中央本線・篠ノ井線・大糸線・信越本線の主要車両基地である「JR東日本 松本車両センター」。長野県松本市に位置し、松本駅に隣接する、日々の車両の点検や修理、清掃などを行う車両基地です。
お客さまに高品質な輸送サービスを提供するために日々、車両のメンテナンスを行っており、中央本線・篠ノ井線・大糸線・信越本線の輸送を担っています。この記事では、信州エリアの安全運行を支えるJR東日本松本車両センターについてご紹介します!
更新日: 2024年11月26日
中央本線・篠ノ井線・大糸線・信越本線の車両基地「JR東日本 松本車両センター」とは?
中央本線・篠ノ井線・大糸線・信越本線の主要車両基地である「JR東日本 松本車両センター」。長野県松本市に位置し、松本駅に隣接する、日々の車両の点検や修理、清掃などを行う車両基地です。お客さまに高品質な輸送サービスを提供するために日々、車両のメンテナンスを行っており、中央本線・篠ノ井線・大糸線・信越本線の輸送を担っています。この記事では、信州エリアの安全運行を支えるJR東日本松本車両センターについてご紹介します!
松本車両センターとは?
現在、松本車両センターに所属する車両
①E353系(特急あずさ、特急かいじ、特急富士回遊、特急はちおうじ号、特急おうめ号ほか)
中央本線や篠ノ井線、大糸線で活躍するE353系は、それまで中央線特急で主力であったE257系やE351系を置き換える目的で2015年に登場しました。
登場から約2年に渡り性能確認や技術検証を行い、2017年12月に営業運転を開始しました。
外観は、伝統の継承、未来への躍動をコンセプトとしており、南アルプスの雪や「あずさ号」の伝統であるバイオレットのカラーリングになっています。
内装も南アルプスと梓川の「きよらかさ」、ビジネスの「機能性」とレジャーの「高揚感」をコンセプトにしています。
曲線の多い中央本線でも高速で通過可能な車体傾斜式で、従来のE351系に比べて乗り心地の向上が図られています。
E353系は、主に「特急かいじ号」「特急あずさ号」「特急富士回遊号」「特急はちおうじ号」「特急おうめ号」などで使用されています。
基本編成の9両と付属編成の3両で構成されており「特急あずさ号」では松本駅で、「特急かいじ・富士回遊号」では大月駅で基本編成と付属編成の分割併合作業を見ることが出来ます。
登場から約2年に渡り性能確認や技術検証を行い、2017年12月に営業運転を開始しました。
外観は、伝統の継承、未来への躍動をコンセプトとしており、南アルプスの雪や「あずさ号」の伝統であるバイオレットのカラーリングになっています。
内装も南アルプスと梓川の「きよらかさ」、ビジネスの「機能性」とレジャーの「高揚感」をコンセプトにしています。
曲線の多い中央本線でも高速で通過可能な車体傾斜式で、従来のE351系に比べて乗り心地の向上が図られています。
E353系は、主に「特急かいじ号」「特急あずさ号」「特急富士回遊号」「特急はちおうじ号」「特急おうめ号」などで使用されています。
基本編成の9両と付属編成の3両で構成されており「特急あずさ号」では松本駅で、「特急かいじ・富士回遊号」では大月駅で基本編成と付属編成の分割併合作業を見ることが出来ます。
②E127系100番代(中央本線、篠ノ井線、大糸線、信越本線)
中央本線、篠ノ井線、大糸線、信越本線で運用されるE127系100番代は1998年に登場しました。
ワンマン対応車両のため、ワンマン設定機や運賃箱、自動放送装置、ミラーなどが設置されていますが、一部区間ではツーマン運転も行われています。
0番代と異なり、前面および側面の行先表示機は幕式からLED式に変更されているほか、お手洗いも車椅子対応の大型ものに変わっているのが特徴です。
ワンマン対応車両のため、ワンマン設定機や運賃箱、自動放送装置、ミラーなどが設置されていますが、一部区間ではツーマン運転も行われています。
0番代と異なり、前面および側面の行先表示機は幕式からLED式に変更されているほか、お手洗いも車椅子対応の大型ものに変わっているのが特徴です。
過去に松本車両センターに所属した車両
①123系(中央本線辰野支線)
中央本線辰野支線で活躍していた123系は、クモニ143系の改造車として1986年に登場しました。
当時長野地区の普通列車に名づけられていた「エコー電車」に因み、辰野駅~塩尻駅間の辰野支線の列車は「ミニエコー」と名付けられ、ヘッドマークも取り付けられていました。
クモハ123-1の1両が配置されていましたが、E127系に置き換えられ、2013年3月に引退しました。
当時長野地区の普通列車に名づけられていた「エコー電車」に因み、辰野駅~塩尻駅間の辰野支線の列車は「ミニエコー」と名付けられ、ヘッドマークも取り付けられていました。
クモハ123-1の1両が配置されていましたが、E127系に置き換えられ、2013年3月に引退しました。
②115系1000番代(中央本線、篠ノ井線、大糸線、信越本線)
中央本線、篠ノ井線、大糸線、信越本線で運用される115系1000番代は、それまで主力であった70系・80系の置き換えを目的に登場しました。
登場当時はオレンジと緑の通称「湘南色」でしたが、その後白色と緑色の通称「旧長野色」に変更、更に1998年の長野オリンピック開催時にはイメージアップのため、「アルパインブルー」と「リフレッシュグリーン」の通称「長野色」にリニューアルしました。
登場当時はオレンジと緑の通称「湘南色」でしたが、その後白色と緑色の通称「旧長野色」に変更、更に1998年の長野オリンピック開催時にはイメージアップのため、「アルパインブルー」と「リフレッシュグリーン」の通称「長野色」にリニューアルしました。
③165・169系(急行アルプス、急行かいじ、急行こまがね、急行かわぐちなど)
165・169系は、かつて「急行アルプス」や「急行かいじ」「急行こまがね」「急行かわぐち」などに使用される急行型電車として登場しました。
④183・189系(特急あずさ号、特急かいじ号)
183系、189系は特急型車両です。松本運転所では、主に「特急あずさ」や「特急かいじ」号などとして活躍。
元々はクリーム色に赤色塗装の「通称:国鉄色」でしたが、1987年から一部の車両にグレードアップ改造がされ、それに伴い白地に緑色と赤色の帯をまとった「通称:グレードアップあずさ色」に外装が変更されました。
その後、白地に薄ピンクと水色の「通称:あずさ色」に外装が変更されました。
元々はクリーム色に赤色塗装の「通称:国鉄色」でしたが、1987年から一部の車両にグレードアップ改造がされ、それに伴い白地に緑色と赤色の帯をまとった「通称:グレードアップあずさ色」に外装が変更されました。
その後、白地に薄ピンクと水色の「通称:あずさ色」に外装が変更されました。
⑤クモヤ143形
クモヤ143形は、それまで主流であったクモハ90形の置き換え車両として、登場した事業用車両です。
松本車両センターでは主に篠ノ井線の霜取り運用や牽引車で使用されていました。
松本車両センターでは主に篠ノ井線の霜取り運用や牽引車で使用されていました。
⑥E351系(特急スーパーあずさ号、中央ライナー号など)
E351系は、それまで中央線特急として主力であった183系・189系の置き換えと高速化を目的に登場した特急型車両です。
外観はそれまでの183系・189系とは大きく代わり、ベージュをベースに紫色の塗装に変更されています。
高速化のため、最高速度が130km/hに引き上げられたほか、JR東日本では初めてとなる自然振り子装置が採用され、曲線の多い中央本線でのスピードアップが可能になりました。
E351系が導入された後も、183系や189系の置き換えは限定的でした。そのため、通常のあずさ号とは表定速度が異なることから、高速化されたE351系を使用するあずさ号には「スーパーあずさ号」の名称が付けられていました。2018年3月に営業運転を終了しました。
外観はそれまでの183系・189系とは大きく代わり、ベージュをベースに紫色の塗装に変更されています。
高速化のため、最高速度が130km/hに引き上げられたほか、JR東日本では初めてとなる自然振り子装置が採用され、曲線の多い中央本線でのスピードアップが可能になりました。
E351系が導入された後も、183系や189系の置き換えは限定的でした。そのため、通常のあずさ号とは表定速度が異なることから、高速化されたE351系を使用するあずさ号には「スーパーあずさ号」の名称が付けられていました。2018年3月に営業運転を終了しました。
⑦E257系(特急あずさ号、特急かいじ号、中央ライナー号、青梅ライナー号など)
E257系は、E351系とともにそれまで中央線特急として主力であった183系・189系の置き換えを目的に2001年に登場した特急型車両です。
低重心化のため、空調装置などの屋根上機器を床下に搭載しており、屋根上がすっきりしているのが特徴です。外観や車内の座席の柄は、武田菱をモチーフにしており、それぞれの色で四季の彩を表現しています。9号車には喫煙用のフリースペースが設けられていましたが、2007年の特急列車完全禁煙化に伴って、禁煙のフリースペースとして開放されました。
2017年12月からE353系による置き換えが始まり、2019年3月に定期営業運転を終了しました。定期営業運転終了後は、東海道線特急「踊り子号」向けや波動用として改造され、転用されました。
低重心化のため、空調装置などの屋根上機器を床下に搭載しており、屋根上がすっきりしているのが特徴です。外観や車内の座席の柄は、武田菱をモチーフにしており、それぞれの色で四季の彩を表現しています。9号車には喫煙用のフリースペースが設けられていましたが、2007年の特急列車完全禁煙化に伴って、禁煙のフリースペースとして開放されました。
2017年12月からE353系による置き換えが始まり、2019年3月に定期営業運転を終了しました。定期営業運転終了後は、東海道線特急「踊り子号」向けや波動用として改造され、転用されました。
松本車両センターの関連動画
中央線特急E353系かいじ前面展望 八王子~甲府(八王子統括センター制作)
松本車両センターに所属するE353系の特急かいじ号の前面展望動画です。
中央本線は曲線や勾配が多い事が特徴で、途中高尾駅から山間部に入り、車体傾斜装置を使って車体を傾けて高速で曲線を走行していきます。
勝沼ぶどう郷駅を過ぎると、進行方向左側には甲府盆地が見えてきます。普段は中々見ることの出来ない、貴重な特急列車の前面展望動画をどうぞお楽しみください!
中央本線は曲線や勾配が多い事が特徴で、途中高尾駅から山間部に入り、車体傾斜装置を使って車体を傾けて高速で曲線を走行していきます。
勝沼ぶどう郷駅を過ぎると、進行方向左側には甲府盆地が見えてきます。普段は中々見ることの出来ない、貴重な特急列車の前面展望動画をどうぞお楽しみください!
これまで松本車両センターで開催されたイベント
①乗務員体験ツアーin松本統括センター
2024年6月29日(土)、30日(日)に松本車両センター構内にて、特急あずさ号の車両 (E353系)や大糸線・篠ノ井線で運転している車両(E127系)を現役運転士の指導のもと走らせる運転体験イベントが行われました。
実際の車両の運転のほかにも、乗務員が訓練で使用しているシミュレータ装置を使った運転士や車掌の体験も行われました。
実際の車両の運転のほかにも、乗務員が訓練で使用しているシミュレータ装置を使った運転士や車掌の体験も行われました。
②親子限定!!あずさ号乗務員体験ツアー
2022年6月29日(土)、30日(日)に松本車両センターおよび松本運輸区において、親子向け乗務員体験ツアーが行われました。
普段、特急あずさ号に乗務している現役の運転士と車掌がお仕事をご案内する特別なツアーで、普段は入ることができない特急あずさ号の運転席での記念撮影や車内アナウンス、ドアの開閉操作、きっぷの発売体験、訓練で使用しているシミュレータ装置での運転士・車掌体験が体験など、盛りだくさんの内容で行われました。
普段、特急あずさ号に乗務している現役の運転士と車掌がお仕事をご案内する特別なツアーで、普段は入ることができない特急あずさ号の運転席での記念撮影や車内アナウンス、ドアの開閉操作、きっぷの発売体験、訓練で使用しているシミュレータ装置での運転士・車掌体験が体験など、盛りだくさんの内容で行われました。
松本車両センターで実施されるイベントに参加するには?
① JRE MALLチケット JR東日本長野支社店のイベントをチェック
JRE MALLチケット JR東日本長野支社店では、松本車両センターをはじめ、長野県・山梨県エリアで開催しているJR東日本のイベントを販売しています。不定期で開催していますので、こまめにチェックしてみてくださいね!
② JRE MALLふるさと納税 JR東日本オリジナル返礼品をチェック
鉄道にまつわる貴重な体験やグッズなど、JR東日本ならではのオリジナル返礼品が勢ぞろい!
駅長や車両メンテナンスなどのお仕事体験や、鉄道古物を使用した、鉄道好きにはたまらない一点もののグッズなど、 オリジナリティ溢れる返礼品を是非ご覧ください♪
※時期により、取り扱い返礼品が異なります。
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※時期により、取り扱い返礼品が異なります。
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