背景や、そこに込められた思いをひも解いていく。
「地ビールフェスト甲府2026」の主催者に聞く魅力
提供:山日YBS事業局
なぜ甲府で地ビールなのか――その答えは“日本初の挑戦”にある
ビールを片手に自然と笑みがこぼれる
提供:山日YBS事業局
提供:山日YBS事業局
全国各地でビールイベントが開催される中、地ビールフェスト甲府では「なぜ甲府で開催するのか」という背景も大切にしているという。
村松さんによると、その理由の一つが甲府に残るビール文化の歴史だそうだ。
実は甲府は、「東日本初の地ビール発祥地」とされている。
明治7年(1874年)、甲府柳町の商家「十一屋」の野口正章が、日本にまだビール文化が根付く前から、その可能性に着目し、製造を開始した。
原料の麦は甲州産、ホップはドイツから輸入。さらに醸造技術は横浜の外国人から学ぶという、本格的な取り組みだった。完成した「三ツ鱗麦酒」は高い評価を受け、博覧会で賞も受賞している。
しかし当時は物流が未整備で、設備や瓶の輸送はすべて人力や馬頼み。コストがかさみ、事業としては継続が難しかった。
それでもこの挑戦は、日本のビール文化の先駆けの一つとなり、多くの醸造技術者を生んだ。
そしてその約100年後。
同じ甲府の駅前で地ビールフェストが始まった。
地ビールフェスト甲府は、こうした甲府のビール文化の歴史を背景に開催されている。
村松さんは、「甲府で開催する意味の一つは、この街に残るビールの歴史にある」と話してくれた。
村松さんによると、その理由の一つが甲府に残るビール文化の歴史だそうだ。
実は甲府は、「東日本初の地ビール発祥地」とされている。
明治7年(1874年)、甲府柳町の商家「十一屋」の野口正章が、日本にまだビール文化が根付く前から、その可能性に着目し、製造を開始した。
原料の麦は甲州産、ホップはドイツから輸入。さらに醸造技術は横浜の外国人から学ぶという、本格的な取り組みだった。完成した「三ツ鱗麦酒」は高い評価を受け、博覧会で賞も受賞している。
しかし当時は物流が未整備で、設備や瓶の輸送はすべて人力や馬頼み。コストがかさみ、事業としては継続が難しかった。
それでもこの挑戦は、日本のビール文化の先駆けの一つとなり、多くの醸造技術者を生んだ。
そしてその約100年後。
同じ甲府の駅前で地ビールフェストが始まった。
地ビールフェスト甲府は、こうした甲府のビール文化の歴史を背景に開催されている。
村松さんは、「甲府で開催する意味の一つは、この街に残るビールの歴史にある」と話してくれた。
「地ビール」という言葉に込めた意味
地元の食材を中心とした「地フード」の展開
提供:山日YBS事業局
提供:山日YBS事業局
このイベントでは、あえて「クラフトビール」ではなく「地ビール」という言葉を使っている。
村松さんによると、「地ビール」という名称には、地域と結びついた文化としてビールを楽しんでもらいたいという思いが込められているそうだ。
山梨はワインで知られる土地だが、同時に自然に恵まれた“水のふるさと”でもある。富士山や南アルプス、八ヶ岳の自然が育んだ水が、ビールづくりの重要な土台になっている。
さらに、地元の農産物や食材も豊富。
会場では地ビールだけでなく、地元食材を活かした「地フード」も提供されており、ビールとあわせて地域の魅力を楽しめる内容となっている。
村松さんによると、「地ビール」という名称には、地域と結びついた文化としてビールを楽しんでもらいたいという思いが込められているそうだ。
山梨はワインで知られる土地だが、同時に自然に恵まれた“水のふるさと”でもある。富士山や南アルプス、八ヶ岳の自然が育んだ水が、ビールづくりの重要な土台になっている。
さらに、地元の農産物や食材も豊富。
会場では地ビールだけでなく、地元食材を活かした「地フード」も提供されており、ビールとあわせて地域の魅力を楽しめる内容となっている。
「駅前に人を取り戻したい」という原点
イベントを立ち上げた村松さん
このイベントを立ち上げた山日YBS事業局の村松さんは、もともと別の視点からこの企画を構想していた。
中心市街地から人の流れが減っていく、そんな状況の中で、「人が集まる場所を創りたい」
その答えの一つが、「駅前」だった。
「10日間だけでも、街の中心に人が集まり、賑わいが生まれる景色をつくりたい」
駅前で開催するのは、単なる立地の良さだけではない。
村松さんは、鉄道を軸とした人の流れや偶然の出会いが生まれることで、周辺の市町村から人が集まり、街全体の賑わいにつながることを期待しているという。
中心市街地から人の流れが減っていく、そんな状況の中で、「人が集まる場所を創りたい」
その答えの一つが、「駅前」だった。
「10日間だけでも、街の中心に人が集まり、賑わいが生まれる景色をつくりたい」
駅前で開催するのは、単なる立地の良さだけではない。
村松さんは、鉄道を軸とした人の流れや偶然の出会いが生まれることで、周辺の市町村から人が集まり、街全体の賑わいにつながることを期待しているという。
地元高校生のジャズバンドもイベントを賑やかにする
提供:山日YBS事業局
提供:山日YBS事業局
地方から未来をつくるイベントへ
実行委員会での会議風景
提供:山日YBS事業局
提供:山日YBS事業局
村松さんによると、地ビールフェスト甲府は単なる期間限定の催しではなく、人と街をつなぐ場として継続してきたイベントだという。
地域の人が集まり、訪れた人が街を知ることで、地域の新たな魅力に気付くきっかけにもなっているそうだ。
「甲府の中心に人が集まる流れをつくりたいと考えている」
村松さんはそう語る。駅という場所を起点に、周辺の市町村から人が自然と集まり、街の中に賑わいと人の動きが生まれていく。そうした人が自然と集まる流れをつくることが、これからの地域にとって大切だと考えている。
そして、このイベントのもう一つの特徴が、実行委員会形式で運営していることだ。
主催者だけでつくるのではなく、出店するブルワリーや飲食店も一緒に関わりながら、毎年少しずつ形を整えてきた。
出店するブルワリーや飲食店は、実行委員会の一員として意見を出し合いながら運営に携わっている。
毎年の振り返りや意見交換を通じて改善を重ねてきたことも、このイベントが長く続いてきた理由の一つなのだという。
地ビールフェスト甲府は、誰かが完成させたものではない。
関わる人たちが積み重ねてきた、その延長線上にある場所である。
地域の人が集まり、訪れた人が街を知ることで、地域の新たな魅力に気付くきっかけにもなっているそうだ。
「甲府の中心に人が集まる流れをつくりたいと考えている」
村松さんはそう語る。駅という場所を起点に、周辺の市町村から人が自然と集まり、街の中に賑わいと人の動きが生まれていく。そうした人が自然と集まる流れをつくることが、これからの地域にとって大切だと考えている。
そして、このイベントのもう一つの特徴が、実行委員会形式で運営していることだ。
主催者だけでつくるのではなく、出店するブルワリーや飲食店も一緒に関わりながら、毎年少しずつ形を整えてきた。
出店するブルワリーや飲食店は、実行委員会の一員として意見を出し合いながら運営に携わっている。
毎年の振り返りや意見交換を通じて改善を重ねてきたことも、このイベントが長く続いてきた理由の一つなのだという。
地ビールフェスト甲府は、誰かが完成させたものではない。
関わる人たちが積み重ねてきた、その延長線上にある場所である。
甲府で飲む一杯が、街をつくる
YBSキャラクターのちょびーと村松さん
終始笑顔で取材に対応してくれました
終始笑顔で取材に対応してくれました
同じビールでも、どこで飲むかによって、その価値は大きく変わる。
甲府駅前で味わう一杯には、150年前の挑戦の記憶と、今を生きる人々の思いが重なっている。
ただのイベントではなく、「街の風景」を体験する時間。
この夏は、甲府でしか味わえないその一杯を、ぜひ体験してほしい。
JRE MALLチケットでは、「地ビールフェスト甲府2026」の前売り券を販売中。
「JRE POINTが貯まる、使える」JRE MALLチケットで是非お買い求めください。
甲府駅前で味わう一杯には、150年前の挑戦の記憶と、今を生きる人々の思いが重なっている。
ただのイベントではなく、「街の風景」を体験する時間。
この夏は、甲府でしか味わえないその一杯を、ぜひ体験してほしい。
JRE MALLチケットでは、「地ビールフェスト甲府2026」の前売り券を販売中。
「JRE POINTが貯まる、使える」JRE MALLチケットで是非お買い求めください。