宇都宮線開業140周年×西堀酒造　日光街道小山蒸溜所ウイスキーセミナー開催！

西堀酒造六代目蔵元の西堀哲也氏にそもそもなぜウイスキー造りを始めようと思ったのか、純粋な質問を投げかけてみました。
「私たちの原点は、日本酒です。その精神性・手仕事・風土と向き合う姿勢を、世界の酒文化に重ねあわせ、新たな形で表現したい。日本酒蔵としての矜持をもとに、“世界酒”のなかに日本の酒造精神を吹き込む。それが、蒸溜所立ち上げの原点です。」
日本酒と真剣に向き合っているからこその強い信念を持った決意が、沸々と伝わってきました。

「私たちが目指すのは、ただのクラフトウイスキーではありません。」今回のセミナーの詳細について聞くと、哲也氏は淡々と語り始めました。
問いかけ続けているのは──
「真のジャパニーズウイスキーとは何か？」
定型や前例にとらわれることなく、日本酒の発酵文化と和酒の叡智を総動員し、日本固有の歴史・文化・伝統を映し出す一本を、私たちは探求しています。
その味わいは、和と洋の融合と昇華によって生まれる、唯一無二のもの。
だからこそ、「なぜこの味なのか」「なぜこの製法なのか」──
すべての工程には、意味と物語があります。
その核心にあるのが、創業150年の日本酒造りの知恵と、受け継がれた技の系譜。この背景を知ることで、一杯のウイスキーに宿る思想と技術の深さが、より鮮やかに、響いてくるはずです。
このセミナーは、駅という日常の空間で、非日常のウイスキー体験をお届けするプログラムです。クラフト蒸溜所の思想に触れながら、知識と感性の両面からウイスキーの世界を紐解いていきます。

● 第一部：知る ── 『哲/TETSUが問いかける、“真のジャパニーズウイスキー”とは』
・ウイスキーの基礎知識(歴史、世界の潮流、日本の位置づけ)
・なぜ日本酒蔵がウイスキーを？ 西堀酒造の挑戦と哲学
・日光街道 小山蒸溜所の製法や設備の特徴を紹介(映像・資料使用)
・モルトなど原料サンプルの展示、視覚と触覚で体験

「なぜこの味なのか？」の問いに、背景から応える講義です。

● 第二部：味わう ── 『原酒でめぐる、風味の多様性』
・実際の熟成原酒(熟成年数・樽の違い・ブレンド比率など)を少量ずつ試飲
・発売前のウイスキーの先行テイスティングを含む貴重な体験
・ウイスキーの利き酒のポイントを解説
・ハイボールの美味しい作り方を紹介

一杯の中に宿る“思想”と“技術”を、五感で味わう時間。

「手軽だけど、本格的。駅で深まる、ウイスキーの世界」
本セミナーは、蒸溜所に足を運ばずとも、駅という身近な場所で、クラフトウイスキーの本質に触れられる特別な機会です。
皆さんの“日常”にある駅という場所で働くJR社員コーディネートのもと、思想と共鳴する“非日常体験”としてお楽しみください。

お土産①：「哲/TETSU」に使用予定の原酒(50ml×1本)
本セミナーのためだけにご用意した、限定原酒をミニボトルでご提供。熟成中の原酒からセレクトされた、他では味わえない一本です。講義で触れた内容を、ご自宅でゆっくりと味わいながら復習することができます。
お土産②：蒸溜所＆酒蔵見学「Rコース」無料招待券(1,500円(税込)相当)
西堀酒造の本拠地・栃木県小山市にある日本酒蔵とウイスキー蒸溜所を同時に見学できる貴重なツアーへご招待。セミナーで学んだ背景を、今度は現地で“体験”として味わえます。
※2025年9月29日より1年有効

会場は小山駅から徒歩0分。在来線改札内にあるイベントスペースです。
普段は通勤・通学のお客さまがご利用されるごく普通のコンコースですが、今回ウイスキーセミナーのために特別に1回限り、小山蒸溜所の雰囲気をエキナカに再現しました。会場内は、素材・道具・思想を可視化するミニギャラリーとして、蒸溜に使用する原材料サンプル(モルト等)や、仕込み・熟成工程にまつわる道具や実際の熟成に使用する樽(空樽)を展示し、照明にもこだわります。
JR社員が本イベントのコーディネート役として、西堀酒造が追究する「哲学するウイスキー」の世界観をご案内します。

■日時
2025年9月28日(日)
第1回 15:00～16:45 第2回 17:15～19:00
■会場
小山駅在来線改札内イベントスペース
■販売価格
10,140円(税込)
■募集人数
各回先着15名(計30名)
※20歳以上の方限定
■販売ショップ
JRE MALL 大宮支社店
■販売期間
2025年8月1日10:00～
※定員に達し次第、申し込みを終了します。

ぜひ大人の贅沢なウイスキー時間を過ごしながら、一緒に宇都宮線開業140周年をお祝いしましょう！皆さまのご参加お待ちしています。

2025年7月現在の情報です。写真はイメージです。イベント内容は予告なく変更、または中止となる場合がございます。