浅草三社祭2025！日程・見どころ・アクセス・混雑回避術を解説

毎年5月、東京・浅草が熱気に包まれる3日間、それが「浅草三社祭（あさくささんじゃまつり）」です。江戸時代から続くこの勇壮な祭りは、日本を代表する祭りの一つとして国内外から多くの観光客が訪れます。威勢の良い掛け声とともに担がれる大小様々な神輿、活気あふれる屋台、そして下町の情緒が一体となり、訪れる人々を魅了します。

2025年も、例年通り盛大な開催が期待される浅草三社祭。この記事では、浅草三社祭2025を最大限に楽しむための情報を余すところなくお届けします！日程や見どころ、アクセス方法はもちろん、混雑を避けるコツや周辺のおすすめスポットまで、これを読めばあなたも三社祭マスターになれること間違いなしです。さあ、江戸の粋と熱気を体感しに、浅草へ出かけましょう！

【浅草三社祭2025の日程】
〇5月15日(木)
-19：00：本社神輿神霊入れの儀（浅草神社社殿・神輿庫）

〇5月16日(金)
-13：00：大行列（東京浅草組合前出発 東廻り）
-14：20：びんざさら舞奉納（浅草神社社殿）
-15：00：びんざさら舞奉納（浅草神社神楽殿）

〇5月17日(土)
-10：00：例大祭式典斎行（浅草神社社殿前）
-12：00：町内神輿連合渡御（浅草神社境内・浅草寺境内）
-15：00：子供宮神輿「子之宮」渡御（浅草神社境内）
-17：00：巫女舞奉奏（浅草神社神楽殿）
-連合渡御終了後～夜：各町に戻った町会神輿の渡御（各町会など浅草の街）

〇5月18日(日)
-04：00：本社神輿庫出し清祓いの儀（浅草神社神輿庫）
-04：15：本社神輿庫出し（浅草神社神輿庫）
-05：25：本社神輿神幸祭（浅草神社境内）
-05：45：本社神輿発進式（浅草神社境内）
-05：30：本社神輿担ぎ出し（浅草神社境内）
-07：00：本社神輿宮出し（浅草神社境内・浅草寺境内）
-08：00：本社神輿各町渡御
-14：00：巫女舞奉奏（浅草神社神楽殿）
-15：00：奉納舞踊（浅草神社神楽殿）
-16：00：太鼓奉演（浅草神社神楽殿）
-18：30：本社神輿宮入り（浅草神社境内・浅草寺境内）
-19：00：本社神輿神霊返しの儀（浅草神社社殿・神輿庫）

浅草三社祭には、見逃せない迫力満点の見どころがたくさんあります！

三社祭の主役ともいえるのが、浅草神社の本社神輿三基（一之宮、二之宮、三之宮）です。この三基の神輿が、氏子たちの手によって浅草の町々を練り歩く様は圧巻の一言。特に、日曜日の早朝に行われる「宮出し」と、夕刻の「宮入り」は、担ぎ手たちの熱気と興奮が最高潮に達し、一見の価値ありです。神輿が激しく揺さぶられる「魂振り（たまふり）」は、神様の力を高め、豊作や疫病退散を願うものと言われています。

土曜日に行われる町内神輿連合渡御では、浅草氏子四十四ヶ町の町内神輿、約100基が浅草寺本堂裏広場に集結し、一基ずつお祓いを受けた後、浅草の町へ繰り出します。様々なデザインや大きさの神輿が一堂に会する光景は壮観で、担ぎ手たちの威勢の良い掛け声とともに、祭りの雰囲気を盛り上げます。お気に入りの神輿を見つけるのも楽しみの一つです。

「びんざさら」という楽器を使った田楽舞で、国の重要無形民俗文化財にも指定されています。五穀豊穣や子孫繁栄を祈願するこの舞は、神輿の勇壮さとは対照的に、古式ゆかしい優雅な雰囲気が漂います。金曜日の大行列や土曜日の夕刻などに浅草神社の神楽殿で奉納されます。

浅草寺周辺や仲見世通り、各町内には数多くの屋台や露店が立ち並びます。定番のたこ焼きや焼きそばから、地元浅草のグルメ、お祭りならではの珍しい食べ物まで、目移りしてしまうほど。神輿見物の合間に、美味しいものを味わうのも三社祭の大きな楽しみです。

浅草三社祭おでかけは、近隣の駐車場混雑・渋滞が予想され、各スポットでの交通規制が行われるため、電車でのアクセスがおすすめです。

【電車でのアクセス】
東京メトロ銀座線「浅草駅」
都営浅草線「浅草駅」
東武スカイツリーライン「浅草駅」
つくばエクスプレス「浅草駅」

浅草三社祭には毎年200万人近くの方が訪れます。2025年の浅草三社祭でもたくさんの方のおでかけが予想されますが、混雑を避けるためのぽポイントをご紹介します。

【早朝や午前中を狙う】
特に日曜日の本社神輿渡御は非常に混雑します。宮出しの時間帯（早朝）や、神輿が各町を回っている午前中などは、比較的見物しやすい場合があります。

【メイン通りを少し外れる】
雷門通りや仲見世通りといったメインストリートは大変な混雑になります。少し脇道に入ると、意外と神輿を間近で見られるチャンスがあるかもしれません。

【金曜日・土曜日をメインに】 日曜日の本社神輿渡御が最も有名で混雑しますが、金曜日の大行列やびんざさら舞、土曜日の町内神輿連合渡御も見ごたえがあります。比較的、日曜よりは人出が落ち着いている傾向にあります。

浅草三社祭では祭りの熱気が伝わる、ライブ中継行うようです。ぜひ、おでかけの参考にしてください！

浅草三社祭は700年以上の歴史を持つお祭りです。その起源は飛鳥時代、漁師の檜前浜成・竹成兄弟が隅田川から観音様を発見したことに遡ります。この観音様を郷土の文化人・土師真中知が祀り、浅草寺の始まりとなりました。そして、この三人を「三社様」として祀ったのが浅草神社の起源であり、三社祭の由来です。

鎌倉時代から祭礼が行われ、江戸時代には徳川幕府の庇護のもと、神輿が町を練り歩く現在の勇壮な祭りの形が定着しました。江戸の粋と活気を今に伝え、地域の人々の強い絆によって大切に受け継がれている、東京を代表する祭りです。

700年以上の歴史と伝統を受け継ぎ、江戸の粋と活気が爆発する浅草三社祭。2025年も、街全体が一体となるあの熱狂が浅草にやってきます。

勇壮な神輿渡御の迫力を間近で感じ、威勢の良い掛け声に心を躍らせ、下町の温かい人情に触れる。五感をフルに使って、2025年の浅草三社祭でしか味わえない感動を胸に刻んでください。