【2025年】なみえ町十日市祭、イベントスケジュール紹介

福島県浪江町で開催される「十日市祭」は、1873年（明治6年）に出羽権現（現在の浪江神社）の祭日として立てられた市を起源とし、150年以上の歴史を誇る伝統行事です。この「十日市」という名称は、旧暦10月10日をまたぐ3日間にわたって開催されていたことに由来しています。
秋の深まりとともに、町の中心部に多くの露店が立ち並び、地元の人々や来訪者でにぎわうこの祭りは、浪江町の文化と暮らしを象徴する存在です。

2011年の東日本大震災により、浪江町は全町避難を余儀なくされました。
しかし、町の伝統を絶やさぬよう、浪江町役場が一時的に移転していた福島県二本松市にて、2011年から2016年までの6年間、十日市祭は継続開催されました。十日市祭の開催場所や開催方法が変わっても、浪江町の伝統は続きました。

2017年、浪江町の一部地域で避難指示が解除されたことを受け、十日市祭は再び浪江町内での開催が実現。
いよいよ今年、震災前の開催地「新町通り」への帰還も果たし、町の復興とともに、十日市祭も新たな一歩を踏み出しました。

■ 開催概要
日時:2025年11月22日（土）10:00～16:00/23日（日）10:00～15:00
会場:浪江町新町通り
主催:浪江町商工会
アクセス:JR常磐線浪江駅（徒歩約3分）
入場料:無料

なみえ町十日市祭は、新町通りに設置されたステージでの2日間にわたり多くの催しが開かれます。大人から子どもまで楽しめるステージとなっています。

9:30 オープニングセレモニー
10:15 子ども神輿
10:30 ダンスチーム
10:50 ふくしま応援キャラクターのグリーティング
11:25 クイズ大会
12:00 競り市
13:25 大道芸
14:00 キャラクターショー
14:55 アイドルライブ
15:30 脱炭素アワード

※ステージスケジュールは変更になる場合があります。

9:30 アーティストライブ
9:55 歌謡ステージ
10:30 ふくしま応援キャラクターのグリーティング
11:00 大道芸
12:00 アイドルライブ
13:00 歌謡ステージ
14:00 お笑いライブ
14:55 閉会式

※ステージスケジュールは変更になる場合があります。

なみえ町十日市祭の名物とも言える「大露店市」には、100店舗以上もの多彩な出店が軒を連ね、祭りの雰囲気を一層盛り上げます。地元ならではのグルメや、職人の技が光る工芸品、個性豊かなキッチンカーなどが並び、訪れる人々を飽きさせません。会場を歩くだけでも、楽しめる魅力が満載です。

なみえ町十日市祭の会場である新町通りは、JR常磐線浪江駅から徒歩約3分の位置にあります。浪江駅の改札口を出た瞬間から、十日市まつりへの気持ちも高ぶるのではないでしょうか。
JR常磐線浪江駅は、首都圏からも仙台方面からもアクセスしやすい路線です。なみえ町十日市祭へご来場の際は是非、JR常磐線をご利用ください。
お帰りの際の浪江駅の時刻表は、下記のリンクをご確認ください。

150年以上の歴史を繋いだ、なみえ町十日市祭。東日本大震災を越えて想いを繋ぎ15年ぶりに新町通りでの開催となりました。是非、なみえ町十日市祭へご来場ください。

（2025年10月時点の情報です。）
（画像は全てイメージです。）