【イベントレポート】真岡鐵道｜キハ20・DE10撮影会イベントが開催

キハ20は、国鉄時代に登場した気動車で、全国各地のローカル線で活躍しました。真岡線で活躍したキハ20は、水戸機関区真岡支区に数両が配置され、真岡線下館駅～茂木駅間と、直通運転を行っていた水戸線下館駅～小山駅間等で活躍していました。1987年4月のJR東日本への民営化後も活躍しましたが、1988年4月の真岡線の真岡鐵道への第三セクター化に伴う、モオカ63形への置き換えにより引退しました。

真岡鐵道への転換後は、真岡駅構内にキハ20 247とキハ20 213の2両が展示されています。

2022年3月25日。
次代を担う真岡鐵道の若手社員たちにより、真岡鐵道真岡線真岡駅構内で留置されているキハ20 247号のエンジンを、国鉄・JR真岡線から引退後の1990年7月29日以来約30年ぶりに始動させることに成功しました。
本動画は、エンジン始動に至るまでのハイライトをまとめた動画です。

約35年ぶりに復活し、真岡駅構内を走行するキハ20 247。懐かしいエンジン音を響かせながら走ります。

約35年ぶりに真岡鐵道の若手社員の手で復活したキハ20 247を使用し、構内入換の乗車体験とDE10とキハ20 247の撮影会が開催されました。

■ イベント概要
(1)開催日
2024年11月24日(日)

(2)開催場所
真岡鐵道 真岡線 真岡駅構内

(3)スケジュール
16:00 真岡駅西口SL庫見学通路受付テントにて受付開始　
16:40 見学通路にて待機。DL＋キハ20連結後まで見学通路にて撮影
16:50 SLがSL庫入区後、キハ20小移動
17:00 DL入区。キハ20と連結。連結終了後、キハ20に乗車、キハ20車内で待機。
17:50 再現配給列車（DE10＋キハ20）発車。撮影会場まで移動
※撮影会会場は、真岡駅構内東側SLキューロク館脇の側線になります。
18:00 撮影会場到着。停車後、降車。撮影可能エリアにて撮影会開始
18:30 DE10＋キハ20　小移動。DE10切り離し。キハ20単体の撮影会開始
※切り離し後、キハ20のエンジン始動後、前照灯・室内灯等を点灯させます。
19:30 閉場

(4)イベント時間
約180分

(5)募集人数
30名

(6)参加費用
15,350円(税込)

キハ20 247にDE10を連結後、撮影会会場への入換が行われました。入換前は、車内に残る国鉄時代の表記などを各自撮影を楽しみ、入換開始前に車内の室内灯を消灯し盛り上がりました。

構内入換後、撮影会会場でDE10とキハ20 247が連結した状態での撮影タイムとなりました。全国的に数を減らすDE10の撮影タイムということで、皆さん夢中にシャッターを切っていました。

キハ20 247撮影タイム前に、キハ20 247の留置位置を小移動し、DE10を切り離し。前照灯と室内灯を点灯させた状態にしたうえで、キハ20 247撮影タイムが開始しました。参加されたお客さまから車両前面へのライトアップのご要望を受けて、追加で照明を準備し、お客さまと真岡鐵道の社員が和気あいあいとなった撮影時間となりました。

イベント終了後、参加者には構内入換時にキハ20 247に挿入されていた「回送車票」と類似する記念品が配布されました。

約35年ぶりに真岡鐵道の若手社員の手で復活したキハ20 247。今後も様々なイベント開催を検討しているそうです。どのような鉄道イベントが開催されるのか楽しみですね！

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