更新日: 2026年09月21日

岩手県内を走るワンマン列車に乗ってみよう!初めてでも安心の乗り方ガイド

「ワンマン列車」は地方路線を中心に走り、岩手県で多くの路線と地域を支えています。
「ワンマン列車」の名前は聞いたことがあっても「どうやって乗るの?」「普通の列車と何が違うの?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、ワンマン列車に初めて乗る方に向けて、基本的な乗り方と知っておくと安心なポイントをわかりやすくご紹介します。

1. ワンマン列車とは

ワンマン列車とは、運転士が一人で運転やドアの操作、運賃の収受などを行う列車です。
首都圏では、列車に車掌が乗務していても車内できっぷを購入する機会はほとんどありません。一方、岩手県内では車掌が乗務する列車で、きっぷを購入できる場合がありますが、ワンマン列車ではお客さまご自身で運賃を確認して支払います。
岩手県内では、利用状況や地域の特性に応じて、一部の東北本線、田沢湖線(盛岡駅~田沢湖駅)、釜石線、八戸線、北上線、大船渡線でワンマン列車の運転が行われています。
首都圏の鉄道に慣れている方は、乗り方の違いに少し戸惑うかもしれません。しかし、基本的なルールはシンプルです。事前に流れを知っておけば、初めて岩手を訪れる方でも安心して利用できます。

2. ワンマン列車の基本の流れ

東北本線画像
ワンマン列車には、
A.駅で乗車駅証明書を取り、お降りの駅に設置してある運賃投入箱に運賃を入れるタイプ
B.車内で乗車駅証明書を取り、車内の運賃箱に運賃を入れるタイプ
の2つのタイプがあります。

ここでは、東北本線を例に「A.駅で乗車駅証明書を取り、お降りの駅に設置してある運賃投入箱に運賃を入れるタイプ」の基本的な流れをご紹介します。
東北本線乗車駅証明書
①今回は仙北町駅から乗車します。
駅係員のいない駅から乗車する場合、駅で乗車駅証明書を取ります。
なお、乗車駅証明書がない駅は、古舘駅、日詰駅、石鳥谷駅、前沢駅です。※2026年9月現在
乗車駅証明書がない場合は、降車時に運転士または改札の係員にお伝えください。発行ボタンを押すと、仙北町駅と記載がある「乗車駅証明書」が発行されます。
東北本線ドアボタンを押して乗車
②東北本線のワンマン列車は、すべての車両のドアが開きます。ドア横のボタンを押して乗車します。
東北本線運賃確認
③車内で運賃を確認し、お金を用意します。
1両目最前部の運賃表には、乗車駅証明書の番号ごとの運賃が表示されます。降車駅までの運賃を確認し、支払いの準備をします。今回は古舘駅で降車します。「19仙北町」に対応する金額を準備します。
東北本線ドアボタンを押して降車
④運転士の後ろのドアから降車します。ドアは自動では開きませんので、車内ドア脇の「開ける」ボタンを押して降車します。
きっぷ投入口と運賃投入口
⑤古舘駅は駅係員のいない駅です。駅に設置してある「緑色のきっぷ投入口」にきっぷを入れ、「赤色の運賃投入口」に運賃を入れます。
なお、おつりは出ませんのでご注意ください。有人駅で降車する場合は、改札の係員に乗車駅証明書と運賃をお渡しください。

3. 駅係員のいない駅から乗車し、駅係員のいない駅で降車する場合

釜石線画像
ここでは、釜石線を例に「B.車内で乗車駅証明書を取り、車内の運賃箱に運賃を入れるタイプ」の流れをご紹介します。
釜石線ドアボタンを押して乗車
①今回は小佐野駅から乗車します。
1両目後方のドアから乗車します。2両編成の場合、2両目のドアは開きませんのでご注意ください。
釜石線乗車駅証明書
②1両目後方に設置してある乗車駅証明書発行機から乗車駅証明書を取ります。1両編成の場合は両サイドに乗車駅証明書発行機が設置してあります。ここでは小佐野と記載がある「乗車駅証明書」が発行されます。
釜石線運賃確認
③車内で運賃を確認し、お金を用意します。
東北本線と同様に、1両目最前部の運賃表には、乗車駅証明書の番号ごとの運賃が表示されます。降車駅までの運賃を確認し、支払いの準備をします。今回は陸中大橋駅で降車します。「52小佐野」に対応する金額を準備します。
釜石線両替機
④両替が必要な場合
1両目最前部の運転士後ろにある運賃投入箱には、両替機がありますのでご利用ください。紙幣は千円札のみ両替可能です。事前に小銭を用意しておくと安心です。
釜石線乗車駅証明書を入れ支払い
⑤運賃の支払い
運賃投入箱に「運賃」、「乗車駅証明書」を入れて降車します。定期券、フリーきっぷなどお持ちのお客さまは、運転士にお見せください。
釜石線ドアボタンを押して降車
⑥運転士の後ろのドアから降車します。ドアは自動では開きませんので、車内ドア脇の「開ける」ボタンを押して、ドアを開けてください。

4. ドアの開き方

東北本線ではすべての車両のドアが開きますが、その他の路線では基本的に1両目後方のドアが入口、運転士後ろのドアが出口になります。その他のドアは開きませんのでご注意ください。ただし、有人駅ではすべての車両のドアが開きます。ドアを開ける際は周囲のお客さまに十分ご注意ください。
東北本線乗降ドア開閉場所
東北本線
田沢湖線乗降ドア開閉場所
田沢湖線
釜石線乗降ドア開閉場所
釜石線
釜石線1両乗降ドア開閉場所
釜石線1両編成
大船渡線、北上線乗降ドア開閉場所
大船渡線、北上線
大船渡線、北上線1両乗降ドア開閉場所
大船渡線、北上線1両編成

5. 運賃と支払い方法

東北本線運賃箱
ワンマン列車の運賃は後払いです。
1両目最前部の運賃表には、乗車駅証明書の番号ごとの運賃が表示されます。
現金、乗車駅証明書、きっぷは運賃投入箱へ入れてください。
また、有人駅で降車されるお客さまは、改札の係員へ運賃をお支払いいただくことも可能です。

6. Suicaが使える駅

Suicaで入場
岩手県内ではSuicaで入場・出場が可能な駅があります。以下の駅には「簡易Suica改札機」が設置されています。簡易Suica改札機にSuicaをタッチしてご乗車・ご降車ください。
※盛岡を中心とするエリアから青森エリア、秋田エリアなどの他エリアへはSuicaでご出場できませんのでご注意ください。
※ Suicaは東日本旅客鉄道株式会社の登録商標です。
Suica対応駅はこちらです。※2026年9月現在
◾️東北本線(北上〜盛岡間)
北上、村崎野、花巻、花巻空港、石鳥谷、日詰、紫波中央、古舘、矢幅、岩手飯岡、仙北町、盛岡
※平泉駅でもSuicaのご使用は可能ですが、仙台エリアからのご利用に限ります。
◾️田沢湖線(盛岡〜雫石間)
前潟、大釜、小岩井、雫石
◾️釜石線(花巻〜新花巻間)
似内、新花巻
北東北エリアで利用できるSuicaの詳しい情報はこちら
秋田・青森・盛岡エリアSuica 2023年5月27日デビュー arrow-right

7. 事前にきっぷを用意したい方へ「えきねっとQチケ」のご紹介

えきねっとQチケ 出典:https://www.eki-net.com/top/ekinet-qtk/
「当日の支払いが不安」「ワンマン列車は初めてで心配」という方は、事前にデジタルタイプのきっぷを購入する方法もあります。
「えきねっとQチケ」は、きっぷの代わりにスマートフォンなどに表示された「乗車用QRコード」を使用するサービスです。QRコード対応の自動改札機に乗車用QRコードをかざすことで、スムーズにご乗車・ご降車いただけます。紙のきっぷの購入や受け取りが不要なため、券売機に並ぶ手間を省けるのも特徴です。また、複数人での予約も可能で、グループでのご利用にも便利です。
「えきねっとQチケ」を利用する場合は、えきねっとWebサイトまたはアプリからお申し込みください。お申し込み後、アプリで乗車用QRコードを発行し、QRコード対応の自動改札機にかざしてご利用いただけます。QRコード対応の自動改札機がない駅では、アプリでセルフチェックイン(利用開始)の操作を行ってください。降車時は、「えきねっとQチケ」の画面を運転士または車掌にご提示ください。
「えきねっとQチケ」の購入方法など、詳しくはこちらをご覧ください。

※QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。
えきねっとQチケの詳細 arrow-right

8. まとめ

ワンマン列車の乗り方についてご紹介しました。「どうやって乗るのだろう」「初めてでも大丈夫かな」と不安に感じていた方も、乗車駅証明書の取り方や運賃の支払い方法など、いくつかのポイントを押さえておけば安心してご利用いただけます。ぜひワンマン列車をご利用いただき、地域の旅やお出かけをお楽しみください。皆さまのご乗車を心よりお待ちしております。

※掲載の内容は2026年9月現在の情報です。
※内容が変更となる場合があります。

\ SNSでシェア /