入曽駅『手打 ここらの田舎うどん なんかん』の具だくさんな「かれ〜うどん」！

埼玉のうどん文化を切り口に、地域の魅力を全国へ届けるYouTubeチャンネル「埼玉うどん子TV」の武正倫が、『手打 ここらの田舎うどん なんかん』の人気メニュー「かれ～うどん」を実食し、その魅力とおいしさをリアルにお届けします！

西武鉄道西武新宿線「入曽」駅東口から徒歩5分ほど。駅前通りをまっすぐ進み、県道50号を越えると、左手に『手打 ここらの田舎うどん なんかん』と書かれた看板が見えてきます。
郊外ならではの、ほどよい「田舎感」が漂う街並みに、静かに佇む一軒家のお店です。
店を切り盛りするのは、入曽生まれ・入曽育ちの新井さん。
お父様の夢を叶えるかたちで手打ちうどんの修行を経て開業し、地域の人々に愛されながら21年目を迎えました。日々、気持ちを込めて打ち続けるのは、まっすぐな入曽への愛がこもった、力強い「田舎うどん」です。


【店舗名】手打 ここらの田舎うどん なんかん
【住所】〒350-1316 埼玉県狭山市南入曽419-1
【営業時間】11:00～14:00・17:00～20:00（LO19:30） ※麺がなくなり次第終了
【定休日】月曜 ※臨時休あり

『手打 ここらの田舎うどん なんかん』でぜひ食べてほしいメニューが「かれ〜うどん」。
到着した瞬間まず目を奪われるのは、その圧倒的なボリューム！大きな器の中には、豚バラ、にんじん、玉ねぎ、長ネギ、油揚げ、しいたけ、えのきなど、彩り豊かな具材がたっぷりと盛り込まれています。
出汁には枕崎の本節や利尻昆布を使用し、カレー粉は数種類のスパイスをブレンドしたこだわりぶり。香ばしい出汁の香りがふわりと立ちのぼり、思わず箸を伸ばしたくなる、そんな食欲をそそる一杯です。角の丸い平打ち麺をぐいっと持ち上げれば、とろみのあるカレーがしっかりと絡み、麺がつやつやと輝きます。
熱々の汁をくぐっても、もっちりとしたコシは健在。出汁の旨みがきいたカレーは、体の芯から温めてくれる優しい味わいです。豚バラはぷるっと柔らかく、脂身が甘くてうまい！刻みねぎを味変で散らせば、香りが立ってより一層風味が豊かになります。

ボリュームたっぷりなのに、気づけば完食。寒い日にも、疲れた日にも、心までほっとあたたまる一杯です。
一日の締めに、ぜひ食べてみてください♪

うどんと一緒に、ぜひ味わってほしいのが人気のおつまみ「ごぼう揚げ」。
かぶりつくとブワッと！薄衣の中に閉じ込められたごぼうの香りが広がります。醤油ベースに、にんにくとしょうがでしっかりと下味をつけているため、濃いめの味に自然とぐいぐいお酒が進みます！
さらに味変として、揚げたての「ごぼう揚げ」を、熱々のカレー汁にくぐらせるのもおすすめです。
スパイシーな香りとごぼうの風味が重なり合い、思わず唸るおいしさです。
外はサクサク、中はじゅわっと。ビール片手に楽しむには最高の組み合わせです。

『手打 ここらの田舎うどん なんかん』を訪れたら、やっぱり外せないのが王道の「肉汁うどん」！
具材は豚バラ、油揚げ、ほうれん草、なるとと、シンプルながらどれも出汁の旨みをしっかり吸い込んでいて、ひと口ごとに豊かな味わいです。
甘すぎずキリッと醤油が引き立つつけ汁は、濃厚な出汁の深みと豚バラの脂の甘みが絶妙に調和しています。
そして何より、主役の太麺！角の丸い平打ち麺は、田舎うどんならではの無骨な風貌ながら、表面はつるっとなめらか。もちもちとした弾力が気持ちよく、麺を口に運ぶ箸が止まりません。

これぞ『手打 ここらの田舎うどん なんかん』の真骨頂。初めて訪れる方は、この肉汁うどんも味わってみてください。
どこか懐かしい『手打 ここらの田舎うどん なんかん』のうどんの魅力がきっと伝わるはずです。

店内には、創業当時から使われてきた味わい深い暖簾と、店主・新井さんが自ら作った「入曽Tシャツ」が飾られています。どちらも、地元・入曽への深い愛情を象徴する大切な品です。
「誰もが知っている狭山と所沢に挟まれた、なんとなく聞き馴染みのない“入曽”という土地。その響きも含めて好きなんですよね」と、新井さんは笑顔で語ります。
お父様が「いつか自分のうどん店を」と夢見ていた想いを受け継ぎ、うどん店での1年間の修行を経て店をオープン。以来、地元の方々に愛され続け、21年を迎えました。
「自分の育った街で、長く愛されるうどんをつくりたい」
そんな新井さんのまっすぐな想いが、一枚のTシャツと古びた暖簾に静かに宿っています。

店主・新井さんの真っすぐな人柄と入曽愛がそのまま表れた一杯を味わいに、ぜひ『手打 ここらの田舎うどん なんかん』を訪れてみてください！

入曽駅から徒歩圏内には、レジャーを楽しめる施設など、ほかにも楽しいスポットが満載！

『あづま園レジャーセンター』は、今年で創業54年を迎える老舗の娯楽施設です。
店内には卓球台やバッティングセンター、釣り堀など、昭和の時代から親しまれるアクティビティが満載。どれもコスパ抜群で、大人も子どもも一緒に楽しめます。
昔ながらの雰囲気がそのまま残る空間で、童心に返って体を動かせば、きっと笑顔になれるはず。
地元の人にも長く愛される、入曽の“昭和レジャーの聖地”です。

【施設名】あづま園レジャーセンター
【住所】〒350-1316 埼玉県狭山市南入曽536−1
【営業時間】10:00～20:00
【定休日】火曜、第2･3水曜 ※祝日の場合、翌日休

アクセスルートや周辺の雰囲気は動画で詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください！

JR東日本大宮支社、東武鉄道、西武鉄道、秩父鉄道がタッグを組み、電車に乗って、埼玉県内のうどん店を巡り、食べて、観光を楽しむスタンプラリーを2026年3月1日まで開催中。
秩父・北部エリア、東部エリア、西部エリア、中央エリアの4つのエリアに分け、武正さんがこだわりのうどん店舗をセレクト！各エリアの対象店舗をめぐってスタンプを全て集めたら「エリア賞」、25店舗全てのスタンプを集めたら「コンプリート賞」をプレゼントします。
線路がつなぐ、埼玉うどんの旅にでかけよう！

「埼玉うどん子TV」は、埼玉のうどん文化を切り口に、地域の魅力を全国へ届けるYouTubeチャンネル。駅から公共交通機関と徒歩でうどん店を訪ね、道中の風景やまちの空気感も含めて紹介するスタイルが特徴です。
これまでに200軒以上の埼玉県のうどん店をめぐり、チャンネル登録者数は7万人を超えました。郷土愛を込めた動画を通して、埼玉の食と人の温かさを感じていただけたら嬉しいです。
「埼玉うどん子TV」の武正倫は、現在は加須市観光大使としても活動中。イベントや商品開発などにも取り組みながら、うどんを軸に埼玉の魅力を伝え続けています。

入曽の地で長年愛されてきた『手打 ここらの田舎うどん なんかん』のうどんは、店主・新井さんのまっすぐな人柄と入曽愛がそのまま表れた一杯です。
丁寧な手仕事で仕上げられた太麺と、出汁の旨みを引き立てる絶妙なつけ汁が織りなす味わいは、一度食べたら忘れられません！
2026年3月1日まで開催の「電車でめグルメぐる 埼玉うっどーん！スタンプラリー」の対象店でもあるので、埼玉県のうどん巡りのコースにぜひ加えてみてくださいね！

取材・文/武正倫（埼玉うどん子TV）