更新日: 2024年11月20日

数を減らす横須賀線・総武快速線E217系の運転体験鉄道イベントが鎌倉車両センターで開催!

2024年8月25日(日)にJR東日本鎌倉車両センター(神奈川県鎌倉市)で、横須賀線・総武快速線等で活躍するE217系の運転体験鉄道イベントを開催します。E235系への置換えが進むE217系は、今年で30周年を迎えます。30周年を記念し、数少なくなったE217系を運転操縦するプレミアムな体験会です。憧れのE217系を、あなたの手で運転してみませんか?この記事では、E217系の歴史を振り返るとともに、E217系運転体験鉄道イベントについてご紹介します。

E217系とは?

総武快速線をゆくE217系Y-111編成(2007年撮影)
▲ 総武快速線をゆくE217系Y-111編成(2007年撮影)
E217系は、横須賀線・総武快速線などで運用されていた国鉄時代製造の113系の老朽化に伴う置き換えならびに、通勤通学による混雑緩和を目的に1994年から製造された車両です。
従来の鋼鉄製電車から軽量ステンレス製車体となり、省エネルギーかつ保守費用軽減に配慮された車両となりました。

製造時期により異なるE217系の構造

東京駅に停車中のE217系Y-16編成(2006年撮影)
▲ 東京駅に停車しているのE217系Y-16編成(2006年撮影)
E217系は、製造時期により車内ボックス席の構造や握り棒の有無、車内トイレの大型化、貫通扉から非常時脱出機能が廃止など、細かい変化があります。
E217系を愛する鉄道ファンにとっては撮り鉄、乗り鉄、そして編成の差異を再現する模型鉄のしがいのある車両になっています。

押さえておきたいE217系の車内構造①普通車

E217系のロングシート
▲ E217系のロングシートの座席
E217系の普通車車内は、オールロングシートの車両とボックス席を設置した車両を連結しており、客室窓を大型化したことで従来の113系と比較し開放的な車内環境空間となっています。海沿いの車窓を眺めるのにピッタリですね。
E217系のボックス席
▲ E217系のボックス席
113系に設置されていたボックス席をE217系では踏襲し、一部の車両にボックス席が設置されました。
E217系のボックス席の構造は、のちに登場するE231系、E233系などのボックス席の構造に踏襲されています。ボックス席は休日のお出かけの際に旅情が出ていいですね。

押さえておきたいE217系の車内構造②グリーン車

E217系のグリーン車2階の車内
▲ E217系のグリーン車2階の車内
E217系のグリーン車は、113系・211系に連結されていた2階建てグリーン車の構造を踏襲した2階建て構造となっています。
2階の座席モケットの色は青系統の色で、2階からは遠くの車窓まで楽しむことができます。
E217系のグリーン車1階の車内
▲ E217系のグリーン車1階の車内
グリーン車の1階には、読書灯が設置されているほか、座席モケットの色が赤系統の色になっているのが特徴です。2階と比べると少し落ち着いた雰囲気になっています。
E217系グリーン車平屋の車内
▲ E217系グリーン車平屋の車内
グリーン車の端部となる平屋は、座席モケットの色は1階と同じく赤系統の色が採用され、座席頭上には荷物棚が設置されています。
車内とデッキを仕切る自動扉には木目調の化粧板がデザインされ、都心と湘南エリアを結ぶ横須賀線車両の伝統的なグリーン車である風格を感じます。

気になるE217系の運用範囲は?

ローカル区間では編成の分割を行い、付属編成のみでの運用もあります。
▲ ローカル区間では編成の分割を行い、付属編成のみでの運用もあります。
横須賀線・総武快速線を中心に、各線区で運用を行っています。
・横須賀線・総武快速線久里浜駅~千葉駅間
・内房線蘇我駅~君津駅間
・外房線千葉駅~上総一ノ宮駅間
・総武本線千葉駅~成東駅間
・成田線佐倉駅~成田空港駅・香取駅間
・鹿島線香取駅~鹿島神宮駅間
など

少しずつE235系への置き換えが進み、E217系を見かける機会も少なくなりました。なんだか寂しく感じますね。
関連記事:運用を減らすE217系を湘南色に再現!湘南色の3車種を並べた撮影会イベントを開催!

「現役運転士が教える!E217系運転操縦体験会」が開催!

現役運転士が教える!E217系運転操縦体験会!イメージ
▲ 現役運転士が教える!E217系運転操縦体験会!イメージ(引用元:https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a003/a003-0007yk)
2024年8月25日(日)にJR東日本鎌倉車両センター(神奈川県鎌倉市)で横須賀線・総武快速線等で活躍するE217系の運転体験鉄道イベントを開催します。
E235系への置換えが進むE217系は、今年で30周年を迎えます。30周年を記念し、数少なくなったE217系を運転操縦するプレミアムな体験会になっています。憧れのE217系を、あなたの手で運転してみませんか?

ここからはイベントのオススメポイントをご紹介!

オススメポイント① E217系4両編成を運転できる!

E217系4両編成イメージ
▲ E217系4両編成イメージ(引用元:https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a003/a003-0007yk)
普段、横須賀線・総武快速線等で運用されているE217系の4両編成を運転体験ができます。
80mの編成を自分の手で運転できるのはたまらないですね!

オススメポイント② パンタグラフの上昇から体験ができる!

E217系運転台イメージ
▲ E217系運転台イメージ(引用元:https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a003/a003-0007yk)
E217系の運転体験を行うにあたり、本物の運転士と同じく、お客さまご自身で車両のパンタグラフ上昇から、運転まで行うことができます。
パンタグラフを上昇させて電車を活かすことは普段はできないことなので、この体験も貴重ですね!

オススメポイント③ 片道約200mを3回運転できる!

E217系運転会場イメージ
▲ E217系運転会場イメージ(引用元:https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a003/a003-0007yk)
運転体験は、鎌倉車両センター構内の線路を片道約200mを3回、速度10km/h以下での運転を予定しています。
合計600mの距離を運転できるのも魅力的ですね!

オススメポイント④ 運転体験終了後に運転した相棒の車両と記念撮影

E217系イメージ
運転体験終了後、運転の操縦を行った相棒である車両と記念撮影が可能です。
撮影した写真は一生の宝物になりますね!

「現役運転士が教える!E217系運転操縦体験会」の参加申し込み方法

「現役運転士が教える!E217系運転操縦体験会」は、2024年7月26日(金)12:00よりJRE MALLチケットから購入することが出来ます。
E217系運転体験イメージ
▲ E217系運転体験イメージ(引用元:https://event.jreast.co.jp/activity/detail/a003/a003-0007yk)
■イベント名
現役運転士が教える!E217系運転操縦体験会!
■日時
2024年8月25日(日)
・午前の部 09:30~12:00 
・午後の部 13:30~16:00
※集合時刻から解散時刻まで(予定)
■開催場所
鎌倉車両センター(最寄り駅:東海道線大船駅 バス停:長島バス停)
■対象
20歳以上
■参加費用
50,000円(税込)
■募集人数
各回2名
※定員に達し次第、販売終了
2024年夏は、数を減らすE217系の運転体験をしてみませんか?
皆さまのお越しをお待ちしております!
イベントの参加は以下のリンクからお申し込みください♪
▶ 現役運転士が教える!E217系運転操縦体験会! 申し込みはこちら

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