更新日: 2026年07月01日

いま、大槌へ。|山林火災後も行ける場所と楽しみ方

2026年4月に発生した大槌町山林火災は地域に大きな影響を与えましたが、現在は多くの観光エリアで利用が可能となり、復興に向けた動きが進んでいます。

大槌町山林火災の観光への影響や現在の利用状況、そして復興が進む中で今楽しめる大槌町観光の魅力について、現地の人々による受け入れの取り組みとあわせて分かりやすく紹介します。

大槌町山林火災の概要

2026年4月、大槌町で大規模な山林火災が発生しました。強風と乾燥した気象条件の影響で延焼が拡大し、焼損面積は約1,633ヘクタールに達しました。この火災は、近年国内で発生した山林火災の中でも大規模な事例の一つとされています。
住宅を含む8棟が焼失し、最大で約1,500世帯、3,200人以上に避難指示が発令されました。発生から11日後の2026年5月2日に鎮圧が宣言されています。

トップ画像:蓬莱島(画像提供:大槌町観光交流協会)

大槌町山林火災による観光への影響

大槌町山林火災の発生により、周辺地域では立入規制や避難対応が行われました。その影響で観光客の来訪が減少し、宿泊予約のキャンセルが発生しています。
特に、三陸沿岸の自然環境やトレッキングを目的とした大槌町観光への影響が大きく、町の調査によると、商工・観光事業者の被害額は約9,870万円とされています。
現在は、宿泊助成事業などの取り組みを通じて観光需要の回復が進められています。

※被害額は、町の調査結果として報道機関が伝えた内容に基づいています。

大槌町観光の魅力

現在の大槌町観光は、中心部を中心に主要観光施設を含め、多くのエリアで通常どおり利用可能となっています。安全が確認されたエリアでは、観光客の受け入れも行われています。
大槌町観光の魅力は、三陸の海と山がつくり出す自然環境と、地域に根付いた文化や暮らしにあります。現在の大槌町観光でも、こうした魅力を体験できます。山林火災後も、中心部や主要な観光スポットでは利用可能な場所が多く、自然景観、食、郷土芸能、鉄道といった多様な観光資源を通じて、大槌町ならではの魅力に触れることができます。ここでは、現在体験できる大槌町観光の主な魅力を紹介します。

三陸の海と自然景観 | 大槌町観光の魅力

岩手県沿岸部に位置する大槌町は、リアス式海岸による美しい景観が広がるエリアです。三陸復興国立公園の一部として、断崖や入り組んだ海岸線など多様な自然の表情を楽しむことができます。
また、サケやホタテ、牡蠣などの海産物が豊富で、地域ならではの食の魅力も大槌町観光の特徴です。
復興の歩みを続ける大槌町では、地域の人々による観光客の受け入れや交流の取り組みも行われています。美しい自然、豊かな食、そして人とのふれあいが心に残る、大槌町ならではの旅をぜひ体験してみてください。

雄大な三陸の海|みちのく潮風トレイル

みちのく潮風トレイル
みちのく潮風トレイル(画像提供:大槌町観光交流協会)
三陸復興国立公園は、切り立った断崖や美しいリアス海岸が続く海岸景観が広がっています。大槌町では、雄大な太平洋と豊かな自然が織りなす絶景を楽しむことができます。
また、三陸沿岸を南北につなぐロングトレイル「みちのく潮風トレイル」が町内を通り、海・山・里の風景や地域の暮らし、文化に触れながら歩く特別な体験ができます。潮風を感じながら歩く道の先には、復興を歩んできた地域の物語と、人々の温かな交流が待っています。
自然の美しさと人の営みが調和する大槌町で、心に残る感動の旅をお楽しみください。

※一部区間については山林火災により倒木の危険性があるため迂回路が設定されています。現地の状況や最新の注意情報をご確認のうえ、通行してください。
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郷土芸能「かがり火の舞」

かがり火の舞
かがり火の舞(画像提供:大槌町観光交流協会)
夜の闇に揺れるかがり火が焚かれている神社の境内で、力強く幻想的な舞が繰り広げられる大槌町の郷土芸能「かがり火の舞」。燃え上がる炎と太鼓や笛の音色とともに舞が披露され、地域に受け継がれてきた虎舞、鹿子踊、神楽、大神楽、七福神など伝統文化を間近で見ることができます。
東日本大震災からの復興への願いも込められ、復興の象徴的な郷土芸能として親しまれています。炎のゆらめきと舞い手たちの躍動感が生み出す感動は、大槌ならではの特別な体験です。訪れた際にはぜひ間近で、その迫力と美しさを体感してください。
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復興のシンボル|三陸鉄道と沿岸の絶景

三陸鉄道
三陸鉄道(画像提供:三陸鉄道)
三陸鉄道は、岩手県沿岸部を南北に結ぶローカル鉄道です。車窓からは太平洋の雄大な景色やリアス海岸の美しい風景を楽しめます。海沿いを走る区間では、三陸ならではのダイナミックな景観が広がります。
2011年の東日本大震災では大きな被害を受けましたが、地域住民や全国からの支援によって復旧を果たし、現在は三陸地域の暮らしと観光を支える「復興のシンボル」として走り続けています。
鉄道ファンにとっては、日本最長級の第三セクター鉄道であることに加え、海沿いを走る絶景区間、多彩なラッピング列車、震災復興の歴史を体感できる路線として鉄道ファンや観光客から注目されている路線の一つです。
美しい景観、地域の人々の温かさ、そして復興への歩みを感じられる三陸鉄道は、三陸の魅力を五感で味わえる特別な鉄道旅へと誘ってくれます。

大槌町観光の魅力を体験する旅へ

大槌町ポスター

大槌町観光は山林火災からの復興とともに回復が進んでいます。現在も多くの観光資源が利用可能となり、三陸ならではの自然や食、文化を体感できます。

困難を乗り越えながら歩みを進める大槌町では、訪れる人との出会いが、地域の歩みを支える力にもなっています。大槌町観光の魅力に触れながら、現地の今の姿を感じてみてください。
※記載の情報は2026年6月現在の情報です。
※被害状況は、林野庁(農林水産省)および国土交通省の公表資料に基づいています。
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