更新日: 2025年10月24日

湯田川温泉(山形県鶴岡市)おすすめ日帰り入浴と散策スポットをご紹介

湯田川(ゆたがわ)温泉は山形県鶴岡市にある、開湯1300年の歴史を誇る名湯です。豊富な湯量の源泉かけ流しを楽しめる温泉地で、温泉宿や共同浴場など日帰り入浴施設も充実しています。足湯や神社散策、春の梅林公園など見どころも多く、温泉街散策とあわせて庄内三名湯の魅力を堪能できます。本記事ではアクセス方法やおすすめスポットを詳しく紹介します。

開湯1300年を誇る湯田川温泉

湯田川温泉
提供:湯田川温泉観光協会
山形県には様々な魅力溢れる130か所以上の温泉地があります。その中の山形県庄内地方では「湯野浜温泉」「あつみ温泉」「湯田川温泉」が庄内三名湯とされています。今回はその一つで山形県鶴岡市にある「湯田川温泉」をご紹介します。
湯田川温泉は「鶴岡の奥座敷」とも呼ばれ、開湯1300年の歴史を持ちます。さらに「温泉法」に基づいて環境大臣が指定する「国民保養温泉地」としても認定されています。豊富な湯量による源泉かけ流しの温泉を楽しめるほか、自然豊かで風情ある湯の里として多くの方が訪れています。
昔から土用の丑の日(夏の暑い盛り)にあわせて湯治をする「丑湯治」や、温泉の守り神である「由豆佐売神社(ゆずさめじんじゃ)」に「湯田川温泉神楽」が奉納されるなど、歴史ある温泉街ならではの文化もあります。
湯田川温泉では、旅館宿泊だけでなく日帰り入浴も楽しめます。共同浴場「正面の湯」や足湯「しらさぎの湯」など、気軽に立ち寄れるスポットが充実しています。
鶴岡市街地からも近く、羽黒山や加茂水族館などの観光地とあわせて訪れるのにも便利です。
この記事では湯田川温泉の日帰り入浴施設、散策スポットや味覚など、その魅力をご紹介します。

①湯田川温泉の共同浴場「正面の湯」

正面の湯外観
「正面の湯」
「正面の湯」は、湯田川温泉にある共同浴場です。加水・加温・循環を一切行っていない天然温泉で、地元の方々や観光客に親しまれています。毎分約1,000リットルという豊富な湧出量を誇る硫酸塩泉で、切り傷、やけど、慢性皮膚病、動脈硬化症、眼病に効果が期待できるとされています。
観光で訪れた方は、「正面の湯」の近くにある「船見商店」で入浴料を支払うことで、入浴を楽しむことができます。旅館に滞在している場合は、宿から鍵を貸してもらうことも可能です。
また、地元の方々の中には「正面の湯」での入浴後、湯田川温泉の守り神である「由豆佐売神社(ゆずさめじんじゃ)」に向かって一礼し、お湯をいただいたことへの感謝の気持ちを伝えられる方もいらっしゃいます。

【正面の湯】
■営業日:年中無休
■営業時間:7:30~8:30、11:00~19:00
■料金:300円(税込)
正面の湯の情報(湯田川温泉観光協会公式サイト)はこちらから

②湯田川温泉で気軽に楽しむ足湯「しらさぎの湯」

しらさぎの湯
「しらさぎの湯」
「正面の湯」の向かいには、湯田川温泉初の足湯「しらさぎの湯」があります。以前、湯田川温泉にあった旅館の跡地に建てられており、東屋には当時旅館で使用されていた梁や瓦が再利用されています。足湯は誰でも気軽に利用できるので、散策で疲れた体を癒してみてはいかがでしょうか。

【しらさぎの湯】
■利用可能期間:3月下旬~11月下旬
■利用時間 :7:00~20:00
※2025年10月時点では夜間のご利用を見合わせています。
しらさぎの湯の情報(湯田川温泉観光協会公式サイト)はこちらから

③由豆佐売神社(ゆずさめじんじゃ)

湯田川温泉由豆佐売神社
提供:(一社)DEGAM鶴岡ツーリズムビューロー
「正面の湯」の目の前、しらさぎの湯に向かって右側の小道を進んだ先に、「由豆佐売神社(ゆずさめじんじゃ)」があります。湯田川温泉街の守り神として、出湯と水の神様を祀る神社で、白雉元年(650年)に創建されたと伝わる格式の高い神社です。
境内には、妊婦の乳の出を願う信仰の対象となっていた祠に由来する「乳(ちち)イチョウ」(県指定天然記念物)や、柳田国男、種田山頭火、斎藤茂吉など、湯田川温泉を訪れた文人墨客による記念歌碑もあります。

④300本の梅が咲き誇る梅林公園

湯田川温泉梅林公園
提供:湯田川温泉観光協会
温泉街を見下ろすように位置する公園では、春になると紅梅・白梅が約300本咲き誇り、庄内に春の訪れを知らせてくれます。例年、梅の開花時期に開催される「梅まつり」では、野点が行われ、梅見弁当が販売されます。グラデーション豊かな梅の花々は圧巻で、時間を忘れるほど魅了されます。梅の花の美しさと香りに包まれながらお花見を楽しめるのも、湯田川温泉の魅力のひとつです。湯田川温泉梅林公園でしか味わえない春を楽しむことができます。

⑤湯田川名物「孟宗(もうそう)」と郷土料理

湯田川温泉孟宗汁
提供:湯田川温泉観光協会
山形県庄内では、タケノコを「孟宗(もうそう)」と呼び、5月中旬頃に旬を迎える春の庄内を代表する食材です。湯田川温泉のある湯田川地区の孟宗は特に人気が高く、希少価値のある名物として親しまれています。
特に、早朝に収穫されてから5時間以内の孟宗は「朝堀り」と呼ばれ、県内外から多くの方がその味を求めて湯田川温泉を訪れています。甘くて柔らかい孟宗は、酒粕と味噌で仕立てた庄内の郷土料理「孟宗汁」をはじめ、さまざまな料理で提供されています。ぜひご賞味ください。
湯田川の「孟宗」の情報(湯田川温泉観光協会公式サイト)はこちらから

鶴岡駅から湯田川温泉へのアクセス

鶴岡駅前バス停
「鶴岡駅前ー湯田川温泉方面バス乗り場」
羽越本線鶴岡駅から湯田川温泉へのアクセスは、バス・タクシーが便利です。
湯田川温泉行きのバスは、鶴岡駅を出て左手すぐの1番乗り場から発車します。

〇バス
鶴岡駅前[庄内交通 湯田川/坂の下/越沢行き]→湯田川温泉
所要時間:約26分

〇タクシー
鶴岡駅前タクシー乗り場→湯田川温泉
所要時間:約20分

湯田川温泉へのおでかけは上越新幹線+特急いなほで!列車の予約はえきねっとがおすすめ

特急「いなほ」 出典:https://www.jreast.co.jp/train/express/inaho_shirayuki.html
特急「いなほ」
湯田川温泉のある鶴岡駅へのおでかけは上越新幹線と特急いなほで、首都圏からJRで最速3時間31分!(東京駅→鶴岡駅間ご乗車の場合)

列車の予約はぜひ「えきねっと」をご利用ください。えきねっと限定割引の「新幹線eチケット(トクだ値)」、「特急トクだ値」なら指定席の予約もできて、しかもおトク!
スマホから時間や場所を選ばず予約することができます。

湯田川温泉は、歴史ある名湯と自然が魅力の温泉地です。日帰り入浴や足湯、神社散策など庄内ならではの楽しみ方が満載です。鶴岡観光とあわせてぜひ訪れてみてください。


※掲載情報は2025年10月時点の情報です。
※予告なく内容が変更する場合がございます。
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