気仙沼観光におすすめの歩いて回れるモデルコース！内湾や海の市、国登録有形文化財の男山へ

気仙沼市は宮城県の最北端にある街です。
世界三大漁場の三陸沖が近く、1年を通して海産物が豊富に獲れます。
海産物が有名な気仙沼ですが、グルメだけでなくのんびり歩いて散策する観光地もたくさんあります。

そんな気仙沼へ新幹線・電車でのアクセスは以下のとおり！
・東京から：東北新幹線で一ノ関駅、大船渡線で気仙沼駅
・仙台から：東北新幹線で仙台駅、東北本線で小牛田駅、石巻線で前谷地駅、気仙沼線BRT(バス)で気仙沼駅

この記事では、気仙沼の観光地と国登録有形文化財を歩いて巡る、気仙沼駅出発のおすすめの観光モデルコース(所要時間3時間30分ほど)をご紹介します。

おすすめの気仙沼観光モデルコース1か所目は、旧平野本店店舗。
旧平野本店は、大正初期に創業した洋品雑貨を扱ったお店で、のちに味噌や醤油を販売していました。
こちらは大正に建設された建物で、国登録有形文化財にも指定されています。

住所：宮城県気仙沼市新町70

おすすめの気仙沼観光モデルコース2か所目は、武山米店店舗(炊飯博物館)。
創業は明治初期で、米穀商を営む商家です。
建物自体は昭和初期に建築され、国登録有形文化財に指定されています。
建物の隣にある蔵は「炊飯博物館」といい、炊飯器とごはんに特化しています。
おもしろ炊飯器やおいしいご飯の炊き方パネル、料理レシピも展示しています。

営業時間(炊飯博物館)：9時～18時
入場料(炊飯博物館)：無料
住所：宮城県気仙沼市魚町1-1-13

おすすめの気仙沼観光モデルコース3か所目は、男山本店店舗と客座敷。
男山本店は、気仙沼の酒蔵のひとつです。酒類を販売する店舗のほか、会議などを行うスペースや展示ギャラリーとしても活用されています。
また客座敷は、酒蔵の表構えに彩りを添えており、戦前には迎賓館、戦後は住まいとして利用されていました。現在は、試飲や販売などを行っています。
どちらも昭和に建設された建物で、国登録有形文化財にも指定されています。

【男山本店店舗】
営業時間：9時30分～17時
定休日：火
住所：宮城県気仙沼市魚町2-2-12

【男山本店客座敷】
営業時間：8時30分～17時
定休日：日・祝日
住所：宮城県気仙沼市入沢3-8

おすすめの気仙沼観光モデルコース4か所目は、角星店舗。
角星は、気仙沼の酒蔵のひとつで日本酒を造り続けて115年もの歴史があり、「水鳥記」や「金紋両國」などの清酒を製造・販売しています。
こちらは昭和初期に建築され、国登録有形文化財に指定されています。

営業時間：8時30分～17時30分
定休日：土日他
住所：宮城県気仙沼市魚町2-1-17

おすすめの気仙沼観光モデルコース5か所目は、内湾にある商業施設。

「迎(ムカエル)」「結(ユワエル)」「拓(ヒラケル)」「創(ウマレル)」の4つの商業施設があります。
「迎(ムカエル)」には、レストランやカフェなどの飲食店やサメ革の専門店などが入っています。
テラスが海側に設けられているため気仙沼湾が一望できます！
「結(ユワエル)」には、かまぼこ屋やレディースファッション・雑貨屋、バスケコートが併設されたカフェ＆Barなどが入っています
「拓(ヒラケル)」には、魚屋やジューススタンド、クラフトビール醸造所などが入っています。クラフトビール醸造所は、気仙沼で初めてです！(2024年4月現在)
「創(ウマレル)」には、市民の企業を促すチャレンジショップや軽運動室などが入っており、市民が主体的にまちを創造していく起点となるスポットとして整備されました。
こちらの商業施設はランチやティータイムの利用にいいですね。

【迎(ムカエル)】
営業時間：各店舗による
住所：宮城県気仙沼市南町海岸1-14
【結(ユワエル)】
営業時間：昼の部 10時～18時、夜の部 19時～0時
定休日：木曜日
住所：宮城県気仙沼市南町3-1-20
【拓(ヒラケル)】
営業時間：各店舗による
住所：宮城県気仙沼市南町3-2-5
【創(ウマレル)】
営業時間：各店舗による
住所：宮城県気仙沼市南町海岸1-14

おすすめの気仙沼観光モデルコース6か所目は、気仙沼 海の市。
海の市というだけあり、回転寿司や海鮮丼の美味しいお店があります！
その場で食事するだけでなく、魚介や気仙沼のお土産を多く取り揃えています。
お時間のある時には、氷の水族館やシャークミュージアムに行ってみるのもいいですね。

【気仙沼 海の市】
営業時間：10月～4月 8時～17時、5月～9月 8時～17時30分
定休日：1～6月 不定休、7月～12月 無休
住所：宮城県気仙沼市魚市場前7-13

おすすめの気仙沼観光モデルコース7か所目は、小野健商土蔵。
土蔵のある小野健商店は大正5年から魚問屋として廻船業やマグロ・カツオの仲買をしていました。
土蔵は2階建てで、昔の漁具や羅針盤、祝事に使われた道具類などを保管しています。
こちらは昭和初期に建築され、国登録有形文化財に指定されています。

【小野健商土蔵】
営業日：事前予約制
※当日でも電話で対応可能な場合あり
見学料：200円(ガイド付き)
住所：宮城県気仙沼市南町1-3-14

おすすめの気仙沼観光モデルコース8か所目は、千田家住宅。
建設当初は、建設資材問屋を営む「富貞商店」でしたが、その後は千田家のものとなり縄やロープの製造販売やタクシー業などを営んでいました。
現在では、1階にあるギャラリーを使用したイベントも開催されています。
こちらは昭和に建築され、国登録有形文化財に指定されています。

【千田家住宅】
住所：宮城県気仙沼市南町2-122-1

おすすめの気仙沼観光モデルコース9か所目は、三事堂ささ木店舗。
陶磁器や漆器の小売店です。
こちらは昭和に建設され、国登録有形文化財に指定されています。

【三事堂ささ木店舗】
住所：宮城県気仙沼市八日町2-3-27

ここまで、気仙沼の魅力溢れる観光と国登録有形文化財を巡る、おすすめの観光モデルコースをご紹介してきました。
JR東日本では、今回ご紹介したモデルコースを巡るハイキングイベント「駅からハイキング」を開催しています！
このハイキングコースのおすすめポイントをイベントを企画した社員に聞いたところ、「漁業のまち気仙沼にふさわしい大型漁船が係留された岸壁を潮風を感じつつ散策できること。男山本店店舗や角星店舗では気仙沼の地酒をご購入、内湾商業施設や海の市での食事をお楽しみいただけること」とのことです。

期間中であれば、気仙沼駅前の観光案内所で受付をすればOK！
ご参加された方には風待ち地区の見どころがつまったマップとオリジナルグッズをプレゼント。
ぜひ、駅からハイキングにご参加ください！

開催期間：2024年4月1日(月)～6月30日(日)
スタート駅：気仙沼駅
受付場所：気仙沼駅前観光案内所
参加費：無料
受付時間：8時30分～13時