厳美渓観光｜紅葉シーズンのおすすめ旅、絶景と名物だんごとアクセスを紹介

一関市の秋は、紅葉が色づく渓谷が旅人を迎える絶好の季節です。その中でも「厳美渓」（げんびけい）は、紅葉と奇岩が織りなす自然美で知られる人気観光スポットとなっています。自然が作り出した渓谷と色鮮やかな紅葉は、まるで絵巻物の中に迷い込んだような、非日常の風景が広がります。

渓谷ということで「車がないと行けないのでは？」と思われる方もいるかもしれませんが、厳美渓へのアクセスは、東北新幹線・一ノ関駅から公共交通だけで気軽にアクセス可能なエリアとなっています。この記事では、車なしでも安心して楽しめる紅葉の渓谷旅、紅葉の絶景をご紹介します。秋の絶景ルートをぜひチェックしてみてください。

厳美渓は、岩手県一関市を流れる磐井川（いわいがわ）が長い年月をかけて巨岩を侵食し形成された渓谷です。侵食などにより形造られた奇岩や、巨岩・滝などが2kmにわたって続くダイナミックな渓谷美が見られます。厳美渓は四季を通して楽しめ、春の桜、夏は涼しげな渓流、秋は紅葉、冬は雪景色と四季折々の景色が楽しめるのも、厳美渓の魅力の一つ、そして秋の紅葉は格段に美しく、訪れる人々を魅了します。
厳美渓は、国の名勝・天然記念物に指定されています。国土美の美しさ、ぜひ鑑賞してみたいですね。自然が作り出した紅葉の厳美渓の絶景に、思わず深呼吸したくなる瞬間が訪れるかもしれません。

厳美渓名物でもある「空飛ぶだんご」は、渓谷を挟んでだんごがロープで空を飛んで届きます、まさしく「空飛ぶだんご」渓谷の挟んだ場所にある小屋で設置してあるカゴにお金を入れて、木片に木槌でたたくと、カゴが渓谷の反対側に上っていきます。少し待つと、おだんごの入ったカゴが、空を飛ぶようにロープをたどって舞い降ります。自然の絶景とともに味わうひとときは心に残る体験となるでしょう。SNS映えも抜群。厳美渓の美しい風景と人の温もりが詰まった、忘れられない厳美渓観光の想い出になるのではないでしょうか。

※冬季は休業期間があるため、事前の確認をおすすめします。

紅葉観光の計画を立てる際は、見頃の時期を事前に確認しておくと安心です。厳美渓の紅葉は、例年10月中旬から11月上旬に見頃を迎えます。2025年の紅葉のタイミングは気候の関係で紅葉観光のタイミングに変動はありますが、紅葉のシーズンは厳美渓観光の楽しみの一つです。紅葉を想いながら、ニュースなどで情報をチェックしてください。

厳美渓で川下りできるの？と思われる方も多いかもしれません。しかし、厳美渓では舟による川下りは行われていません。実は、岩手県一関市には「猊鼻渓（げいびけい）」という名所もあり、こちらでは舟下りが楽しめます。猊鼻渓へは、東北新幹線・一ノ関駅からJR大船渡線に乗り換え、猊鼻渓駅で下車。舟乗り場までは徒歩約10分です。厳美渓と猊鼻渓、どちらも紅葉が美しい魅力的な景勝地ですので、岩手県観光、一ノ関観光の計画の際は、ぜひ両方の紅葉を楽しめるよう行程を組んでみてはいかがでしょうか。

厳美渓は公共交通機関で行ける観光スポットです。東北新幹線一ノ関駅から、路線バスに揺られること約20分で向かうことができます。深い自然に抱かれた渓谷の景色が、静かに旅人を迎えてくれます。車がなくても訪れることができるこの地は、日常からそっと離れ、自然の美しさと向き合う時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

一ノ関駅からのバスの時刻表、バスの運賃は、岩手県交通のホームページをご覧ください。

秋の旅先に迷ったら、ぜひ厳美渓も検討してください。紅葉と渓谷美、そして名物だんごが待っています。新幹線で気軽に行ける絶景スポット。ぜひ一度、厳美渓の魅力を味わってみてください。
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（2025年8月時点の情報です）