「JR東日本トレインシミュレータ」で遊びたい!家庭で遊ぶための5つのSTEP
2022年9月にPCゲームプラットフォーム「Steam」で配信を開始した「JR東日本トレインシミュレータ」。運転士が訓練で使用する業務用シミュレータをベースに開発されたPC用ソフトで、月1路線のペースで新たな路線が追加され、現在は20路線以上が体験可能です。2024年12月6日からは「GeForce NOW」に対応し、スマホやタブレットでもプレイが可能になりました。そんな「JR東日本トレインシミュレータ」を始めてみたいけど、何から始めたら良いか分からないというあなたに、家庭で本格的な運転シミュレータを気軽に楽しむための導入の5つのSTEPを紹介します!
公式が配信!「JR東日本トレインシミュレータ」って?
業務用に搭載されている異常時対応など一部の機能は省略されていますが、JR東日本で実際の車両を用いて撮影した高精細の映像や音源を使用しており、実車に則した保安装置の挙動と合わせてリアルな運転体験ができます。
買い切り型のゲーム機とは違い、随時アップデートにより機能改修がされる点が大きなポイントです。
STEP1:まずは自分のパソコンのスペックを確認しよう!
まずは、購入する前に使用しているパソコンのスペックを確認しておきましょう。
自分のPCのスペックを確認する方法(Windows10の場合)
②検索一覧に出てくる「dxdiag」をクリック
③DirectX 診断ツールの「システム」のタブをクリック
⇒「システム情報」欄に表示されている「オペレーティングシステム(OS)」、「プロセッサー」、「メモリ」を確認
④「ディスプレイ」のタブをクリック
⇒「デバイス」の欄に表示されている「名前(グラフィック)」もしくは「チップの種類(グラフィック)」を確認
必要なパソコンのスペック
システム要件
最低:
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 10 (64bit)
プロセッサー: Intel 第6世代 4コア以上 or AMD Ryzen 第1世代4コア以上
メモリー: 16 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 10シリーズ(VRAM 2GB以上)
DirectX: Version 11
ストレージ: 45 GB 利用可能
追記事項: モニタ解像度 1920×1080 60Hz,DirectX 11.3 が必要
推奨:
64 ビットプロセッサとオペレーティングシステムが必要です
OS: Windows 10 (64bit)
プロセッサー: Intel Core i5-6500 or AMD Ryzen 5 1400
メモリー: 16 GB RAM
グラフィック: NVIDIA GeForce GTX 1060
DirectX: Version 11
ストレージ: 45 GB 利用可能参照元:https://store.steampowered.com/app/2111630/JR_EAST_Train_Simulator/?l=japanese
推奨スペックを満たしていないと、正常に動作しないことがあります。
(よくある例では、速度は出ているのに映像がゆっくり動くなど)
特にプロセッサーやメモリー容量が要件を満たしていても、グラフィックが要件を満たしていないことで、正常に動作しない例も多く見受けられます。
オンボード(UHD Graphicsなど)では無く、外付けのグラフィックボードを搭載してるか確認しておきましょう。
また、「JR東日本トレインシミュレータ」は実写映像を使用してるため、多くのデータ容量を消費します。(1DLCあたりのデータ容量はおおよそ20~30GB)
最低でも512GB以上のSSDやHDDのストレージを用意しておくと良いでしょう。
万が一ストレージ容量が足りなくなった場合には、外付けのSSD(もしくはHDD)にゲームデータを移動することも可能です。
自分のPCで動作するか分からない…そんな場合でも体験版があるので大丈夫!
「JR東日本トレインシミュレータ」には、動作確認用の「体験版」が用意されています。じっくりと「体験版」で動作確認をしていただいた後に、基本パックを購入することができます。
万が一、体験版で正常に動作しないと判明した場合でも、クラウドゲームサービス「GeForce NOW」を利用することで、正常に動作させることが可能です。
Steam返金
理由を問わず、Steam上での購入のほとんど全てに対して返品をリクエストすることができます。お使いのコンピューターが最低要件を満たしていなかった、間違えて購入してしまった、 または1時間ほどプレイしてみて初めて好みのゲームではないことに気がついたことがあるかもしれません。
返品期間内で、ゲームの場合にはプレイ時間が2時間未満であれば、理由は問わず、help.steampowered.comから受けたリクエストに対してValveは返金を行います。参照元:https://store.steampowered.com/steam_refunds/?l=japanese
返品対応可能な条件
Steamは、Steamストアでの購入から2週間以内で、使用時間が2時間未満のゲームまたはソフトウェアアプリケーションの返品を受け付けます。参照元:https://store.steampowered.com/steam_refunds/?l=japanese
デバイスやスペックを気にすることなく、スマホやタブレットなどでも遊ぶことが出来る「GeForce NOW」とは?
具体的には、GeForce NOWはクラウド上にある高性能なサーバーでゲームを実行し、その映像をユーザーのデバイスにリアルタイムでストリーミングする仕組みです。このため、ユーザーはPCやスマートフォン、タブレットなど、比較的低性能なデバイスでも高品質なゲーム体験を楽しむことができます。
○主な特徴
【対応プラットフォーム】
GeForce NOWは、Windows、macOS、Android、さらには一部のスマートテレビやデバイスにも対応しています。
デバイス例:ノートPC、デスクトップ、Mac、テレビ、Android デバイス、iPhone、iPadなど
【ゲームライブラリ】
ユーザーが所有するSteamやEpic Games Store、Uplayなどのゲームライブラリにアクセスでき、これらのゲームをクラウドでプレイすることができます。JR東日本トレインシミュレータの場合は、Steamのアカウントを紐づけることで、プレイすることが可能となります。
【高画質でのプレイ】
サービスは高性能なサーバーでゲームを処理するため、グラフィックやフレームレートが優れた品質で提供されます。これにより、ハードウェアが古いPCやスマートフォンでも、最新のゲームを高画質でプレイ可能です。
○利用方法
【無料プラン】
制限付きで利用可能ですが、プレイ時間やアクセス優先度などに制限があります。
【有料プラン】
より長時間プレイでき、高い優先度でサーバーにアクセスできるオプションが提供されます。
GeForce NOWを利用することで、PCのスペックに関わらず、多くのゲームを快適に楽しむことができるのが大きな魅力です。なお、GeForce NOWを利用するには、あらかじめSteamのアカウント作成が必要です。STEP2~4を先に済ませておきましょう。
もしゲーミングPCを買うのなら以下のようなものがおすすめです!
「JR東日本トレインシミュレータ」の動作推奨スペックを満たすゲーミングPCの価格帯は、大体13万円前後からが相場です。
その他、用意すると良いもの
パソコンの他にあると良いもの①【液晶テレビ】
パソコンモニターでプレイする場合に比べて描写スペースが広い分、視覚的な迫力が増します。
「JR東日本トレインシミュレータ」は、65インチ前後の液晶でプレイした時に丁度良い見え方になるよう制作されているため、最低でも50インチ以上のサイズの液晶モニターがおすすめです。
液晶テレビや液晶モニターでプレイする際には、HDMIケーブルの用意もお忘れなく。
パソコンの他にあると良いもの②【スピーカー】
実車から収録した車両の音や、線路のジョイント音、駅停車中の環境音をより鮮明にしてくれるのが外付けスピーカーです。
左右の音場(ドアの開閉方向など)が判別しやすくなるとともに、パソコン内蔵のスピーカーでは聞こえなかった音が聞こえるようになり、運転体験の迫力も増しますよ。
パソコンの他にあると良いもの③【コントローラー】
マウスやキーボードでも操作は出来ますが、コントローラーを使用することでより直感的に操作をすることが可能です。
現在、一部のXboxコントローラー、PS5コントローラー、Switchコントローラーに対応しているほか、2024年5月28日(火)のアップデートにおいて、ワンハンドル型のマスコンである「ズイキマスコン」に追加対応しました。
※「JR東日本トレインシミュレータ」専用のコントローラーは発売されておりません。
※使用にあたっては初期設定が必要です。設定方法はマニュアルをご覧ください。
パソコンの他にあると良いもの④【ウルトラワイドモニター】
2024年7月30日(火)のアップデートにより、サブモニターへの運転台パネルの投影が可能となりました。走行風景と運転台パネルを切り分けて表示することにより、より一層実際の環境に近い運転体験がお楽しみいただけます。
画面のアスペクト比が16:9や4:3のモニターでも投影することは可能ですが、運転台パネルが横幅に合わせて表示されるため上下に余白が生じ、縮小して表示されます。
運転台パネルを表示するサブモニターには、アスペクト比が21:9で横長の「ウルトラワイドモニター」がおすすめです。
リフレッシュレートは60Hz以上であれば、144Hzなどのゲーミングモニターでも使用可能です。画面サイズは、実物大の運転台パネルのサイズに近い29~34インチのものがおすすめです。
STEP2:Steamクライアントをダウンロードしてアカウントを作成しよう!
「JR東日本トレインシミュレータ」は、PCゲームプラットフォーム「Steam」で配信しています。「Steam」とは、インターネットを介してゲームを購入できるPC向けのブロードバンドプラットフォームです。Steamのアカウントを作成することで、様々なゲームを購入することができ、アカウントで一元管理することが出来ます。
Steamで遊ぶにはアカウントを作成する必要があります。
Steamクライアントで作成する:
1. Steamアプリケーションをダウンロード&インストールして、Steamアカウントを作成してください(アプリケーションのダウンロードは以下のリンク先を開いてください):
http://store.steampowered.com/about/
2. Steamログインページで「新しいアカウントの作成...」ボタンをクリックしてから、指示に従ってください。参照元:https://help.steampowered.com/ja/faqs/view/1DED-79C6-0568-A72C
STEP3:好きな路線を購入しよう!
検索バーに「JR東日本トレインシミュレータ」と入れて検索してみましょう。
「JR東日本トレインシミュレータ」には、基本パックとDLC(ダウンロードコンテンツ)の2種類が存在します。
■基本パック:7路線セット2,980円
・京浜東北線・根岸線(E233系) ・・南行 大宮~大船間(81.2km)
・東海道線(E233系)・・・・・・・下り 東京~品川間※(6.8km)
・中央線快速電車(E233系)・・・・上り 高尾~八王子間※(5.7km)
・大糸線(211系) ・・・・・・・・下り 松本~梓橋間※(5.2km)
・仙石線(205系) ・・・・・・・・下り あおば通~苦竹※(4.0km)
・信越本線(E129系)・・・・・・・下り 直江津~土底浜※(9.4km)
・八戸線(キハE130系)・・・・・・下り 八戸~小中野※(7.3km)
※全区間を運転するには、別途ダウンロードコンテンツ(DLC)の購入が必要です。
■DLC:1路線ごとに2,980円~6,960円
・東海道線(E233系)・・・・・・・下り 東京~熱海間(104.6km)
・中央線快速電車(E233系)・・・・上り 高尾~東京間(53.1km)
・大糸線(211系) ・・・・・・・・下り 松本~南小谷間(70.1km)
・埼京線・川越線(E233系) ・・・・下り 大崎~川越間(53.0km)
・仙石線(205系) ・・・・・・・・下り あおば通~石巻間(49.0km)
・京葉線(E233系)・・・・・・・・上り 蘇我~東京間(43.0km)
・山手線(E235系)・・・・・・・・内回り大崎~大崎間(34.5km)
・常磐線(E531系)・・・・・・・・下り 品川~勝田間(133.7km)
・信越本線(E129系)・・・・・・・下り 直江津~新潟間(136.3km)
・八戸線(キハE130系)・・・・・・下り 八戸~久慈間(64.9km)
・南武線(E233系)・・・・・・・・下り 川崎~立川間(35.5km)
・南武支線(205系) ・・・・・・・下り 浜川崎~尻手(4.1km)
・鶴見線(205系) ・・・・・・・・下り 鶴見~海芝浦・大川・扇町間(16.8km)
・総武快速線(E217系)・・・・・・下り 東京~成田空港間(79.2km)
・小海線(キハE200形)・・・・・・下り 小淵沢~小諸間(78.9km)
・高崎線(E233系)・・・・・・・・下り 上野~高崎間(101.4km)
・JR北海道 留萌本線(キハ54形) ・上下 深川~留萌間(片道50.1km)
・男鹿線(EV-E801系) ・・・・・・下り 秋田~男鹿間(39.4km)
・成田線(209系) ・・・・・・・・上り 銚子~千葉間(94.7km)
・鹿島線(209系) ・・・・・・・・上り 鹿島サッカースタジアム~佐原間(21.0km)
・宇都宮線(E233系)・・・・・・・上り 黒磯~東京間(163.3km)
・横須賀線(E217系)・・・・・・・上り 久里浜~東京間(73.3km)
・青梅線(E233系)・・・・・・・・下り 立川~青梅間(37.2㎞)
上記以外の路線も続々配信中!
基本パックに入っている7路線のうち、京浜東北線を除く6路線は一部の区間のみプレイが可能です。
全区間を運転したい場合や、基本パックに入っていない別路線を運転したい場合はDLCを別途購入する必要があります。
なお、DLC単体ではプレイする事は出来ないため、予め基本パックを購入しておきましょう。
支払いには、クレジットカードやPayPal、コンビニ支払い、WebMoney、銀行振り込み、Pay-easy、nanacoギフト、NET CASH、Steamウォレットなどの決済手段が使用可能です。
STEP4:購入したらダウンロードが完了するのを待とう!
DLCも1つあたり20~30GBのデータ容量があるため、基本パックと併せてダウンロードする場合には、更に時間がかかります。
時間に余裕を持ってダウンロードしましょう。
STEP5:ダウンロード完了!思う存分プレイしよう!
誰にも邪魔されることなく、思う存分プレイを楽しみましょう。
ただし、のめり込みすぎによる寝不足には要注意!
安全運転に努めていきましょう。
もっと気軽に体験してみたいな…そんなあなたには鉄道運転体験ハウス「とよすなトレイン P318」がおすすめ!
京葉線の車体を模したトレーラーハウスの中には、本物同様のマスコン運転台で操作が可能な「JR東日本トレインシミュレータ」が常設されており、思う存分に運転体験をお楽しみいただけます。
シミュレータのほか、HOゲージの鉄道模型を採用した「鉄道ジオラマ」も常設されています。
・JR京葉線 幕張豊砂駅前 徒歩30秒(とよすなうみかぜ広場)
○営業時間
・10:00~18:00(土日祝のみ)
○料金
・JR東日本トレインシミュレータ体験 10分 1,000円(税込)
・鉄道ジオラマ体験 3分 300円(税込)
※お支払いは、交通系ICカード(Suica等)決済のみです。
最新情報は、X公式アカウントをチェックしてみてくださいね。
実際の電車を運転してみたい!という方には運転体験イベントがおすすめ!
過去には、E217系やE129系、E233系、719系、E353系、GV-E400系、DE10などの運転体験が開催されました。
シミュレータでは飽き足らず、実際の車両を動かしてみたい!という方は、是非「JRE MALLチケット」で運転体験イベントを探してみてくださいね。
運転士気分をより一層盛り上げてくれるグッズも発売中!
JRE MALLショッピングでは、そんな鉄道ファンの想いに応えるこんな商品も発売しています。こちらのアイテムも是非チェックしてみてくださいね。
①公式グッズ「JR東日本トレインシミュレータ 運転士スターターキット」
「E233系モケットクッション」「白ナイロン手袋」「行路票」「乗務日誌」の4点がセットになっています。
①E233系モケットクッション
実際のE233系の乗務員座席と同一素材を使用しており、座り心地も抜群!運転の没入感を高めてくれます。
②白ナイロン手袋
乗務員が使用しているものと同一の白ナイロン手袋です。かっこよく指差喚呼を決めましょう!
③行路票
乗務員が使用する行路票をシミュレータオリジナルで忠実再現!時刻を確認して、定時運行を極めましょう。
④乗務日誌
実際に乗務員が使用している乗務日誌を同一メーカーで忠実再現!運転の際の要注意箇所は、手帳に書き留めておきましょう。
②時間に正確な日本の鉄道網を支える「懐中時計」
乗務員が肩身離さず持ち歩く鉄道時計です。
③運転士と言えばこれ!「乗務員カバン」
乗務員が使うものとは仕様に一部違いがありますが、JR東日本の新幹線乗務員が使用する乗務員カバンの類似商品です。
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