歌舞伎を支えるおしごと体験！日本伝統文化が学べる小学生親子向けイベント！

歌舞伎のリアルを演出するうえで、なくてはならない重要な役割を担っているのが「小道具」！今回は実際に舞台で使われている小道具に触れたり、自分たちで手作りするワークショップに挑戦していただきます。小学生のお子様と親子一緒に、楽しく日本の伝統文化を体験し、学んでみませんか？

「学校の勉強が分かる！面白くなる！」おしごと体験学習を提供するJR東日本と、歌舞伎をはじめとする総合エンタテインメント企業の「松竹株式会社」がコラボし、親子で学べるおしごと体験学習「ことむすび」のイベントを歌舞伎の殿堂・歌舞伎座からほど近い東劇ビルにて2025年4月20日（日）に開催します。

イベント当日は、日本文化の発展継承に取り組む「松竹株式会社」と歌舞伎の小道具を一手に担う「藤浪小道具株式会社」がともにお届けいたします！

■日時：2025年4月20日（日）9:30～、12:30～、15:30～（各回2時間）
■場所：東劇ビル 東京都中央区築地4-1-1
■交通：日比谷線・都営浅草線「東銀座」駅より徒歩2分
■対象：小学生（1～6年生）とその保護者
■参加費：親子1組2名8,800円（税込）
■内容
・座学：「エンタテインメント性あふれる歌舞伎の歴史を学ぼう！」「これも小道具？歌舞伎のリアルを演出する小道具を学ぼう！」
・体験：「歌舞伎の小道具に乗って鳴らして体験してみよう！」「舞台でも使われる本物の小道具を作ってみよう！」

【学習指導要領】
■小6社会「我が国の歴史上の主な事象」
歌舞伎や浮世絵、国学や蘭学を手掛かりに、町人の文化が栄え新しい学問がおこったことを理解すること
■小1～6道徳「伝統と文化の尊重、国や郷土を愛する態度」

※学年関係なくお楽しみいただける楽しめる内容になっておりますので、低学年のお子さまも安心してお越しください！

歌舞伎の歴史はなんと400年以上あります！歌舞伎のルーツは、16世紀末頃に南蛮貿易でポルトガルやスペインから日本に持ち込まれた洋服や装飾品などを取り込んだ奇抜なファッションが京都で流行し、そういった人々や行動が「かぶき者」と呼ばれるようになりました。その「かぶき者」と同様の最先端の衣裳を身にまとい、これまでにない斬新な見世物として「かぶき踊り」が17世紀初頭に誕生しました。既存の考えやしきたりにとらわれずにその時代の流行を取り入れ人々を楽しませることは、歌舞伎が受け継いできた精神となっています。

歌舞伎は、音楽・踊り・芝居の3要素で楽しませることを追求し、一つの総合芸術にまで磨き上げてきました。各時代の観客の趣味嗜好を反映し、楽しませるための工夫や努力を重ね、今現在の集大成が目の前の舞台に広がっている。それが歌舞伎なのです！

また、今年の大河ドラマの主人公・蔦屋重三郎は江戸時代の歌舞伎と深く結びついており、江戸時代中期に彼がプロデュースした浮世絵を通じて歌舞伎役者が庶民の憧れとなるなど、日本の文化に大きな影響を与えています。

歌舞伎で使われる小道具は精巧に作られており、歌舞伎のリアルを演出する重要な役割を担っています。例えば「扇」一つを取ってみても、役柄や場面によって様々な種類を使い分けています。そして観客から見えるところはもちろん、見えない細部までこだわりが詰まっています。

また、歌舞伎の小道具で扱う『物』の範囲はとても広範囲です。一つの演目で準備する小道具は多いもので600～1000アイテム以上という場合もあります。鎧や刀などの所持品や家具はもちろん、駕籠・輿などの乗り物、さらには動物やヒトダマまで、ありとあらゆる物が小道具となって舞台のリアルを作り出します！

こどもたちが寺子屋で勉強する際に学習帳（ノート）として使用されていた「手習草紙」を製作しましょう！大河ドラマでも蔦屋重三郎が初めて出版した本の製作場面で、この「和綴じ」の製法が登場していたように、当時の本や帳面、ノートなど、様々なものが和綴じで作られていました。

今回のワークショップでは、実際の歌舞伎の小道具にも使われている「和綴じ」に挑戦していただき、メモ帳としてもご活用いただけるオリジナル歌舞伎小道具を作成いただきます。さらに、歌舞伎の舞台でヒラヒラと舞い踊る小道具の「蝶々」の製作も体験していただきます。「世界に一つだけのオリジナル歌舞伎小道具」作りをご体験ください！

江戸時代に使用されていたさまざまな乗り物体験や江戸時代の風情を感じる音づくり体験など、江戸時代の人たちの知恵と工夫がつまった「江戸の最先端」体験を通じて江戸の雰囲気を楽しんでみませんか。

乗ったり、鳴らしたり、実際に歌舞伎の舞台で使用される様々な小道具に触れることができ、小学生のお子様でもお楽しみいただけるワークショップを準備しています！また、写真撮影も可能となっていますので、お子さまとの思い出に残る写真をご撮影ください！

今回のイベントでは、歌舞伎が持つ本来のエンタテインメント性と日本伝統文化を体感していただくため、日本文化の発展継承に取り組む松竹株式会社と歌舞伎の小道具の伝統を担う藤浪小道具株式会社とともにイベントを開催いたします！

「ことむすび」とは、JR東日本が運営する「学校の勉強がわかる」おしごと体験学習イベントです。実際の仕事の現場でのリアルな体験と新学習指導要領に準拠した座学・解説を受けることができ、小学1年生～6年生を対象にしています。今回のワークショップ以外にも様々な体験を提供しています。ぜひイベントに参加しご体験ください。

【今回のコラボイベントについて】
松竹とJR東日本は、2024年11月18日に包括業務提携を締結し、「文化の力」のアップデートによる心豊かで活力のある社会の実現を目指しています。
今回のイベントは、その一環として小学生親子向けおしごと体験学習「ことむすび」とのコラボ企画として、歌舞伎を支えるおしごとのなかで「小道具」にフォーカスしたイベントを開催いたします！