「普通列車グリーン車」は、通常の車両とくらべて座席などの設備のグレードが高く、ゆったりと乗車できるため、混雑を避けたい人にとって最適なサービスです。
旅行や出張で、長い時間電車に乗る場合や、ゆったりと電車移動したい場合は、普通列車グリーンがおすすめです。
この記事では、普通列車グリーン車の乗り方や、グリーン券の購入方法をお伝えします。
更新日: 2024年11月20日
普通列車グリーン車の乗り方・買い方|モバイルSuicaやきっぷ、Suica
JR東日本の普通列車グリーン車は、座席などの設備のグレードが高く、ゆったりと乗車できるため、特に長距離の乗車におすすめです。普通列車グリーン車に乗車するには、普通列車グリーン券が必要です。普通列車グリーン券はきっぷ、交通系ICカード、モバイルSuicaで購入することができます。
こちらの記事では、それぞれの普通列車グリーン券の購入方法や、乗車方法を解説します。
ゆったり電車移動したいなら「普通列車グリーン車」がおすすめ
東京近郊の「普通列車グリーン車」の運行エリア
普通列車グリーンは、東海道線、横須賀・総武快速線、宇都宮線、高崎線、湘南新宿ライン、上野東京ライン、常磐線の普通(快速)列車に連結されています。
一部、グリーン車が連結していない車両があります。乗る電車にグリーン車が連結されているかどうかは、時刻表や駅の発車標などをご覧ください。
一部、グリーン車が連結していない車両があります。乗る電車にグリーン車が連結されているかどうかは、時刻表や駅の発車標などをご覧ください。
平屋席、1階席、2階席の違いは?
JR東日本の普通列車グリーン車は2階建て車両で運行されています。
2階建てのグリーン車は、車両の端の平屋席、中央部の1階席、2階席の3つにエリアが分かれています。
2階建てのグリーン車は、車両の端の平屋席、中央部の1階席、2階席の3つにエリアが分かれています。
▲車両の端の平屋席
2~3列配置なので、個室のような雰囲気です。また、天井が高いため、頭上に荷物棚が設けられています。荷物が多い方におすすめです。
2~3列配置なので、個室のような雰囲気です。また、天井が高いため、頭上に荷物棚が設けられています。荷物が多い方におすすめです。
▲中央部の1階席
地上に近い分、揺れ幅が少なく、車端部の平屋よりも更に視点が低いことから、ホームすれすれのところを走る非日常感やスピード感を味わうことが出来ます。通路と座席の間には段差があるほか、頭上の荷物棚は設置されていません。乗り心地重視の方におすすめです。
地上に近い分、揺れ幅が少なく、車端部の平屋よりも更に視点が低いことから、ホームすれすれのところを走る非日常感やスピード感を味わうことが出来ます。通路と座席の間には段差があるほか、頭上の荷物棚は設置されていません。乗り心地重視の方におすすめです。
▲中央部の2階席
視点が高いため、眺望が良いのが特徴です。通路と座席との間に段差が無く、通路は絨毯敷きです。窓面が上部にかけて内側に湾曲しており、頭上の荷物棚は設置されていません。外の景色を楽しみたい方におすすめです。
視点が高いため、眺望が良いのが特徴です。通路と座席との間に段差が無く、通路は絨毯敷きです。窓面が上部にかけて内側に湾曲しており、頭上の荷物棚は設置されていません。外の景色を楽しみたい方におすすめです。
普通列車グリーン券の料金
普通列車グリーン車に乗車するには、乗車券・定期券のほかに、普通列車グリーン券を購入する必要があります。
乗車する曜日や購入タイミングに関わらず「通常料金」か「Suicaグリーン料金」かの2つの区分で分けられるようになっています。「Suicaグリーン料金」の方が「通常料金」に比べ260円安く利用することが出来ます。
●通常料金
駅または車内でグリーン券(紙のきっぷ)を購入した場合に適用される料金です。
●Suicaグリーン料金
乗車前にモバイルSuicaにグリーン券情報を登録した場合や、券売機でSuicaにグリーン券情報を登録した場合に適用される料金です。
ただしSuicaでも、チャージ残高を使用してグリーン券(紙のきっぷ)を購入する場合は「通常料金」になるため、注意が必要です。
■通常料金
50kmまで:1,010円
100kmまで:1,260円
101km以上:1,810円
■Suicaグリーン料金(通常料金に比べ260円割安)
50kmまで:750円
100kmまで:1,000円
101km以上:1,550円
※価格はすべて税込みです
乗車する曜日や購入タイミングに関わらず「通常料金」か「Suicaグリーン料金」かの2つの区分で分けられるようになっています。「Suicaグリーン料金」の方が「通常料金」に比べ260円安く利用することが出来ます。
●通常料金
駅または車内でグリーン券(紙のきっぷ)を購入した場合に適用される料金です。
●Suicaグリーン料金
乗車前にモバイルSuicaにグリーン券情報を登録した場合や、券売機でSuicaにグリーン券情報を登録した場合に適用される料金です。
ただしSuicaでも、チャージ残高を使用してグリーン券(紙のきっぷ)を購入する場合は「通常料金」になるため、注意が必要です。
■通常料金
50kmまで:1,010円
100kmまで:1,260円
101km以上:1,810円
■Suicaグリーン料金(通常料金に比べ260円割安)
50kmまで:750円
100kmまで:1,000円
101km以上:1,550円
※価格はすべて税込みです
普通列車グリーン券は、モバイルSuica、Suicaグリーン券、紙のきっぷの3通り
普通列車グリーン券は、モバイルSuicaのアプリ内での購入、交通系ICカードに記録をつけるSuicaグリーン券※、紙のきっぷの3通りあります。
※東京モノレール・東京臨海高速鉄道のSuica、PASMO・Kitaca・TOICAでもお求めいただけます。
それぞれ、購入方法や、乗車方法が異なるのでご紹介します。
※東京モノレール・東京臨海高速鉄道のSuica、PASMO・Kitaca・TOICAでもお求めいただけます。
それぞれ、購入方法や、乗車方法が異なるのでご紹介します。
普通列車グリーン券の購入方法①モバイルSuicaのアプリ内で購入する(Suicaグリーン料金)
モバイルSuicaのアプリをお持ちであれば、Suicaグリーン券をアプリ内で簡単に購入することができます。
みどりの窓口や券売機に並ぶことなく、乗車の直前まで購入することができるので非常に便利です。
購入方法は、モバイルSuicaアプリのトップページにある「定期券・グリーン・チケット購入」をタップし、画面に沿って乗車駅と降車駅を入力して購入します。
モバイルSuicaのSuicaグリーン券は、当日分のみ購入できます。ただし、0:00~0:50の間に購入すると、有効期間はその時点の終電までとなり、初電以降は利用できないのでご注意ください。
乗車の際は、いつも通り乗車券または交通系ICカードを改札に通してください。
みどりの窓口や券売機に並ぶことなく、乗車の直前まで購入することができるので非常に便利です。
購入方法は、モバイルSuicaアプリのトップページにある「定期券・グリーン・チケット購入」をタップし、画面に沿って乗車駅と降車駅を入力して購入します。
モバイルSuicaのSuicaグリーン券は、当日分のみ購入できます。ただし、0:00~0:50の間に購入すると、有効期間はその時点の終電までとなり、初電以降は利用できないのでご注意ください。
乗車の際は、いつも通り乗車券または交通系ICカードを改札に通してください。
普通列車グリーン券の購入方法②交通系ICカードに記録をつける(Suicaグリーン料金)
Suicaグリーン券は、Suicaなどの交通系ICカード(※)に記録をつけることができます。紙のきっぷの場合は、乗車券とグリーン券の2枚が必要になりますが、交通系ICカードであれば1枚で管理することができます。
Suicaグリーン券は、グリーン車停車駅のICマークのついた券売機で購入できます。当日分のみの販売となり、翌日には繰り越せませんのでご注意ください。
乗車の際は、いつも通り乗車券または交通系ICカードを改札に通してください。
※東京モノレール・東京臨海高速鉄道のSuica、PASMO・Kitaca・TOICAでもお求めいただけます。
Suicaグリーン券は、グリーン車停車駅のICマークのついた券売機で購入できます。当日分のみの販売となり、翌日には繰り越せませんのでご注意ください。
乗車の際は、いつも通り乗車券または交通系ICカードを改札に通してください。
※東京モノレール・東京臨海高速鉄道のSuica、PASMO・Kitaca・TOICAでもお求めいただけます。
普通列車グリーン券の購入方法③紙のきっぷの普通列車グリーン券(通常料金)
紙のきっぷの普通列車グリーン券は、券売機かみどりの窓口で購入することができます。
券売機で購入する場合、普通列車グリーン車停車駅の改札口の外にあるICマークのついた券売機で購入してください。券売機で購入できるのは、当日の普通列車グリーン券です。翌日以降の紙のきっぷはみどりの窓口での購入のみとなります。
みどりの窓口で購入する場合は、乗車日と乗車区間、乗車券の有無を伝えてください。
乗車の際は、乗車券または交通系ICカードのみ改札に通してください。グリーン券の紙のきっぷは改札を通す必要はありません。
紙のきっぷの普通列車グリーン券の買い方・使い方を紹介しましたが、モバイルSuicaを使っている方は、みどりの窓口や券売機に並ぶことなく、簡単に普通列車グリーン券を購入できるのでおすすめです。
券売機で購入する場合、普通列車グリーン車停車駅の改札口の外にあるICマークのついた券売機で購入してください。券売機で購入できるのは、当日の普通列車グリーン券です。翌日以降の紙のきっぷはみどりの窓口での購入のみとなります。
みどりの窓口で購入する場合は、乗車日と乗車区間、乗車券の有無を伝えてください。
乗車の際は、乗車券または交通系ICカードのみ改札に通してください。グリーン券の紙のきっぷは改札を通す必要はありません。
紙のきっぷの普通列車グリーン券の買い方・使い方を紹介しましたが、モバイルSuicaを使っている方は、みどりの窓口や券売機に並ぶことなく、簡単に普通列車グリーン券を購入できるのでおすすめです。
【番外編】JRE POINTをSuicaグリーン券に交換する
実は普通列車グリーン券は、紙のきっぷと、交通系ICカードに記録をつけるSuicaグリーン券、モバイルSuicaのアプリ内で購入する上記3通りのほか、「JRE POINT」をSuicaグリーン券に交換する方法もあるんです。
(JRE POINT用)Suicaグリーン券であれば、乗車する距離に関係なく一律600ポイントでJRE POINTからSuicaグリーン券に交換することが出来るほか、キャンペーンなどで貰える期間限定ポイントを有効的に使用することも出来ることから、普段から「JRE POINT」を貯めているユーザーには特におすすめの利用方法です。
ポイント交換の仕方や乗車方法については以下の記事で解説しています。
(JRE POINT用)Suicaグリーン券であれば、乗車する距離に関係なく一律600ポイントでJRE POINTからSuicaグリーン券に交換することが出来るほか、キャンペーンなどで貰える期間限定ポイントを有効的に使用することも出来ることから、普段から「JRE POINT」を貯めているユーザーには特におすすめの利用方法です。
ポイント交換の仕方や乗車方法については以下の記事で解説しています。
普通列車グリーン車に乗車したら
座席上のランプは赤色が空席、緑色が着席を示しています。
普通列車グリーン車は、自由席なので赤色のランプの空席を利用しましょう。
●紙のきっぷのグリーン券で乗車の場合
乗車後に、グリーンアテンダントが車内改札を行うので、紙のきっぷを見せてください。
●モバイルSuicaもしくはSuicaグリーン券で乗車の場合
座席上の「グリーン券情報読み取り部」に携帯端末やSuicaをタッチすることで、ランプの色が空席を示す赤色から、着席を示す緑色に変化します。
ランプが緑色に点灯してる場合には、原則グリーンアテンダントによる車内改札は省略します。
普通列車グリーン車は、自由席なので赤色のランプの空席を利用しましょう。
●紙のきっぷのグリーン券で乗車の場合
乗車後に、グリーンアテンダントが車内改札を行うので、紙のきっぷを見せてください。
●モバイルSuicaもしくはSuicaグリーン券で乗車の場合
座席上の「グリーン券情報読み取り部」に携帯端末やSuicaをタッチすることで、ランプの色が空席を示す赤色から、着席を示す緑色に変化します。
ランプが緑色に点灯してる場合には、原則グリーンアテンダントによる車内改札は省略します。
座席を移動する場合は
Suicaグリーン券でいったん着席してから同じ列車内の他の席へ移る場合は、移動後の席で再度グリーン券情報読み取り部にタッチしてください。
グリーン券情報読み取り部にタッチすることで、元の席のランプが空席を示す赤色に代わり、移動後の席が着席を示す緑色に変わります。
紙のきっぷのグリーン券で席を移る場合には、グリーンアテンダントに申し出てください。
グリーン券情報読み取り部にタッチすることで、元の席のランプが空席を示す赤色に代わり、移動後の席が着席を示す緑色に変わります。
紙のきっぷのグリーン券で席を移る場合には、グリーンアテンダントに申し出てください。
普通列車グリーン車から降りる時は
グリーン車から降りる時には、基本的にはそのまま降ります。
(購入した区間を過ぎると、グリーン券情報読み取り部のランプは空席を示す赤色のランプに戻ります。)
ただし、以下の場合には注意が必要です。
●Suicaグリーン券での乗り継ぎ・乗り換え
1枚のグリーン券で2つの列車のグリーン車を乗り継ぐ場合(改札口を出ずに同一方向に乗車する場合)は、1つ目の列車のグリーン車を降りる際に、グリーン券情報読み取り部へタッチが必要です。
グリーン券情報読み取り部へのタッチすることで、1つ目の列車の座席が空席状態に戻り、2つ目の列車で引き続き利用することが出来るようになります。
2つ目の列車に乗車する際には、再度グリーン券情報読み取り部へのタッチします。
●購入した区間より手前で降りる場合
購入した区間より手前で降りる場合には、グリーン車を降りる際に、グリーン券情報読み取り部へのタッチが必要です。
グリーン券情報読み取り部へのタッチすることで、座席が空席状態に戻り、他の人が座席を利用することが出来るようになります。
なお、そのまま2つ目の列車に乗り継がずに改札を出場した場合には、グリーン券の有効区間が残っていても無効になります。
●乗りこした場合
購入した区間を乗りこした場合には、降りる前にグリーンアテンダントに申し出て、乗りこし区間の精算を行ってください。
(購入した区間を過ぎると、グリーン券情報読み取り部のランプは空席を示す赤色のランプに戻ります。)
ただし、以下の場合には注意が必要です。
●Suicaグリーン券での乗り継ぎ・乗り換え
1枚のグリーン券で2つの列車のグリーン車を乗り継ぐ場合(改札口を出ずに同一方向に乗車する場合)は、1つ目の列車のグリーン車を降りる際に、グリーン券情報読み取り部へタッチが必要です。
グリーン券情報読み取り部へのタッチすることで、1つ目の列車の座席が空席状態に戻り、2つ目の列車で引き続き利用することが出来るようになります。
2つ目の列車に乗車する際には、再度グリーン券情報読み取り部へのタッチします。
●購入した区間より手前で降りる場合
購入した区間より手前で降りる場合には、グリーン車を降りる際に、グリーン券情報読み取り部へのタッチが必要です。
グリーン券情報読み取り部へのタッチすることで、座席が空席状態に戻り、他の人が座席を利用することが出来るようになります。
なお、そのまま2つ目の列車に乗り継がずに改札を出場した場合には、グリーン券の有効区間が残っていても無効になります。
●乗りこした場合
購入した区間を乗りこした場合には、降りる前にグリーンアテンダントに申し出て、乗りこし区間の精算を行ってください。
普通列車グリーン車でゆったりした旅を!
普通列車グリーン車は、座席の幅が広く、机やコンセントがついている座席もあり、ゆったりと電車に乗りたい場合におすすめです。
そして、普通列車グリーン券は、紙のきっぷ、交通系ICカード、モバイルSuicaで購入することができますが、もっとも手軽なのはモバイルSuicaアプリでの購入です。
モバイルSuicaは、みどりの窓口や券売機に並ぶことなく、乗車の直前までSuicaグリーン券を購入することができます。
便利なモバイルSuicaを使って普通列車グリーン車に乗車してみてください。
そして、普通列車グリーン券は、紙のきっぷ、交通系ICカード、モバイルSuicaで購入することができますが、もっとも手軽なのはモバイルSuicaアプリでの購入です。
モバイルSuicaは、みどりの窓口や券売機に並ぶことなく、乗車の直前までSuicaグリーン券を購入することができます。
便利なモバイルSuicaを使って普通列車グリーン車に乗車してみてください。
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