東京から日光へ！新宿駅・池袋駅から出発する世界遺産「日光の社寺」日帰りモデルコース

1999年、栃木県日光市に所在する日光東照宮、日光山輪王寺、日光二荒山神社、日光山内が「日光の社寺」として世界遺産に登録されたことから、日光は国内外にその文化的価値がより広く知られることとなりました。

そんな日光へはJR新宿駅・JR池袋駅から乗り換えなしでアクセスできる特急列車があるのをご存じでしょうか。今回はその特急列車「スペーシア日光」号に乗って、世界遺産「日光の社寺」を車なしで巡る日帰り観光モデルコースをご紹介します。

【特急スペーシア日光1号】※2025年
新宿駅9:34発・池袋駅9:40発～下今市駅11:23着・東武日光駅11:31着
（上記駅の他途中、浦和駅・大宮駅・栃木駅・新鹿沼駅に停車）

【日光21号】※繁忙期のみ運転※2025年
新宿駅7:31発・池袋駅7:37発～下今市駅9:19着・東武日光駅9:27着
（上記駅の他途中、浦和駅・大宮駅・栃木駅・新鹿沼駅に停車）
※秋季運転日は下表からご確認ください。

↓↓↓特急「スペーシア日光」「日光」はえきねっとからも予約ができます↓↓↓

日光の紅葉は毎年多くの観光客が訪れる人気スポットで、雄大な自然が色鮮やかに染まる様相はまさに格別です。本記事で紹介している日光の社寺も同様に、色鮮やかな紅葉に染まる伝統的な社寺の姿は時代を越えた美しさを伝えてくれます。

日光の社寺の紅葉の見ごろは例年11月上旬～11月中旬です。
新宿・池袋から特急列車で時代を越えた美しさに触れてみてはいかがでしょうか。

日光の紅葉状況は下記リンクのウェブサイトも併せてご参照ください。

日光に向けてJR新宿駅から特急「スペーシア日光」に揺られること約2時間、終点の東武日光駅に到着です。

駅前のロータリーから国道119号線を歩くこと約20分。出迎えてくれたのは、美しく力強く流れる大谷川と、そこに架かる朱色の「神橋」です。

「神橋」は、日光二荒山神社の建造物で、日光山内の入り口にかかる木造の美しい橋です。夜間はライトアップした姿を見ることができます。まさに日光の神聖な領域への玄関口に相応しい佇まいを感じます。

【神橋】
■住所：栃木県日光市上鉢石町
■営業時間：8:30～16:30（4月～10月）／9:30～15:30（11月～3月）
■公共交通機関でのアクセス：JR日光線「日光駅」／東武日光線「東武日光駅」から世界遺産めぐりバス乗車約7分、「神橋」バス停下車、徒歩すぐ
■車でのアクセス：日光ICから約5分

世界遺産への登録にはいくつかの評価基準があり、「日光の社寺」は以下3点の評価基準で選ばれました。

世界遺産「日光の社寺」として登録されている構成遺産のうち「日光二荒山神社」「日光東照宮」「日光山輪王寺」は比較的近い距離に点在しているため、徒歩で移動することができます。

石階段を登っていくと、日光山輪王寺が見えてきました。

日光山輪王寺は、1200年以上前の奈良時代に勝道上人が四本龍寺を建てたのが始まりといわれ、日光山全体を統合していました。

見どころは画像の「三仏堂」、日光三山の本地仏を祀るお堂で、日光山最大規模を誇る木造建築物です。お堂内には千手観音（男体山）、阿弥陀如来（女峰山）、馬頭観音（太郎山）の三体の仏像が祀られています。

写真からは伝わりづらいですが、日光山最大規模を誇る建築物だけにその大きさに圧倒されます。また三仏堂前庭になる金剛桜は推定樹齢約500年の天然記念物です。

【日光山輪王寺】
■住所：栃木県日光市山内2300
■拝観時間：8:00～17:00（4月～10月）／8:00～16:00（11月～3月）
※常行堂は午前9時開門／※拝観受付は、いずれも閉門30分前に終了
■交通機関でのアクセス：JR日光線「日光駅」／東武日光線「東武日光駅」から世界遺産めぐりバス乗車約9分、「勝道上人像前」下車、徒歩すぐ

日光山輪王寺を後にし、ひと際広い参道の先に、石鳥居と「東照宮」と刻まれた石碑が参拝者を迎えます。
「見ざる言わざる聞かざる」でお馴染みの三猿や、眠り猫でも有名な日光東照宮は、1617年に徳川家康公を祀る神社として創建されました（現在の社殿群はそのほとんどが1636年に三代将軍家光公による「寛永の大造替」で建て替えられたものとなります。）境内には国宝8棟、重要文化財34棟を含む55棟の建造物が並びます。

見どころは日光東照宮を代表する建造物である国宝「陽明門」です。
江戸時代初期の彫刻・錺金具・彩色といった工芸・装飾技術が集約され、一日見ても飽きない美しさから「日暮の門」とも呼ばれています。

日光東照宮の絢爛さは、ぜひ現地でご自身の目でご覧いただくことをおすすめいたします。

【日光東照宮】
■住所：栃木県日光市山内2301
■拝観時間：9:00～17:00（4月～10月）／9:00～16:00（11月～3月）
※各期間とも受付は閉門30分前に終了
■公共交通機関でのアクセス：JR日光線「日光駅」／東武日光線「東武日光駅」から世界遺産めぐりバス乗車約10分、「表参道」下車後徒歩約5分、または「神橋」バス停から徒歩約15分※バスの運行ルートが変更になる場合があります。

最後は日光二荒山神社を訪れます。
日光二荒山神社は、日光山信仰の始まりとなった神社で、二荒山（男体山）をご神体として祀っています。なお、日光二荒山神社の境内の面積は日光連山をはじめ、華厳の滝やいろは坂を含み、実に3,400ヘクタールにも及びます。

鳥居をくぐり境内に入ると、先ほどの日光東照宮とはまた別の、凛とした律せられるような空気に包まれます。

【日光二荒山神社】
■住所：栃木県日光市山内2307
■拝観時間：8：00～17：00（4月～10月）／9：00～16：00（11月～3月）
※各期間とも受付は閉門30分前に終了
■公共交通機関でのアクセス：JR日光線「日光駅」／東武日光線「東武日光駅」から世界遺産めぐりバス乗車約15分、「大猷院・二荒山神社前」下車徒歩すぐ※バスの運行ルートが変更になる場合があります。

今回の日帰り観光の行程は、東武日光駅から国道119号線を歩き、日光山輪王寺→日光東照宮→日光二荒山神社と近い場所から巡るモデルコースです。
徒歩でも十分に観光可能ですが、同じエリアを走行する世界遺産めぐりバスも併せて利用しても良いでしょう。

【今回の日光日帰り観光モデルコースと大まかな所要時間（4月～10月訪問時）】
JR新宿駅9:34
↓特急スペーシア日光1号（約2時間）
東武日光駅11:31
↓徒歩（約20分）
日光日帰り観光スポット①【神橋】11:50-12:00
↓徒歩（約10分）
日光日帰り観光スポット②【日光山輪王寺】12:10-13:10
↓徒歩・昼食（約60分）
日光日帰り観光スポット③【日光東照宮】14:10-15:20
↓徒歩（約10分）
日光日帰り観光スポット➃【日光二荒山神社】15:30-16:45
↓徒歩（約20分）
東武日光駅16:39
↓特急スペーシア日光4号（約2時間）
JR新宿駅18:35

※こちらのモデルコースは4月～10月に訪れた際の所要時間です。11月～3月は拝観時間が変更となっているスポットがありますので事前にご確認ください。

現地までのアクセスに使用した特急「スペーシア日光」はJRと東武鉄道を直通し、JR新宿駅・JR池袋駅から約2時間乗り換えなしで日光までアクセスできる特急列車です。行楽シーズンには新宿駅を7:31と早い時間に発車する特急「日光」も運転しています。

新宿・池袋エリアから便利にアクセスできる特急「スペーシア日光」・「日光」で、世界遺産「日光の社寺」に訪れてみるのはいかがでしょうか。

【特急スペーシア日光1号】
新宿駅9:34発・池袋駅9:40発～下今市駅11:23着・東武日光駅11:31着
（上記駅の他途中、浦和駅・大宮駅・栃木駅・新鹿沼駅に停車）

【日光21号】※繁忙期のみ運転
新宿駅7:31発・池袋駅7:37発～下今市駅9:19着・東武日光駅9:27着
（上記駅の他途中、浦和駅・大宮駅・栃木駅・新鹿沼駅に停車）
※秋季運転日は下表からご確認ください。

（帰り）
【特急スペーシア日光4号】
東武日光駅16:39発・下今市駅16:47発～池袋駅18:29着・新宿駅18:35着
（上記駅の他途中、新鹿沼駅・栃木駅・大宮駅・浦和駅に停車）

【日光22号】※繁忙期のみ運転
東武日光駅15:57発・下今市駅16:05発～池袋駅17:48着・新宿駅17:55着
（上記駅の他途中、新鹿沼駅・栃木駅・大宮駅・浦和駅に停車）
※秋季運転日は下表からご確認ください。

↓↓↓特急「スペーシア日光」・「日光」はえきねっとからも予約ができます↓↓↓

※掲載の内容は2025年10月16日(木)現在の情報です。
※内容は変更となる場合があります。