更新日: 2026年06月19日

鉄道で行く酒田の観光・グルメ特集 すーっと心の深呼吸。いざ、庄内。まだ知らない日本に出会う!

歴史と自然が息づく港町・酒田は東京から1泊2日の旅がおすすめですが日帰りでも訪問可能です。
日本海と出羽三山に抱かれた酒田は、豪商文化と港町の歴史が息づく地。山居倉庫や本間美術館など見どころに加え、名物ラーメンや旬の果物も魅力です。
新潟経由の鉄道旅で絶景を楽しみながら、庄内の奥深い文化と風土に触れましょう!
庄内・酒田エリアの魅力をぜひ体感してみてください。

東京から酒田へのアクセス 日帰りでも楽しめる、庄内への鉄道旅

東京から庄内へは、景色・食を楽しみながら鉄道で向かうルートがおすすめです。

上越新幹線→新潟経由→羽越本線(いなほ・海里)ルート

まずは東京から上越新幹線で新潟へ。
途中には世界的スノーリゾートの越後湯沢もあり、冬のアクティビティはもちろんグリーンシーズンもさまざまなアクティビティを楽しめます。
新潟からは羽越本線に乗り換え。ここで旅のハイライトとなる2つの列車に出会えます。

特急「いなほ」──庄内の海と山を駆け抜ける特急列車

特急いなほ
特急いなほ号
撮影:庄内統括センター社員
新潟〜庄内エリアを約2時間(目安)で結ぶ特急列車です。
車窓には、
・新潟・庄内の広大な田園風景
・日本海の青い水平線
・出羽三山や鳥海山の雄大なシルエット
など、旅情あふれる景色が広がります。まさに“走る展望台”のような列車です。
特急いなほ号前面展望動画はこちら arrow-right
いなほ車窓
特急いなほ号からの車窓
撮影:庄内統括センター社員

快速「海里」──週末だけ走る特別な観光列車

快速海里
快速「海里」
撮影:庄内統括センター社員
“旅そのものを楽しむ”ために作られた観光列車。車内では「新潟・庄内の食と景観」を楽しめます。
金・土・祝日を中心に運行し、新潟~酒田間を3時間(目安)ほどかけて進みます。
・日本海に沈む夕日
・奇岩が連続する「笹川流れ」
・庄内平野の田園風景
をゆったり眺めながら楽しめます。車内では沿線ならではの食も楽しめ、忘れられない鉄道旅となるでしょう。

歴史薫る港町・酒田の観光スポット

酒田は山形県庄内地方の中心として、江戸中期から明治中頃にかけて北前船の寄港地として大きく発展した港町です。上方と蝦夷地を結ぶ海運ルートの要衝として、米をはじめとする物資の集散地となり、「西の堺、東の酒田」と称されるほどの繁栄を誇りました。この交易によって豪商・本間家に代表される富裕商人が台頭し、街の文化・経済を牽引しました。また、庄内平野の豊かな農業生産と海運が結びつき、江戸期を通じて商都としての地位を確立。現在も山居倉庫や旧本間家ゆかりの建造物が残り、往時の栄華を今に伝えています。
北前船の面影が残る港町・酒田を歩いてみませんか。歴史と文化が交差する街並みが、旅心をかき立てます。

本間美術館

本間美術館庭園鶴舞園
本間美術館庭園鶴舞園
提供:本間美術館
酒田が北前船交易で大きく発展する中で、その繁栄を象徴する存在となったのが豪商・本間家です。「本間様には及びもないが、せめてなりたや殿様に」と詠まれるほどの財力を誇り、酒田の経済と文化を支えました。その本間家が収集した美術品を公開し、別荘「清遠閣」を活用した施設が本間美術館です。館内では書画・工芸品をはじめとする多彩なコレクションを鑑賞でき、重厚な日本建築と四季折々の庭園が訪れる人を魅了します。港町として栄えた酒田の歴史と、本間家が築いた文化の深さを同時に感じられる、旅のハイライトとなる場所です。

山居倉庫

山居倉庫
山居倉庫とケヤキ並木
撮影:庄内統括センター社員
本間家が街の文化を支えた一方で、酒田の繁栄を物語るもう一つの象徴が山居倉庫です。1893年、庄内で収穫された米を保管するために建てられ、酒田港の物流拠点として重要な役割を果たしました。夏の暑さや湿気から米を守るため、倉庫の裏側には見事なケヤキ並木が植えられ、自然の風を取り入れる独自の工夫が施されています。この景観は美しく、ドラマ「おしん」のロケ地として使用されたことで全国的に知られるようになりました。
現在はその役目を終え、往時の面影を残す風格ある建物と、並木道の静けさが訪れる人を魅了します。酒田が“米の都”として栄えた歴史を感じられる場所です。倉庫の一部には、山居倉庫インフォメーションセンターが開設されています。

舞娘茶屋・相馬樓

相馬樓 酒田舞娘
相馬樓 酒田舞娘
提供:山形県公式観光サイト
かつて酒田は北前船交易で栄えた豪商の街として、上方文化が早くから流入し、洗練された芸能やおもてなしの文化が育ちました。
その名残を伝える相馬樓は、江戸時代からの老舗料亭「相馬屋」の廃業を受け、株式会社平田牧場が修復・整備したもので、重厚な木造建築と優雅な意匠が当時の華やぎを今に伝えています。
館内では、予約により午後2時から催される酒田舞娘(さかたまいこ)の演舞を鑑賞できるほか、蔵画廊では樓主・新田嘉一氏所有の貴重な書画や古美術が展示され、港町酒田の豊かな文化的背景を深く理解できます。歴史、芸術、優雅な空間が一体となった相馬樓は、旅の途中で“文化の香り”を楽しめる特別なスポットです。

日和山公園

日和山公園
日和山公園
撮影:庄内統括センター社員
酒田港を一望できる高台に位置し、古くから北前船の船乗りたちが出航の“日和”(航海の好機)を確認した場所として知られています。園内には日本最古級の木造六角灯台や、往時に活躍した千石船を原型に、約2分の1スケールで再現した展示があり、港町酒田の歴史が感じられます。
春には桜の名所として多くの人が訪れ、暖かな日差しの中で港と街を一望できる絶好のビュースポットに。海風とともに酒田の歴史が感じられる日和山公園は、文化・商業・港の三つの魅力がそろう酒田観光の締めくくりにぴったりの場所です。

酒田グルメ──必ず味わいたいローカルフード

酒田ラーメン(日本一に輝いた醤油ラーメン)

麺工房 さらしな
麺工房 さらしな
提供:山形県公式観光サイト
2023年「日本ご当地ラーメン総選挙」で全国1位に輝いた酒田ラーメン。
煮干しやトビウオ、昆布などの魚介系出汁をベースにした澄んだスープは、あっさりしながらも深い旨味があり多くの人に愛されています。ふわっととろける極薄ワンタンが入っているのも特徴のひとつ。麺は普通盛りでも約200gと、食べ応えがあります。自慢のスープと麺の相性も抜群で、地元の日常に根付く一杯をぜひご堪能ください。

酒田のフルーツ

秋にはジューシーでみずみずしい「刈屋梨」が酒田の風物詩です。鳥海山から流れる雪解け水と昼夜の寒暖差が果実の甘みを引き出します。「刈屋梨」は特定の1品種ではなく、主に「幸水(こうすい)」や「豊水(ほうすい)」などの和梨を、刈屋地区で栽培したものの総称です。
酒田市刈屋一帯で生産されるこの梨は糖度以上に甘く感じられる味わいが多くのリピーターを呼ぶ人気の逸品です。
そのまま食べるだけでなく季節のスイーツとしてタルトやゼリーとして食べるのもおすすめです。

すーっと心の深呼吸。いざ、庄内。まだ知らない日本に出会う!

海里②
快速「海里」
撮影:庄内統括センター社員
歴史、自然、食、鉄道旅──
庄内は「日本らしさ」の魅力が凝縮された場所です。
観光列車に揺られ、海と山に抱かれ、千年の文化が息づく土地へ。
きっと忘れられない旅になるはずです。
まだ知らない日本に出会いに、ぜひ庄内へお越しください。

酒田への旅路は「えきねっと」で検索!
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次回は庄内の鶴岡エリアもご紹介します。

(掲載の内容は2026年6月現在の情報です。)
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