新潟の「弥彦菊まつり」とは？3千鉢の菊を堪能！開催時期と関連イベント、行き方まとめ

「弥彦菊まつり」は、毎年11月1日から11月24日にかけて開催されます。新潟県弥彦村にある彌彦神社の境内を会場として開催される菊花大展覧会で出品品目において、その規模は全国でも随一の規模とされています。

この「弥彦菊まつり」は弥彦の秋の風物詩となっており、毎年多くの参加者が集まって美しい菊花の観賞に興じます。出品されるのは新潟県内外の菊作り愛好家が1年かけて育てた約3,000鉢の菊。1本の茎から数百の花を咲かせる大菊の数咲きにはじまり、中菊の古典菊や子菊懸崖、盆栽などが一度に見られます。

出品された菊は期間中に審査され、「華やかさ」「繊細さ」「ダイナミックさ」といった基準のもとに競いあいます。
イベントの目玉は年ごとにテーマが変わる「大風景花壇」です。3万本の挿芽小菊で作られる作品は、毎年多くの参加者の目を惹きつける、まつりの名物となっています。

＜弥彦菊まつり イベント情報＞
期間：2024年11月1日(金)～11月24日(日)
会場：新潟県西蒲原郡弥彦村2887−2　彌彦神社境内
アクセス
・JR弥彦線「弥彦駅」より徒歩で15分
・北陸自動車道「三条燕IC」より車で25分
主催：弥彦観光協会

弥彦菊まつりに関連したスポットは「彌彦神社」と「弥彦公園」です。いずれも長い歴史を持ち、四季折々にイベントが開催されています。この2カ所について深く知ることで、「弥彦菊まつり」をもっと楽しめるはずです。

越後一宮として長い歴史を持ち、信仰の対象となってきたのが彌彦神社です。通称「おやひこさま」として親しまれており、毎年初詣には20万人以上の参拝者が訪れます。

この神社の御祭神は、天照大神の曾孫である天香山命(あめのかごやまのみこと)で、創建から2400年以上の歴史を持ち、日本最古の歌集「万葉集」にも登場します。
彌彦神社の御祭神と妃神はたいへん仲が良いと伝えられていることから、縁結びのご利益があるともいわれています。

あたりには彌彦神社を囲むように「鎮守の森」が広がっており、境内には神聖な雰囲気が漂います。紅葉の名所としても有名であり、1年を通じて美しい自然を楽しめるスポットです。

大正5年(1916年)には、吉田一弥彦氏によって参宮線(現在のJR弥彦線)が開通しました。開通を機に越後鉄道株式会社によって作られたのが彌彦神社外苑、通称「弥彦公園」です。約4万坪に及ぶ広大な敷地では、四季折々の植物を観賞できます。

公園のなかでも特に人気のスポットは「もみじ谷」です。紅葉の名所として知られており、朱色に染められた観月橋と紅葉が織りなす風景は、訪れる人々の心を穏やかにしてくれます。
夜になると紅葉がライトアップされ、昼間とは違った幻想的な雰囲気を醸し出します。弥彦公園は桜の名所としても人気のスポットです。
4月にはソメイヨシノ、5月初旬には八重桜が楽しめます。

例年「弥彦菊まつり」が開催されるシーズンには「弥彦公園もみじ谷ライトアップ」や「弥彦マルシェ」も開催されます。どちらも例年多くの人で賑わうイベントなので、弥彦菊まつり」とともに楽しんで下さい。

10月下旬から11月中旬にかけては、弥彦周辺が「もっとも美しい季節」といわれており、先ほど紹介した弥彦公園の「もみじ谷」のライトアップが人気です。ライトアップは「弥彦菊まつり」と同時期におこなわれるので、昼は菊まつりに参加し、夜は紅葉の美しさを堪能するというお出かけプランがおすすめです。
真っ赤な紅葉と夜空に浮かぶ月のコラボレーションは、見る者すべてを惹きつけるといっても過言ではありません。

彌彦神社・大イチョウ・弥彦公園ライトアップ時間：17時～21時

例年「弥彦菊まつり」の開催時には「弥彦マルシェ」も開催され、季節に合わせたお弁当や多種多様なキッチンカーが並びます。最近開催された「やひこ桜まつり＆桜マルシェ2024春」では、海の幸をお弁当で味わえる「大山鮮魚店の弁当」や旬食材を使った「釜めし弁当」が人気だったそうです。

弥彦駅へのアクセスは、新幹線＋JR弥彦線の利用がおすすめです。
「弥彦菊まつり」の会場には駐車場が用意されているものの、駐車できる台数には限りがあります。また国内屈指の規模である菊花展覧会とあって、交通規制が実施され、周辺道路の混雑も予想されます。
会期中には臨時列車も運行され、弥彦駅から会場までは徒歩15分ほどなので、鉄道の利用が行動計画を立てやすくおすすめです。

国内最大規模の菊花展覧会として「弥彦菊まつり」を紹介しました。
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