JR東日本グループでは、誰もが暮らしやすい共生社会の実現に向けて、さまざまな取組みを行っています。
その一つが、障がいの有無に関係なく楽しめるスポーツ「ボッチャ」を通じた共生社会への理解促進です。
今回で6回目となる「JR東日本グループボッチャ大会2025」が2025年11月12日(水)に開催され、予選を含めJR東日本のグループ会社を含む社員約3,200名が参加しました。本大会では、ボッチャに限らずさまざまな切り口から共生社会に触れられるコーナーを設けました。その中でも体験型のブースとして、アイメイト(盲導犬)との歩行体験、義足を着用した歩行体験を実施しました。
更新日: 2025年12月26日
共生社会の実現に向けて~義足とアイメイト(盲導犬)を学ぶ~
JR東日本グループでは、誰もが暮らしやすい共生社会の実現を目指し、社員とお客さまの相互理解を深める取組みを進めています。その一環として、2025年11月12日に開催した「JR東日本グループボッチャ大会2025」の会場内で、アイメイト(盲導犬)との歩行体験、義足を着用した歩行体験を実施しました。
JR東日本グループの共生社会の実現に向けた取り組み
アイメイト(盲導犬)体験・義足体験の目的
すべての人が安心・安全に移動できる環境を整えることは、交通インフラを担うJR東日本グループの使命です。そのためには設備の改善を行うだけではなく、社員一人ひとりが共生社会への関心を高め、理解を深めることが大切です。
駅や車内でアイメイト(盲導犬)を連れた方や義足を使用する方を見かけることがありますが、安心してご利用いただくためには、社員が使用者の気持ちに寄り添い、適切なサポートを行うことが重要です。
JR東日本グループ社員が使用者の視点を知り、日常でできるサポートを考えるきっかけとすることを目的に、公益財団法人アイメイト協会、公益財団法人鉄道弘済会と協力し、アイメイト(盲導犬)体験・義足体験を実施しました。
駅や車内でアイメイト(盲導犬)を連れた方や義足を使用する方を見かけることがありますが、安心してご利用いただくためには、社員が使用者の気持ちに寄り添い、適切なサポートを行うことが重要です。
JR東日本グループ社員が使用者の視点を知り、日常でできるサポートを考えるきっかけとすることを目的に、公益財団法人アイメイト協会、公益財団法人鉄道弘済会と協力し、アイメイト(盲導犬)体験・義足体験を実施しました。
アイメイト体験を通じて
ボッチャ大会での体験時の様子
アイメイト協会では盲導犬を「アイメイト」と呼びます。その由来は「I(私)」「EYE(目)」「愛(LOVE)」で、「私の愛する目の仲間」という意味が込められています。
アイメイトとの歩行を希望する方は、歩行指導と呼ばれる約4週間、街中での歩行や公共交通機関の利用、アイメイトの健康管理や世話まで学びます。アイメイトとの歩行は、人が状況判断をして指示を出し、それに沿ってアイメイトが誘導するという協働作業で、人と犬の絆を深めることも大切です。最終テストに合格すると、パートナーとして新しい生活が始まります。
今回の体験では、参加者がアイマスクを着用し、アイメイトとの歩行を体験しました。
【参加者の声】
「誘導スピードが想像以上に速くて驚きました」
「人通りが多いと歩きづらかった。駅でアイメイト使用者を見かけたら、サポートしたいと思います」
目隠しをすることで、「目の見えない状態で歩くことの不安」を多くの参加者が体験しました。
今回の歩行体験 から、アイメイトと共に駅を利用し、列車に乗車するといった具体的な状況を想像することで、どんなサポートが必要なのか、改めて考えるきっかけとなりました。
アイメイトとの歩行を希望する方は、歩行指導と呼ばれる約4週間、街中での歩行や公共交通機関の利用、アイメイトの健康管理や世話まで学びます。アイメイトとの歩行は、人が状況判断をして指示を出し、それに沿ってアイメイトが誘導するという協働作業で、人と犬の絆を深めることも大切です。最終テストに合格すると、パートナーとして新しい生活が始まります。
今回の体験では、参加者がアイマスクを着用し、アイメイトとの歩行を体験しました。
【参加者の声】
「誘導スピードが想像以上に速くて驚きました」
「人通りが多いと歩きづらかった。駅でアイメイト使用者を見かけたら、サポートしたいと思います」
目隠しをすることで、「目の見えない状態で歩くことの不安」を多くの参加者が体験しました。
今回の歩行体験 から、アイメイトと共に駅を利用し、列車に乗車するといった具体的な状況を想像することで、どんなサポートが必要なのか、改めて考えるきっかけとなりました。
義足体験を通じて
ボッチャ大会での義足体験時の様子
義足は使用者一人ひとりの身体・ライフスタイルに合わせたものが制作されており、種類も用途に応じてさまざまです。
今回は生活用の大腿義足(膝から上を切断された方が使用)とスポーツ用の下腿義足(膝から下を切断された方が使用)の2種類の体験用義足を用意し、義肢装具士による歩行サポートを受けながら体験を実施しました。
初めて体験した方は、立ち上がるだけでも一苦労で、歩行の難しさに驚いていました。
【参加者の声】
「立ち上がることや歩くことの難しさを知りました。街で義足使用者を見かけたら道を譲りたい」
「義足で走るパラアスリートの凄さを再認識しました」
「義足歩行の大変さを知り、使用者の努力を実感しました」
駅の段差や狭い通路は義足を使用される方にとって歩きづらい場合があります。また、義足は衣服に覆われることで、周囲は義足を使用されていることに気づきにくいこともあります。何かお困りの方を見かけたら、「お手伝いしましょうか」とお声がけください。その一言が、使用者の安心につながります。
今回は生活用の大腿義足(膝から上を切断された方が使用)とスポーツ用の下腿義足(膝から下を切断された方が使用)の2種類の体験用義足を用意し、義肢装具士による歩行サポートを受けながら体験を実施しました。
初めて体験した方は、立ち上がるだけでも一苦労で、歩行の難しさに驚いていました。
【参加者の声】
「立ち上がることや歩くことの難しさを知りました。街で義足使用者を見かけたら道を譲りたい」
「義足で走るパラアスリートの凄さを再認識しました」
「義足歩行の大変さを知り、使用者の努力を実感しました」
駅の段差や狭い通路は義足を使用される方にとって歩きづらい場合があります。また、義足は衣服に覆われることで、周囲は義足を使用されていることに気づきにくいこともあります。何かお困りの方を見かけたら、「お手伝いしましょうか」とお声がけください。その一言が、使用者の安心につながります。
共生社会実現のために私たちにできること
今回の体験は「知ること」と「体験すること」を目的に実施しました。
アイメイトや義足の歩行体験を通じて、使用者が直面する不安や努力を理解する機会となり、多くの参加者が「自分に何ができるか」を改めて考えることができたと考えます。
今後もJR東日本グループは、共生社会の実現に向けて社員の知識や理解を深める取組みを強化し、接遇サービスの向上に努めます。
アイメイトや義足の歩行体験を通じて、使用者が直面する不安や努力を理解する機会となり、多くの参加者が「自分に何ができるか」を改めて考えることができたと考えます。
今後もJR東日本グループは、共生社会の実現に向けて社員の知識や理解を深める取組みを強化し、接遇サービスの向上に努めます。
※掲載の情報は2025年12月現在のものです。
※画像はイメージです。
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